えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

昔、レス・ポール氏への賛辞をウェブ・サイトに書いて公開したところ、それを見たアメリカ・テキサスの人に、君のためにサインをもらったよと書かれた手紙とともに本物のレス・ポールのサインがジャケットにあるアナログ・レコードを送ってもらったことがある。もちろんぼくの宝物になったのだけど、ニューヨークのジャズ・クラブで直々にサインをもらったものだった。感謝。
レス・ポールの弾くギターの音は魔術のようなのだ。初めて聴いた時、宇宙を飛んでるみたいだと思ったのだった。しかも、とてもディープにブルージーでスィンギー。その秘密の一部は僕の中で後に少しだけ明らかになるのだけど。
ミュージシャン以外の分野、エンジニアの部分でも、レス・ポールは初めてオーバー・ダビングのレコーディングをしたり、エレクトリック・ギターを自分で作ってしまったり、それは後にギブソン社のレスポール・モデルになるのだけど、音楽の世界への貢献は計り知れない。
ここに"Les Paul & Mary Ford GREATEST HITS"という2枚組のCDがある。このCDに1936年、レス・ポール21歳の時の2曲の録音が入っている。どブルースなのだった。根底はブルーズだったのか!
Les、きみは昨日の夜に逝ってしまったらしい。きみのMary Fordとのヒット曲、"Bye Bye Blues"を訳してお別れとするよ。ぼくはきみの残された音楽を、何度も何度もまだまだ聴くから本当のお別れなんかじゃないけどね。
ブルースなんかバイバイ
ブルースなんかバイバイ
鐘は鳴っているよ 小鳥は歌っているよ
お日様は輝いているよ もうつらくない
ぼくたち二人 いつでも笑って
ためいきなんてつかないで なきべそなんてかかないで
ブルースにはもうバイバイ
二人はいつでも一緒 それはきみとぼくのこと
いつでも笑顔 どこでも笑顔 笑顔 笑顔
ためいきなんてつかないで なきべそなんてかかないで
ブルースにはもうバイバイ


スタジオで久しぶりにエレクトリック・ギターを弾いた。普段はガット・ギターを弾いてるんで、ネックが細く感じられ、弦も細くやらわかく感じられる。アンプをつなげて、でかい音でエレキ・ギターを弾くと、死んでた自分の魂がみるみる息を吹き返し、よみがえる感じなんだ。
昔、チャボ(仲井戸麗市)の"GIBSON (CHABO'S BLUES)"の「何をみんなツベコベ そうゆう俺もツベコベ それより金でも 貯めて あのショーウィンドの ギブソン 手に入れ あの娘に BLUESを聞かせよう」ってのを聴いて、勤めていた会社の裏のほうの道にあった中古楽器屋さんでギターを買ったのだった。あいかわらず単純なやつだ。
やっぱおれのリズム・ギターは我ながら凄い。たまには自画自賛してもいいではないか。久しぶりなんだもの。
ロックみたいな音楽はリズムが大事。好きなロックのギタリストはジョン・レノンとキース・リチャードなのです。ビートルズとローリング・ストーンズってのがベタだね。そう、うねってリズムしドライブするロックン・ロールのギターが好きなのです。忌野清志郎は1980年ごろインタビューに答えて、最近はエルビス・プレスリーを聞いてる、あのリズムのうねりがすごいと言っていた。清志郎は、自宅に作ったスタジオ、その名も「ロックンロール研究所」で、ロックンロールのリズムの研究をしていたらしい。ジョン・レノンはギタリストとしての自分をすぐれている、リズムでバンドをドライブさせることができると言っていた。フリクションのドラマーだったチコ・ヒゲは山口冨士夫の弾くギターについて、カッティングだけで音を離陸させると言っていた。
ぼくの歌っているバンド、チェアーズが再び演奏を始めるのは今年のクリスマスか来年からという噂を聞いたよ。おらぁ、めずらしく新しい歌を二つも作ったぜ。このブルーズ・マンは夢の中を旅しているから、不思議な風がどこからともなく吹いている。今日はいい天気だなぁ。夏の潮風をさがしに行きたいなぁ。


