えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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六本木のビルボードライブまでオーティス・クレイを見にいった。1960年代、1970年代のメンフィスソウルを肌で知っている数少ない生き残ったシンガーなのだ。純情な心を泣き喚くように歌うソウルシンガー。地道な活動をOtisは続けていたのだね。バックのミュージシャンはよくここまで腕利きをそろえておるなぁ。久しぶりに最高の古友だちに会えた気分。握手もしてもらっちゃったし。

いっしょに来た友だちに、どんなジャンルの音楽が好き?と聞かれた。すかさず、ソウルミュージックと答えた。この音楽は「まっすぐ」とか「ひたむき」とか、そして「愛」という言葉がぴったりの音楽なのだ。あともうひとつ、特別に好きな音楽があって、それはロックステディーと呼ばれるレゲエの前身のような音楽。これも「まっすぐ」とか「うぶ」とか、そして「恋」ってことばがぴったりの音楽のような気がする。どちらも1960年代の後半に最高の隆盛を迎えた音楽であるなぁ。愛が輝いていた時代? わかりません。けれど、Otisの歌は愛についての愛の歌だと思った。SOUL MUSIC!!
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今日は車を走らせ横浜の赤レンガの裏のパークまで。なんでも日本からブラジルへの移民が今年で100周年ということで、それを記念する"10,000 SAMBA!"というイベントです。2時半過ぎに着いたら、お目当てのジルベルト・ジルは始まっていた。Bob Marleyの"No Woman, No Cry"を歌っている。次は同じくBobの"Kaya"。この人、1年前はブラジルの文化大臣だった人なのだけど、"Kaya"なんて歌っていいのか? "Kaya"って言うのは、ジャマイカ独特のパトワと呼ばれるクレオール言語で、マリファナという意味。こんな歌詞。

「おきたらもう夢中だよ 雨が降っているから
Kayaをやるさ 雨が降っているから
気分いいぜ 降っている雨のその空に手が届くほど
お隣だってごきげんにやっている」

日本の良い子は法律違反なんで、この歌のことは真似しないようにしましょう。そして、その次の曲がやっとオリジナルのポルトガル語で歌われるナンバー。ジルベルトは船が停泊する横浜の湾に軽く流している感じだったけど、それがまた良かった。しかし、ブラジル人の奏でるリズムは絶品だ。やわらくて、しかも粒だっていって、腰をゆらす深いシンコペイトがあって、複雑で、いろんな色が見えるほどカラフル。前文化大臣、ジルベルトの歌を3曲しか聴けなかったけど、でもいいか。
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日曜日の午後、到着したのは午後2時すぎ、屋台でソーセージとコロッケもたいなものを買い、階段のところに座り、ビールをお腹に流し込む。よっぱらいはじめて、一緒にきた人が、太鼓のポリリズムとともに合唱する歌を聴きながら、サンバって、リズムは踊れて楽しいけど、メロディーは哀愁系だなどという。その通り、ブラジルの名曲、名歌のほとんどが失恋の歌だと思い、ブラジル人ってのは恋に破れてメソメソするのが好きなんだよと答えた。きみは、しかし、いい耳をしているねぇ。それはブラジルの文化から生まれた、胸を引き裂くような素敵すぎるることば"saudade"。この"saudade"についてはまた別の機会にと思うが、多分、"saudade"を語るならば、ブラジルの心について語るようになり、それは普通に訳される郷愁というより、得られなかったもの、帰れることのない何かへの愛のこと。しかも、必ず涙が伴うということだそう。

今日は「ブラジルフェスティバル」。たくさんの日本で働くブラジル人の舞台挨拶みたいなことが続いている。全編ポルトガル語。なんと言っているのか分からんが、なんか楽しそうでよろしいなぁ。周りの人の半分以上はブラジル人みたいなのだ。

午後の4時きっかりに、ジョルジ・ベンが登場。すごい。フルメンバーでフリーで代々木の小さいステージにいる。今日は入場料もないフリーのコンサートでもあるけれど、ブラジルに戻れば、ポール・マッカートニーやスティービー・ワンダーのように知らぬ人がいないようなミュージシャンなのだ。しかも手抜きなしの管楽器3本、キーボード、パーカッション、ドラム、ベースを連れてきている。あぁ、ジョルジが前奏でギターを弾きだすと、リズムがうねる、うねる。若いミュージシャンのように溌剌として、たくさんのヒット曲を次々に完璧に演奏し、歌い、オーディエンスがポルトガル語で合唱する。ここはどこだ? そして、ジョルジのはじめてのヒット曲「マシュ・ケ・ナーダ」を演奏していたころ、合唱になり、空がピカピカ光っている。大雨が降りだした。大粒の雨は思いっきりのシャワーのよう。気持ちいい。その時、すべてが水と音に洗われ、過去も未来もなく、幸せな今しかなかったよ。
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急遽、友だちに誘われBlue Note TokyoにSam Mooreを見に行く。一番、一番というお友だちの言葉は、まさしくその通り、ステージの真ん中のまん前。すごいです。かぶりつきってやつだろうか。Original Dynamite Soul Duo="Sam & Dave"のSamをこんな間近、つばきが飛んできそうなところで、見れたし、聴けたのだ。そして、Samにマイクを向けらられ"I'm a soul man"と歌ってしまった。そう、おれは魂の人間なんだ。

