えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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昨日、8月16日がRobert Johnsonの誕生日だったんだ。高校生のころ、Robert Johnsonの"King Of The Delta Blues Singers"を聴いて、衝撃を受けて、常にこのミシシッピの放浪するブルースがぼくの頭から去ったことはない。その後、"King Of The Delta Blues Singers Vol.Ⅱ"も買って、高校生のぼくは、毎日、日本語の訳詞を見ながら、聴いていたものです。

Robert Johnsonは29曲の歌を(レコーディングされた記録として)残した。そうか、ぼくはあのブルーズ・マンより1曲多い30曲を残すぞ。







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よく思い出したように2枚のアンプラグドのアルバムを聴いてしまう。大好きなのです。

ほとんどピンでやって、この豊かな空気感と世界観はすごい。山口冨士夫の"PRIVATE CASSETTE"とJoao Gilbertoの所謂"Aguas de Marco"と呼ばれているアルバム、日本語では「三月の水」です。

あこがれてしまうんだな。いつか、自分のギターとヴォーカルでこんなアルバムを作ろうと思って、そんでさ、おいらいつでもちゃくちゃく準備しているってフジオちゃんみたいに歌ってしまう。

ブラジルと日本、ボサ・ノヴァとロックンロール、ふたりに共通するのはグルーヴするリズムと歌心。それから、Joao Gilbertoのバックでひかえめにパーカッションを鳴らすSonny Carrもすばらしいけれど、山口冨士夫のバックで聞こえるチコ・ヒゲのボンゴも最高です。






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酒浸りになり、レコーディング・スタジオに来なくなっていたギャビーがもどってきた。そんな喜びと楽しさがたくさん音になって、さわいでいる、そんなアルバムです。

ギャビー・パヒヌイのヴォーカルとギター、エディー・カマエとモア・ケアレのウクレレ、ジョー・マーシャルのベース、デヴィッド・ロジャースのスティール・ギター、巨匠が五人もそろって、みんなでごきげんなパーティーをしています。

そして、そんな歌と楽器の音のまにまに、海の潮の満ち引きのさざなみも聞こえてくるようでもあるのです。音楽の不思議。

ハワイの音楽を何か一枚と問われると、ぼくはこのハッピーなアルバムをさし出そう。





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あまりにも世の中がすさんでしまったような気がして、最近はとても憂鬱で、その憂鬱がぬけません。ぼくのまわりにも、遠い海の向こうにもいい人だってたくさんいるのは、わかっているのだけど、誰かの粗野な呪いのどなり声すら聞こえてくるみたいで、気がめいります。

羅針盤のように北と南を指ししめしてくれるような音楽が聴きたくて、1970年のジョン・レノンのソロ・アルバムをCDプレイヤーのターン・テーブルにのせました。ジョン・レノンってさ、女を殴っていたティーン・エイジャーでさ、それが、世界一やさしい男になったという気もするのです。

このアルバムの中から"Isolation"を意訳してみました。

♪♪♪
人びとはぼくたちがうまくやっているというけれど
ぼくたちがきみをこんな怖がっているのを知らないのだろうか?
そう、孤立しているよ

ぼくたちは一人になるのが怖い
誰もが家に帰らなきゃいけない
そう、孤立している

小さな男の子と小さな女の子だけが
この大きな世界を変えようとしている
彼らも孤立している

世界は小さな町で
誰もがぼくたちの気を滅入らせる
だから、孤立しているよ

おまえににわかって欲しいなんて望まない
おまえははおれに大きな痛みをくれた、何度でも
けれども、それでもおまえは責められはしない
なぜなら、おまえは人間らしくて、ひとつの狂気の犠牲者だ

ぼくたちはみんなが怖い
太陽が怖い
孤立している

太陽は消えないだろう
けれど、世界は数年ももたないかもしれない
孤立♪♪♪



そして、希望に一筋も欲しくて、同じアルバムから"Hold On"を意訳してみました。

♪♪♪
もちこらえろよ、ジョン、ジョン、もちこたえろ
うまくいくさ
おまえは戦いに勝つんだ

もちこたえろよ、ヨーコ、ヨーコ、もちこたえろ
うまくいくさ
飛べるんだ

おまえがおまえ自身の時
ほかの誰でもない時
自分に言ってみるだけでいい
がんばれって

もちこたえろ、世界、世界よ、もちこたえろ
うまくいくさ
希望が見えるんだ

おまえが一つの時
ほんとうに一つになる時
いままでになかったようなことも
できるようになるさ
だから、もちこたえろ♪♪♪



ラストにこの"Look At Me"も意訳してみたのです。

♪♪♪
ぼくを見て
ぼくがどうなればいい?
ぼくがどうなればいい?
ぼくを見て
ぼくがどうなればいい?
ぼくがどうなればいい?
ぼくを見て
愛おしい人、愛おしい人

ぼくはここにいる
ぼくはどうすればいい?
ぼくはどうすればいい?
ぼくを見て
ぼくがどうなればいい?
ぼくがどうなればいい?
ぼくはここにいる
愛おしい人、愛おしい人
ぼくはここにいる
愛おしい人、愛おしい人
ぼくを見て、お願いだからぼくを見て、愛おしい人
ぼくはここにいる、愛おしい人

ぼくは誰?
だれも知らなくても、ぼくだけが知っている
だれも知らなくても、ぼくだけが知っている
ぼくは誰?
誰もわからない
きみとぼくにしか
ぼくたちは誰?
愛おしい人、愛おしい人♪♪♪



では、おやすみZZZzzz.....