聖蹟桜ヶ丘のLoose Voxというバーでライブをします。突然、出ないかとバーのマスターに誘われました。町田のWest Voxのセッションで知り合ったぎんぎんのスライド・ギタリストのだーにしさんが入ってくれます。ぼくも電気ギターを弾きます。
date 2009年8月1日(土)
start time 19:00-
place Loose Vox 最寄駅 聖蹟桜ヶ丘 東京都多摩市関戸2-40-2 興進ビル5 http://www.enjoytokyo.jp/OD003Detail.html?SPOT_ID=l_00021505
tel 042-375-6291
魂の叫びスペシャル 1500円(1ドリンク)
縄文ディラン、えいきちユニット、通音(みちね)、THE LOOZE NEO
えいきちユニット
えい:ギターと歌
だーにし:ギター
あそぼー。
date 2009年8月1日(土)
start time 19:00-
place Loose Vox 最寄駅 聖蹟桜ヶ丘 東京都多摩市関戸2-40-2 興進ビル5 http://www.enjoytokyo.jp/OD003Detail.html?SPOT_ID=l_00021505
tel 042-375-6291
魂の叫びスペシャル 1500円(1ドリンク)
縄文ディラン、えいきちユニット、通音(みちね)、THE LOOZE NEO
えいきちユニット
えい:ギターと歌
だーにし:ギター
あそぼー。


二晩続けて弾き語りで歌ってしまった。昨日は聖蹟桜ヶ丘のルーズ・ボックスで今日が国分寺のギーってお店でオープン・マイク。たった二晩だけど、本当のブルーズ・マンになった気持ちなのだ。ロバート・ジョンソンやロバート・ナイトホウクは路上に生き、路上でその人生をまっとうしたのだ。
昨日はガンガンに歌って、今日はもうちょっと落ち着いて歌ったら、今夜ぶらっと来ていたプロのジャズのピアノ弾きの人にいいねって、ほめてもらっちゃいました。うれしかった。
次に来る土曜におらぁ、ぎんぎんの路上のロックン・ローラーになっているかもしれない。いつか、路上のソウル・マンになって、路上のバンド・マンを引きつれて、人でごった返してすしずめになった田舎の体育館や講堂で歌っている。
昨日はガンガンに歌って、今日はもうちょっと落ち着いて歌ったら、今夜ぶらっと来ていたプロのジャズのピアノ弾きの人にいいねって、ほめてもらっちゃいました。うれしかった。
次に来る土曜におらぁ、ぎんぎんの路上のロックン・ローラーになっているかもしれない。いつか、路上のソウル・マンになって、路上のバンド・マンを引きつれて、人でごった返してすしずめになった田舎の体育館や講堂で歌っている。


なんか、ライ・クーダーのアルバム「ショー・タイム」を思わせる店内なのだ。町田にある万象房(ばんしょうぼう)http://musictown2000.sub.jp/banshowboh/open_cafebanshowboh.htmのオープン・マイクに歌いに行った。このお店のマスターは爪弾き系のアコースティック・ギターの名手らしい。個性的な音のつわものたちが集っていた。ぼくの歌も受け入れられたみたい。ライブ以外の時は渋いルーツ・ミュージックをかけているらしい。今夜、歌いに来た人の口から、ミシシッピー・ジョン・ハートだのゲイリー・デイビスなどという言葉がポンポン飛び出す。
やっぱ、歌うのって楽しい。ぼくにとって、歌ってのは魂みたいなものかもしれない。実生活はつまんないです。もしかして、ぼくは不真面目な不良かも。最近、寝てばっかりいる。心か体か、どっか、病気かもしれないけど、それでいいのだ。歌えれば・・・。