何度もSamと目が合いドキッとした。ラストの"You Are So Beautiful"で目が熱くなった。

疲れきったおれは新しく生まれて、Samのマブダチブラザーになってしまった。30年もブランクしてしまったSamの人生。けれど、今のSamはとっても幸せそう。幸せが生きて歩いて歌っている。おれだって曲がり角もまがるし、まっすぐも歩くさ。けれど、もう迷わない。これなんだ。

Samの歌を聴いて胸が騒ぐおれは幸せだし、幸せになれるさ。本当だよ。
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土曜とか日曜に地元の音楽の寺子屋みたいな学校「グルーブ」で歌のレッスンを受けるのが数年、続いている。その「グルーブ」のサマーキャンプが数年ぶりにあったので、参加したのであった。楽しかったです。

思えば、高校生のころ音楽を演奏する楽しさに目覚め、今までこの楽しいことをつづけてきたのだった。数年前、この音楽を演奏するという趣味というか楽しみを棄てようかと思ったこともある。長年こんなことをしつづけると、変な騒音といか雑念というかつまらんことを考えてしまって、歌うこともギターを弾くこともやだなぁなどと思ったこがあるのです。その時、このプライベートな雰囲気、クラブやサークルのような空気の「グルーブ」という場での忘年会とかサマーキャンプ、セッション会などのイベントに参加して、音楽ってのはまず楽しくやることだなぁと思って、なんかふっきれた。うまい、へたを越えたものも音楽にはある。そういう意味で、とても楽しくて幸せな音楽をするということを棄てようとしていたぼくを、その楽しみを忘れさせなかった「グルーブ」に恩義があり、感謝しています。演奏の下手な初心者の方々にぼくは、「グルーブ」の先生方とともにユニゾンでこう歌いたいとも思うのです。

「音楽って楽しいだろ」
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忌野清志朗が癌で再治療だという。YouTubeで黒柳徹子の「徹子の部屋」に出演している清さんの映像を見た。うそがつけない人なんだなぁ。もともとシャイで口数少ない人だと思う。こんな、やさしい本音で生きている人がこんな目にあうなんて、どういくことだろう。悲しい。神様、あなたは、、、とも思う。
日本語で歌う最高のソウル・シンガー。復帰を祈るばかり。

あたりまえのシンプルなラブソング ビューティフル

http://jp.youtube.com/watch?v=xAZ7kuH_cHM&NR=1

夢を見るのは悪いことじゃないって歌っている ワンダフル

http://jp.youtube.com/watch?v=KsJv9ktyVb4

最近の清さんのメッセージ
「夢を忘れずに」

ぼくは夢を忘れません。

帰ってくるさ。
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人生の中で出会えてよかった、同じ時代を生きていてよかたったと思えるミュージシャンがいる。その一人が伊藤耕。高校のころ、レコード屋でちらしを見て、おっかなびっくり見にいったっら、耕のバンドのサイズがゲイバーを借り切って演奏していた。途中で演奏中止、マッポが来たからとか言っていたなぁ。そのあと組んだフールズは良く見た。ギターの川田良はお客とよくけんかしていた。お客なんか、みんあ、ライブハウスのステージに上がってきちゃって、SlyやParliamentみたいなファンクにあわせて、踊りまくっていた。自由なおまえが最高さ baby なんて歌って。頭の中でけちな駆け引きするのは、これで、おしまいにしようぜっていうフレーズはかっこよかった。若いころはMick JaggerとIggy Popを掛け算したみたく、めちゃ、かっこよかった。メジャー・デビュー直前にパクられて、その話はおじゃん。運命だね。歌っていることはいつも自由と愛だった。
時は流れ、おお、今でもこんなリアルなラブソングを歌っているではないか。愛はファンタジーなんかじゃないと歌うけど、そうだ!


http://jp.youtube.com/watch?v=I_Jm_O2XSmg
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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