えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

この前、やっと友だちのみかねともりぶカップルの農と自然やら動物やらをテーマにした曲を演奏するバンド、「やまやま」をやっと見ることができた。小田急線の伊勢原駅の南口を降りて左にまがって歩いてすぐの居酒屋さん豆穂というお店でのライブを聴いたのです。カップルのお二人以外のメンバーとして本郷修史さん(key) 大竹弘行さん(b) ピンチョス北原さん(per) の入った演奏は、森や山や野原を駆けまわる子どものような驚きのを歌にしたような音楽であった。なんと言ったらいいのか、ひょっこりひょうたん島なので、とっても楽しく、良かった~。
で、その演奏された豆穂というお店でずっと呑みたいと思っていぼくにとっての幻の埼玉の日本酒「神亀」にも出会えたのです。このお店、お酒にしろ食べ物にしろ、こだわりが感じられて、しかも値段もそれほど高くない。伊勢原に行ったなら立ち寄ってしまいそうなお店「豆穂」と、またまた見たい、聴きたい「やまやま」なのです。
みかねさんのページ
http://pocopana.web.fc2.com/index.html
もりぶくんのページ
http://members.jcom.home.ne.jp/moribu-sax/


Sam Cookeの2枚のライブアルバムを黒盤と白盤と称した友だちがいた。黒盤とはマイアミのゲットー最深部の黒人クラブで演奏された"One Night Stand: Live at the Harlem Square Club 63"のことで、白盤とはニューヨークの高級サパークラブで金持ちの白人たちを前にした"SAM COOKE AT THE COPA RECORDED LIVE at the Copacabana,New York City July 7th&8th,1964"で、本当にこの2枚は空気が違う。黒盤は圧倒的に熱狂的で、白盤はどこかおとなしいのだけれど、反骨の人、Sam Cookeは、Bob Dylanのプロテスト・ソング"Blowin' In The Wind"を歌っていたりする。
やっぱ、白盤はどこか、よそ行きのSamって気がして、ぼくがリズム・アンド・ブルースを知り始めたころ、本当に毎日のように聴いたのは黒盤の方であった。どっちが本当のSamかというと、やはり黒盤だと思うのは、Samのもともとのシンガーとしての出発点がゴスペルであったことを思い出してのことです。
若かりしころ歌った黒人教会の中の熱狂が、マイアミではSamにもっと歌えと取り憑いていたのかもしれない。そのSamが歌に迷った時、レコードを何度も何度も聴いていた歌手がいるという。その人は1945年ごろから1960年まで活躍していたSamの少しお兄さんのような歳のFive Blind Boys Of Mississippiのリード・ボーカルであったArchie Brownleeという人で、35歳で夭折してしまう。あとを追うようにSamも4年後に逝ってしまうのだった。あのSam Cookeも歌に迷うのかと思い、Samが尊敬していたArchieの歌を聴く。Archieのスムーズでいながら深く響くブルージーな歌声に、ぼくの胸はしめつけられ、感極まるArchieの"yeah!"と歌い叫ぶ声は、何か世界で一番大切なものを奪われた赤ん坊の泣きわめく魂のようなのだ。その"yeah!"の叫びはSamに歌い継がれ、Janis JoplinやJim Morrisonの"yeah!"の叫びとなっていったのかもしれない。敬虔なキリスト者のみなさま、こんなことを言って、すみませぬ。
Archie Brownleeを紹介したかったのです。どこかでCDやレコードを見かけたら、ぜひ買って、聴いてみてください。
Let's Have Church- The Original Five Blind Boys Of Mississippi
http://www.youtube.com/watch?v=5nqwmIbt2y8
Archieのpreachを聴いて、おやすみZZZZZzzzz.......


今夜、町田のWestVoxのセッションに行って、Alton Ellisの"I'm Still In Love With You"を歌ったよ。Alton Ellisの名唱で知られるレゲエの前身のロック・ステディーの名曲ですな。あまりジャマイカのリズムってセッションでは演奏ああれないのだが、新風を吹きこむのです、なんてね。しかし、詞がシンプルだ。コード進行も簡単。けれど、この歌にはミラクルがあると思う。あの娘にこの曲の素晴らしさは伝わるのだろうか? こんな詞ならば、訳すこともなく、胸にすっと入って気はしないだろうか?
I'm still in love with you girl,
I'm still in love with you girl.
I'm still in love with you girl,
I'm still in love,
I'm still in love with you.
You dont know how to love me,
Not even how to kiss me.
I dont know why.
My baby.
"Jackie Mittoo Tribute" - Alton Ellis
http://www.youtube.com/watch?v=oal4Og5jQ8Y
Alton Ellis- I'm Still In Love With You- Reggae 45rpm
http://www.youtube.com/watch?v=w3JqGtjuLJk
ものごと、あまり難しくじゃなくて、簡単に考えればいいのかな?
おやすみZZZZZzzzzzzz.........
I'm still in love with you girl,
I'm still in love with you girl.
I'm still in love with you girl,
I'm still in love,
I'm still in love with you.
You dont know how to love me,
Not even how to kiss me.
I dont know why.
My baby.
"Jackie Mittoo Tribute" - Alton Ellis
http://www.youtube.com/watch?v=oal4Og5jQ8Y
Alton Ellis- I'm Still In Love With You- Reggae 45rpm
http://www.youtube.com/watch?v=w3JqGtjuLJk
ものごと、あまり難しくじゃなくて、簡単に考えればいいのかな?
おやすみZZZZZzzzzzzz.........