YouTubeに1989年の秋に忌野清志郎がニューヨーク、マンハッタンのハーレムに旅した動画を見つけた。フジテレビの「新NY者」という番組のある回だという。清志郎がハーレムの教会の日曜礼拝に行ってたり、黒人の家庭の夕食に招かれてたり、ハーレムの路上で最後のRCサクセションのアルバム「ベイビー・ア・ゴーゴー」の中から「あふれる熱い涙」を黒人の女の子を隣にして歌ってたりする。
清志郎が絶対的にレスペクトするオーティス・レディングやサム・クックのリズム・アンド・ブルース、スウィート・ソウル・ミュージックのルーツにゴスペルがあって、彼は日本で教会の前まで来て、入ろうと思ったことがあるのだとも言っていた。ぼくも、よく近所の教会の前を通る時、ここにあの素晴らしいリズム・アンド・ブルースの世界があるのだろうかと思い、入ってみようかと思ったりする。その昔、ある教会にミシシッピーからゴスペルのグループが来るというので、聴きに行き、そのコンサートで入信しませんかと促されたけど、はいとは答えなかった。なんか違うかなと思って、はいとは答えられなかった。ぼくも清志郎も同じような経験があるのだなぁと思った。
リズム・アンド・ブルースは何が好きか、"Dock Of The Bay"とかかと聞かれて、清志郎は同じくオーティスのナンバー"I've Been Loving You Too Long"だと答えていて、そうだ、そうだとぼくも思った。あの歌は至純だ。
路上で腰掛けて歌を歌って、その姿が昔のおれやおれの友だちみたいだなって思った。その歌の後、清志郎はこんなことを言っていた。
「もう楽しいですよ、やっぱり、うん、歌っている時の方が、実生活より、うん、実生活より。だからね、あのああいうゴスペルを歌いにきてるさ、町内のみなさんなんかさ、本当にだから、なんかちょっとは気持ちはわかるなと思うんだけど、うん、歌うのが好き。多分、実生活がつまんないんだよね、月曜から土曜日までは、で日曜日にそのステージがあるっていうかさ、そういう感じなんじゃないかなと思ったんだよね」
同感です!
http://www.youtube.com/watch?v=QoyIeJHWVY0
http://www.youtube.com/watch?v=AsRzpnsQXOk
http://www.youtube.com/watch?v=rZv7eTrMFE8


夕方、新聞を読んでいると、平岡正明さんが逝かれてしまったらしい。2009年7月9日のこと、脳梗塞という。世間でいうところのジャズ評論家という職業の範疇の人であったけど、この人の書く文章、横浜やジャズをペンで語らせたなら、この上なく面白い文章を書く人であった。うるさい人には、これは評論ではない、論理的ではないと言われたけれど、文章そのものがテーマとアドリブを繰り返すジャズのようでもあり、論を超えて熱い物語の文章であったと思う。イージー・リスニングやバック・グラウンド・ミュージックを軽く超えて、魂としてのジャズを文字に表していたようなのだ。ジャズについて何か読みたいと聞かれれば、ぼくはこの平岡正明さんと油井正一さんの文章を推薦します。日本でのジャズを言葉で支える左の翼が平岡氏で右の翼は油井氏であったと思う。
平岡氏の最新のジャズ評論集が「黒人大統領誕生をサッチモで祝福する」という。読んでみたい。あいかわらずペンという楽器で言葉という音を鳴らしていたのだなぁ。
横浜の世界一ディープなジャズの街をうろいろしていると、いつかどこかのジャズバーかジャズ喫茶で平岡さんにばったり会える気がしていた。平岡さんがこんなふうに休みにつき、ぼくも生活の変化から横浜には、めったに行かなくなった。
平岡さんが目立たないところで支えていた野毛大道芸フェスティバルは、来年も行われるだろう。横浜のそこかしこで今夜もジャズが演奏されている。空の上から平岡正明さんは聴いている。
平岡氏の最新のジャズ評論集が「黒人大統領誕生をサッチモで祝福する」という。読んでみたい。あいかわらずペンという楽器で言葉という音を鳴らしていたのだなぁ。
横浜の世界一ディープなジャズの街をうろいろしていると、いつかどこかのジャズバーかジャズ喫茶で平岡さんにばったり会える気がしていた。平岡さんがこんなふうに休みにつき、ぼくも生活の変化から横浜には、めったに行かなくなった。
平岡さんが目立たないところで支えていた野毛大道芸フェスティバルは、来年も行われるだろう。横浜のそこかしこで今夜もジャズが演奏されている。空の上から平岡正明さんは聴いている。


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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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