えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
Irma Thomasのライブをビルボードライブ東京で見たのだけど、とても良くて、楽しかったです。彼女のことをWikipediaで調べてみると、女性に年齢は失礼ですが、シンガーとしてはありえるだろうとも思い、70歳なのを発見しました。その彼女の紹介したい1960年代の録音のアルバム"Time Is on My Side"があるのだけど、今の彼女の歌う歌が1960年代のあのころと比べて、全く衰えていないどころか、深みをました上で、あのアメリカ南部の不思議な街、ニューオーリンズのマジックのようにキラキラと輝いていた、そんなライブでした。
最近もコンスタントにアルバムを発表しつづけている本当の今を生きて歌うシンガーであるIrmaですが、今回、紹介するこのアルバム"Time Is on My Side"はニューオーリンズの音楽の才人Allen Toussaintがアレンジし、バックを演奏する、ソウル・ミュージックが生まれ育った1960年代という時代とニューオーリンズという音楽の街とそこに居合わせたグレートなシンガーとバンドマンたちが産み出した奇跡のような音楽集なのです。ジャケットもかわいくて、雰囲気あって、いいです。
ローリングストーンズもカバーした名曲"Time Is on My Side"にあやかれば、果報は寝て待て、時が味方。
この前こ、本当に久しぶりに再会した友だちと、地元の相模大野のスタジオに入って、音を出して遊びました。友だちはピアニストなんだけど、ぼくの最近作った曲「ガーデン・オブ・ラブ」を弾いてもらったのだけど、いまいちしっくりこない。ぼくはちょっとレゲエ調というか、ロックステディーっぽくやりたかかったのだけど、しっくりこなかったのです。そこで、思い出したのが、ジャマイカの伝説のピアニスト、Gladstone Andersonです。ぼくはあるアルバムを思い出し、友だちにそのアルバムは聴いた方が良いと提案しました。そのアルバムがこの"It May Sound Silly"。今、こんな秋から冬に変わろうとする夜に聴いているのだけど、レゲエは夏ばかりの音楽というのは言うまでもなく、名ピアニスト、Gladdyの今聴いている音楽は、やさしくて、美しくて、懐かしく、さりげなく深い。ジャマイカの音楽のマジックがここにあります。さて、今夜は、これを聴きながら、いつしか夢の中で、島に舟で渡りおやすみZZZzzz.....
gladstone anderson muddies all stars - gladys workshop
http://www.youtube.com/embed/cTUDVu-bvDo
これは1966年ぐらいに発表される発売されるはずだったBeach Boysのアルバム"Smaile"の録音を2011年に当時のリーダだったBrian Wilsonがテープを再リミックス、再プロデュースしたもので、1967年のこのアルバムの制作中にBrianは精神的におかしくなり、音楽の世界から消えることなりと曰くつきのもの。この2011年発表の"Smile Session"を聴いていると、アバンギャルドで美しいコーラスのこれでもか、これでもかという洪水かのような音楽に圧倒されます。アメリカのはみ出し物のダテ貴族かのようなVan Dyke Parksの詞もわけわからない。これは1967年という時代とBrian Wilsonという天才とBeach Boysという最高のコーラスグループの邂逅の生んだ稀代の音楽だと思うのだけど、このアルバムに入っている唯一のヒット曲、"Good Vibration"を聴いて、ちょと、ほっとするのでした。
夏が暑いからレゲエなのかよと、思想的レゲエマニアからは怒られてすまうかもしれないが、一服の清涼剤のようでもあるビブラフォン奏者Lennie Hibbertの"CREATION"というアルバムは放射能ただようかもしれないこの夏の日本国首都の南にある県で、何度でもよくぼくは聴き、それは邪気祓いのような摩訶不思議な音のパワーすら感じたのだった。そして、この音楽はあまりジャマイカっぽくレゲエでありながら、ジャンルなんて越えていて、けれども、もしかして、もしかして、いきおいあまって、クールに"Jah Rsstafari!"と叫んでしまおうかと、思う。なんか、ぼくの感じ方が違うかもしれないけれども、愛聴盤になってしまったのです。
ドアーズのジム・モリソン在籍時のスタジオ盤が6枚組で二千いくらで売られていて、買って聴いている。しかしCDとか安くなったものだ。高校生のころはドアーズのレコードをライブ2枚組も含めて、全部揃えて、毎日、聴いていたものだった。パンクとかオルタナティブの元祖はストゥージス、MC5、ベルベット・アンダーグランドと並んで、ドアーズが入るに違いない。ドアーズは今だにおれにとってのアイドルだしカリスマだから聴き直して、やっぱかっこいいなぁと思うのです。その、6枚とはこれです。
1. 1967年1月リリース"THE DOORS"
2. 1967年10月リリース"STRANGE DAYS"
3. 1968年7月リリース"Waiting for the Sun"
4. 1969年7月リリース"The Soft Parade"
5. 1970年2月リリース"Morrison Hotel"
6. 1971年4月リリース"L.A. Woman"
ファースト・アルバムはガレージ・バンドの風情を残しつつもやっぱ"The End"は圧巻。コッポラ監督の「地獄の黙示録」で効果的に使われていた。2枚目"STRANGE DAYS"では"When The Music's Over"の詞は村上龍の芥川賞受賞作「限りなく透明に近いブルー」に引用されていた。高校生のころのぼくが最も愛聴したのがこのアルバム。3枚目の"Waiting for the Sun"は小粋でブルーな小唄集。ぼくの好きな曲"Yes, The River Knows"、ジム・モリスンの作詞ではなく、ギタリストのロビー・クリガーの作った曲で、ジムとその恋人、パメラ・カースンのイメージで作ったものだそうだ。4枚目の"The Soft Parade"はポップだねぇ。今、高校生の昔聴いていたころの印象より、今聴いた印象の方が格別にこのポップさがかっこいいと思った。5枚目"Morrison Hotel"はハード・ロック・ブルースで"Ship Of Fools"や"Land Ho!"の詞は先端の現代詩のようだ。ちなみに大学生のころのジム・モリソンは図書館に古いブルースのレコードを聴くために通いつめるほどの古いブルースのマニアだったそうだ。そして・・・
ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョップリンを追うようにして若くして逝ってしまったジム。今、聴くと最後の"L.A. Woman"が一番好きです。渋い大人なブルース・ロック・アルバムのこの路線であと数枚はシンガーとしてのジムとドアーズを聴きたかったと思うのですが、ジムは帰らぬ人となってしまった。ジムは短い人生を人の何倍もの質で生きて、だから、すべてはオーライなのかもしれないのだけれど・・・
小田急相模原のバー、School Of Rock(http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine)でブルースナイトというイベントに出させてもらって、たくさんブルースを歌わせてもらった。で、僭越ながら、ブルーズの名盤の紹介をしようと思うのです。
シカゴ・ブルーズといえば、南部から一旗あげようとと思ってシカゴに来た人たちが、チェス・レコードのチェス兄弟の経営するシカゴのサウスサイドのブルースクラブ「マコンバ・クラブ」を母体に生まれ育ったものだったようだ。独特のスウィングするリズムでブルーズがモダンなサウンドとなって、そこから、マディー・ウォータズやら、ハウリン・ウルフらのスターが育ったのだけど、シカゴブルースのノリとは何かと問われれば、ぼくは"Jimmy Rogers with Little Walter, Muddy Waters Chicago Bound"をあげます。このアルバムのクレジットを見ると、このノリはドラマーのFred Belowの存在が大きかったのかななどとも思う。このアルバム見過ごされがちなエバーグリーンではなかろうか。いつ聴いても、何度聴いても、素晴らしいです。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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