さっき、Solomon Burkeが逝ってしまったらしい。春のブルース・フェスティバルに来日していたのだけど、金欠で見そびれてしまったことをひどく後悔する。
Solomon Burkeこそがぼくをソウル・ミュージックへといざなった人だとも言えるのは、昔、ローリング・ストーンズの特に1960年代のストーンズが好きだったのだけど、その時代のストーンズがSolomonの曲をよくカバーしていたのです。ストーンズのカバーしていた"If You Need Me"やら"Everybody Needs Somebody to Love"のもとの歌を聴きたくなって、"Best Of Solomon Burke"というアルバムを買って聴いた。すばらしかった。何度も何度も毎日毎日聴いて、レコードはすりきれた。
Solomon Burke、教会での少年説教師から始まったシンガーの彼は、いつしか、"King of Rock & Soul"と呼ばれていた。愛を歌いつづけたぼくの王の眠りが安らかでないはずはない。ぼくは明日から天国から歌を聴くことになるのでしょう。ぼくにとって、神様のようなシンガーだった。その歌声は世俗の歌を歌っても、限りなくやさしく、天使の羽音すらも感じさせてくれた。王よ、眠ることなく、天国から、空の高みから歌っておくれ。
Solomon Burkeのホームページ
http://www.thekingsolomonburke.com/


ヤマグチユキノリ(Hammond Organ)&スガタノリユキ(Dr) のライブに下北沢の440ってところに行ってきた。やっぱ、ハモンド・オルガンにレズリー・スピーカーにつないだ音の威力は凄いわ。レズリー・スピーカーの扇風機のようなスピーカーがくるくる回っていて、ヤマグチユキノリさんが両手で和音を、足踏みでベースの音を奏で始めると、こじゃれたライブ・ハウスはなぜか、アメリカ南部の多分、アトランタやテネシーあたりにありそうな黒人の教会に漂うであろう霊気に包まれたのだった。これは生をモノホンを見る、聴くに限ります。
後ろから見ていたら、ベースの音を出す足の動きにも注目してしまったのだけど、ヤマグチユキノリさんはハモンド・オルガンの魔術師に違いない。
オルガン、やっぱいいすね。ということで、一枚、オルガン系のジャズでぼくが長年、愛聴しているものをご紹介します。それはターバンを被ったオルガンの魔術師、ロニー・スミスが来日した時の高円寺のライブ・ハウス、次郎吉でのシークレット・ギグを録音したもので、"LIVE JAM!/THE JAZZ FUNK MASTERS feat, LONNIE SMITH"というのがあるのです。最高です。
ヤマグチユキノリさんのバンド、FULL SWINGのホーム・ページ
http://www.full-swing.jp/index.php


調理し、くつろいで、働いて、煙を吐く。なんか自由律の短歌みたいですが、最近、よく聴いているのが1956年のMiles Davisのセッションを録った"Cookin' with the Miles Davis Quintet"、"Relaxin' with the Miles Davis Quintet"、"Workin' with the Miles Davis Quintet"、"Steamin' with the Miles Davis Quintet"の4枚。セッションメンバーは、トランペットMiles Davis、テナーサックスのJohn Coltran、ピアノのRed Garland、ベースのPaul Chambers、ドラムスのPhilly Joe Jonesの5人。自由への闘争へ向かう前の無垢な幼年期の輝きのようなモダンジャズが聴けます。コード進行のくびきから解放されて、みんな楽しそうにMilesが見つけた新しい方法(それはモード奏法と後に呼ばれる)でセッションしています。音の向こうから音を出しているみんなのやさしい笑顔が見えるようだよ。
Red Garlandの弱音的ピアノを聴くとある古友だちの弾くピアノを思い出す。いいわー。
