えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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なんか世間ではSam Cookeブームらしい。豪華なボックスセットが発売されたり、雑誌の特集やら、アルバムの再発でそう感じるのだが、さて、Sam Cookeこそ、ぼくがもっとも好きなシンガーなのであります。

このCookeブームに初めて何かを聞きたいと思った人に何を薦めればよいのだろうかと思案し、あまりにも直球で王道な選択でもあるのですが、"the BEST of SAM COOKE"だろうと思った次第です。ぼくにとっては耳にたこができるほど、何度でも聴いた曲と歌が並んでおりますが、ラストの"Bring It On Home To Me"に向かってソウル・ミュージックの発明に突き進むSamの短いが濃いい音楽人生が通り過ぎていくかのようです。なんと、ガーシュインの"Summertime"以外は、このアルバムに収録されている全ての曲がSamのオリジナルであることにも気づきもした。元祖自分で作って歌うシンガーでもあったのだね。

ポップミュージックからゴスペルまで、ぼくはSamが歌えば何でも好きなのですが、それは、Samの歌声にこの二人といないシンガーの生まれ故郷であるところのミシシッピの真夜中にブルーズを歌う梟のような清冽でやさしい何かを感じるからかもしれない。









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やっぱオーティスはいい。オーティス・クレイもいいけど、ここではオーティス・レディングのことです。オーティスのファースト・アルバム"Pain In My Heart"を聴いている。こんな切ない歌はいつ聴いても初めてなのさ。オーティスじゃなきゃ、こんな歌をこんなには歌えないさ。オーティスの心の声が歌って、MGSが奏でて、ママにすがりつく子どもみたく泣いているよ。








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CCRというアメリカのロックバンドがかつてあって、CCRというのは略称で、本当の名前をCreedence Clearwater Revivalという。すごいバンド名だといつも思う。辞書に載っていない単語"creedence"とは"credence"かもしれず、だとするならば、"Creedence Clearwater Revival"とは「信任・清水・復活」というような意味で、アメリカの南部の地下水脈に息づいて死なないある文化やら伝統を表しているのだろうか? その意味は逃亡してきた清教徒と奴隷というようなことかもしれない。

さて、そのCreedence Clearwater Revivalだけど、7枚のスタジオ・アルバムを発表して、1972年に解散してしまうのだけど、ぼくが最も好きなアルバムは1968年のデビューアルバムのタイトルにバンド名を冠した"Creedence Clearwater Revival"です。このアルバム、ブルージーでサイケデリックでフリーにジャムっている空気もある。むさくるしく熱っぽい中に、ひんやりとした磨かれた鋼鉄のような美しさも光っているようなのです。











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"SAM COOKE The Keen Records Story"という3枚組のCDを980円で買って、よく聴いているのですが、これはサム・クックのKeenレーベルに残した音源集で3枚組の3枚目が特に気にいっています。

ゴスペルからポップ・ミュージックに変わったその後のソウル・ミュージックが始まる前の未明のブルーで甘いフィーリングが何とも切なく胸に迫ります。聴いていると古いジューク・ボックスからフィフティーズのラジオが流れてきているみたいで、ノスタルジックな気分にもひたってしまう。そして、この3枚組の3枚目は"Hit Kit"というアルバムの中の全曲と4曲のボーナス・トラックとなっていて、この"Hit Kit"というアルバムはソウル・ミュージックのまさに未明で、お日さまが昇る前の静けさの美しさすら感じてしまう。










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クリスマスの朝、クリスチャンでもないぼくが、なぜかゴスペルを聴きたくなり、まずターン・テーブルに乗ったのが、シカゴの名門インディーレーベルから出された"The Original Five Blind Boys Of Mississippi"なのでした。サム・クックが自分の歌い方に迷った時、このFive Blind Boys Of Mississippiのレコードを聴いていたそうだ。メインボーカル、Archie Brownleeのどこかブルーズも感じさせる歌は、敬虔な熱さでイエス・キリストを求めて泣き叫び始めてしまう。Archieの短い生涯の最晩年の録音のこのアルバムは、バンド演奏と一体となった四声のコーラスが大地のようにしっかりとリードボーカルを支え、歌が天に昇っていく。このアルバムに入っているL. Woodard作のぼくの大好きな"Oh Why"を訳してみます。Amen!