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これは、"Be Bop"と呼ばれる、のちに"Modern Jazz"となる新しいジャズとそのギター奏法が生まれつつある、その瞬間の真夜中のセッションに立ち会うことのできる名盤です。

ここでのチャーリー・クリスチャンの自由に解き放たれたフレーズのギターを聴いていると、チャー―リー・パーカーでもディジー・ガレスピーでもセロニアス・モンクでもなく、この翌年に25歳で天国に召されてしまうギタリストが、ビ・バップを発明したのではないかと思ってしまう。

そして、ハイライトはホギー・カーマイケルのスウィング期のぼくの大好きな美しい名曲の二つのバージョン、"Stardust"と"Stardust Ⅱ"なのです。







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最近、「はらいそ 細野晴臣&イエロー・マジック・バンド」をよく聴いています。トロピカルル三部作のラストを飾る名盤です。片足を冥界に入れたような、それでいて明るい摩訶不思議なポップ・ミュージックです。

後の細野さんのインタビューを読むと、サイケデリック時代のバッド・トリップの後遺症や人生のトラブルからのセラピーとしてこのアルバムを作ったように思うと述べられておりました。横尾忠則によるジャケットのコラージュは、細野さん曰く、曼荼羅だそうです。この人は飄々としていそうで、人生で何度か地獄を見た人ではありますまいか。

今、聴くと「東京ラッシュ」に始まり、「四面道歌」、「ファム・ファタール~妖婦」、「シャンバラ通信」、「ウォーリー・ビーズ」に行き、「はらいそ」でしめくくるオリジナル曲の流れに細野さんの心模様が本当によくわかる気もするのです。その間に素敵なカバー曲もちりばめられていて、アルバムのラストはこんな言葉の歌でしめくくられています。

♪♪♪
いつか ぼくも街も黄昏
愛を待つ人のもとへ行く
アディオス フェアウェル サヨナラ♪♪♪

きっと、極彩色の地獄巡りから、やっと帰ってこれたんだね。まだまだ旅はつづくのだけど。







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チャック・ベリーが空の向こうに旅立ってしまった。

抜群にスィングしバウンスするリズム、かっこいいクールなサウンド、ロマンチック歌詞、最高ののミュジシャンです。

けれど、昔、「チャック・ベリー ヘイル!ヘイル!ロックンロール」を見て、映画館を出る時には、もちろん、ロックンローラーは聖人じゃないことは、よくわかっていたつもりなのだけど、憂鬱な気分にもなったのを思い出す。キース・リチャーズが真人間に見えました。

1stアルバム"After School Session"を聴くと、ロックンロールにとどまらず、ブルース、カリプソ、インストゥルメンタル、なんでもありだけど、すべて、ごきげんな夢の中のようで、とってもすてき。こんな歌も歌っていたんだよ、ということで"Havana Moon"を意訳してみました。そして、もちろん、Rock'n' Rollは永遠なのです。おやすみZZZzzz.....

♪♪♪
ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
ぼくはひとりぼっちでラム酒をあけた
そして、つったって、小舟が来るのを待っていた
なんて長い夜で、静かな船着き場
十二時なると小舟がやって来た
波はやさしくなり
月は低く、風は吹いていた

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
ぼくはひとりぼっちでラム酒をあけた
ずっと小舟が来るのを待っていた
アメリカの女の子が戻って来るぞ
ぼくたちは海を越え去って行く
ニューヨークの船着き場、高いビルディング
空の向こうわが家があるのさ

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
まだまだ、ひとりぼっち、もう一本、空けよう
小舟に乗ってあの娘がやってくるのを待ちながら
愛しておくれ、かわいく甘く
彼女はロックンロールを踊る、踊って歌う
彼女はぼくはきつく抱きしめる、ぼくのくちびるに触れ
ぼくは瞳を閉じて、心は漂い始める

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
まだまだ、ひとりぼっち、ラム酒をちょっと
小舟がやってくるよ
アメリカの女の子、彼女は嘘つきだ
まだだよって言って、さよならって言う

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
ねそべってひとりぼっち、ラム酒がおいしいな
眠たくなると、小舟がやって来る
女の子は夜明けまでそこにいて
なきべそをかいて、家にもどりたいって
汽笛が鳴り、ぼくは目を覚ます
すると、お日さまがのぼっていて、青い空だった
くつをはいて、とびあがり、走り始めた
小舟は夜明けに漂い
ハバナのお月さまも、ラム酒もどこかへ消えている
小舟も彼女を乗せて、まだ、愛しているよ
ハバナのお月さま、ハバナのお月さま♪♪♪








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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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