どうして、星は夜、輝くのだろう
どうして、月は輝きつづけているのだろう
どうしてかは、神が定めたことだからです

どうして、私は福音の歌をうたうのだろう
どうして、そのとき、わたしの心が強く感じられるのだろう
どうしてかは、神が定めたことだからです

私の守護天使が翼を広げ
夜、私のベッドにやって来る
平和と休息を与えてくださり
朝、明るく日が昇れば
目覚めさせていただける

どうして、彼は私の心を自由にしてくれたのだろう
どうして、彼はあなたや私のために死んだのだろう
どうしてかは、神が定めたことだからです

私の守護天使が翼を広げ
夜、私のベッドにやって来る
平和と休息を与えてくださり
朝、明るく日が昇れば
目覚めさせていただける

どうして、彼は私の心を自由にしてくれたのだろう
どうして、彼はあなたや私のために死んだのだろう
どうしてかは、神が定めたことだからです

どうしてかは、神が定めたことだからです












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Irma Thomasのライブをビルボードライブ東京で見たのだけど、とても良くて、楽しかったです。彼女のことをWikipediaで調べてみると、女性に年齢は失礼ですが、シンガーとしてはありえるだろうとも思い、70歳なのを発見しました。その彼女の紹介したい1960年代の録音のアルバム"Time Is on My Side"があるのだけど、今の彼女の歌う歌が1960年代のあのころと比べて、全く衰えていないどころか、深みをました上で、あのアメリカ南部の不思議な街、ニューオーリンズのマジックのようにキラキラと輝いていた、そんなライブでした。

最近もコンスタントにアルバムを発表しつづけている本当の今を生きて歌うシンガーであるIrmaですが、今回、紹介するこのアルバム"Time Is on My Side"はニューオーリンズの音楽の才人Allen Toussaintがアレンジし、バックを演奏する、ソウル・ミュージックが生まれ育った1960年代という時代とニューオーリンズという音楽の街とそこに居合わせたグレートなシンガーとバンドマンたちが産み出した奇跡のような音楽集なのです。ジャケットもかわいくて、雰囲気あって、いいです。

ローリングストーンズもカバーした名曲"Time Is on My Side"にあやかれば、果報は寝て待て、時が味方。







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この前こ、本当に久しぶりに再会した友だちと、地元の相模大野のスタジオに入って、音を出して遊びました。友だちはピアニストなんだけど、ぼくの最近作った曲「ガーデン・オブ・ラブ」を弾いてもらったのだけど、いまいちしっくりこない。ぼくはちょっとレゲエ調というか、ロックステディーっぽくやりたかかったのだけど、しっくりこなかったのです。そこで、思い出したのが、ジャマイカの伝説のピアニスト、Gladstone Andersonです。ぼくはあるアルバムを思い出し、友だちにそのアルバムは聴いた方が良いと提案しました。そのアルバムがこの"It May Sound Silly"。今、こんな秋から冬に変わろうとする夜に聴いているのだけど、レゲエは夏ばかりの音楽というのは言うまでもなく、名ピアニスト、Gladdyの今聴いている音楽は、やさしくて、美しくて、懐かしく、さりげなく深い。ジャマイカの音楽のマジックがここにあります。さて、今夜は、これを聴きながら、いつしか夢の中で、島に舟で渡りおやすみZZZzzz.....

gladstone anderson muddies all stars - gladys workshop

http://www.youtube.com/embed/cTUDVu-bvDo





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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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