えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
相模大野で行われているジャズ・フェスティバル、もんじぇ祭りに行く。午後の4時半ごろ着いて、いくつかのバンドや人たちの演奏を聴き、友だちのバンド、Ann-スミ☆アヤコBand-を見て帰ろうと思っていたのだけど、その後、ビッグ・バンドが演奏するというので、それを1曲だけ聴いて帰ろうと思って聴いたら、これが素晴らしく、前の方にまで行って、最後まで聴いてしまった。おまけにラストの花火まで見たよ。
このビッグ・バンド、グリーンエース・ジャズオーケストラでアマチュアの地元相模原のオールドジャズを演奏するビッグ・バンドで、もんじぇ祭りでぼくの見たのは総勢18人。アマチュアのビッグ・バンドで多くは、きっちりまとまりすぎちゃって、スウィングしなくて、というのが多いような気もするのだけど、このグリーンエース・ジャズオーケストラは、まず自由に音がスウィングしていて、楽しい。それに幾層にも重なって出てくる音が、リズムにスウィングという芯を持ちながら、なんともやわらかくふくよかで、ぼくを夢の世界に誘ってくれます。スタンダード「サテンドール」なぞが演奏され、わーっと目の間を広がる音を聴きながら、これはどんな高級ステレオでも再生が不可能だととも思い、生演奏の素晴らしさも再発見しました。
今日のもんじぇ祭りはぼくにはFULLSWINGとparty de SaKaIが楽しみですね。また行こうっと。
もんじぇ祭り
http://mangez.jp/
今度の日曜(8月5日(日))の午後4時ぐらいから小田急相模原駅近くのエスニック雑貨のお店「エルトピート」にて弾き語りで歌っています。対バンはにしやんと深川慶さん。夏の夕涼みにブルースの香りはいかがでしょうか?
http://www.el-topito.com/
http://www.el-topito.com/
六本木のビルボード・トーキョーでCandi Statonを見た。聴いた。
女性に年齢のことを言うのは控えなくてはならのだけれども、その呼称に「伝説の」とつくようなCandiは若かったねー。ソウル・ミュージックの看板娘のまま、はつらつと歌っていたよ。しかも、かわいいオーラ振りまきながら。声で高音とか出にくくなっているのかなとも思ったのだけど、歌を聴いているうちに、手堅いバック・バンドのノリもかっこよい気持ちよさで、あの独特の声もやっぱり健在で、全くのCandiのワールドになっていったのです。
1977年のヒット曲の"Young Hearts Run Free"を歌った時は、これからセッション・タイムよと言って、バックのメンバーがアドリブでソロを弾いたのだけど、そこで若い女声コーラスのSusan Fulongerが"Young hearts run free like Candi"と歌ったのはなんかよかったなぁ。
黄金のフェーム・レーベル時代の曲もたくさん歌ってくれたし、フェーム・レコーディング・スタジオやらクラレンス・カーターやらリック・ホールの思い出を語り始め、渋いバラードを歌ってもくれたのだけど、そんな中の名曲のひとつ"In The Ghetto"をつたなく訳してみます。
雪の舞う冷たい灰色のシカゴ
貧しい一人の赤ん坊が
ゲットーに生まれる
そして、お母さんは泣いている
もうすでに、このゲットーに
はらぺこの子どもがいて
そんなことは
欲しいとは思ってもいない
みなさん、わかりませんか
子どもには助けの手が必要だということを
でなければ、あの子は
いつか、怒ってばかりの若者になってしまう
ふと、あなたや私を見ると
なんて、わたしたちは何も見えていないことに気付くのでしょう
簡単なこと、ちょっと考え方を変えて
別の道が見つかるかもしれない
世界は回り、めぐり
はらぺこの少年は
何かを嗅ぎまわり
街で遊び
冷たい風が吹き
このゲットーで
飢餓に耐えられなくなる
彼は夜通し
街で居場所なくさまよい
盗みや
喧嘩を
このゲットーでおぼえていく
ある夜、絶望が
若い男を引き裂き
銃を買い、車を盗み
走ろうとするけど、どうしたって遠くには行けない
そして、お母さんが泣いている
人々がとりかこむ中
怒れる若い男は
銃を手に持って
通りでうつむいてしまった
このゲットーで
雪の舞う冷たい灰色のシカゴ
若い男が死ぬと
またどこかで赤ん坊が生まれる
このゲットーでは
そして、お母さんが泣いている
女性に年齢のことを言うのは控えなくてはならのだけれども、その呼称に「伝説の」とつくようなCandiは若かったねー。ソウル・ミュージックの看板娘のまま、はつらつと歌っていたよ。しかも、かわいいオーラ振りまきながら。声で高音とか出にくくなっているのかなとも思ったのだけど、歌を聴いているうちに、手堅いバック・バンドのノリもかっこよい気持ちよさで、あの独特の声もやっぱり健在で、全くのCandiのワールドになっていったのです。
1977年のヒット曲の"Young Hearts Run Free"を歌った時は、これからセッション・タイムよと言って、バックのメンバーがアドリブでソロを弾いたのだけど、そこで若い女声コーラスのSusan Fulongerが"Young hearts run free like Candi"と歌ったのはなんかよかったなぁ。
黄金のフェーム・レーベル時代の曲もたくさん歌ってくれたし、フェーム・レコーディング・スタジオやらクラレンス・カーターやらリック・ホールの思い出を語り始め、渋いバラードを歌ってもくれたのだけど、そんな中の名曲のひとつ"In The Ghetto"をつたなく訳してみます。
雪の舞う冷たい灰色のシカゴ
貧しい一人の赤ん坊が
ゲットーに生まれる
そして、お母さんは泣いている
もうすでに、このゲットーに
はらぺこの子どもがいて
そんなことは
欲しいとは思ってもいない
みなさん、わかりませんか
子どもには助けの手が必要だということを
でなければ、あの子は
いつか、怒ってばかりの若者になってしまう
ふと、あなたや私を見ると
なんて、わたしたちは何も見えていないことに気付くのでしょう
簡単なこと、ちょっと考え方を変えて
別の道が見つかるかもしれない
世界は回り、めぐり
はらぺこの少年は
何かを嗅ぎまわり
街で遊び
冷たい風が吹き
このゲットーで
飢餓に耐えられなくなる
彼は夜通し
街で居場所なくさまよい
盗みや
喧嘩を
このゲットーでおぼえていく
ある夜、絶望が
若い男を引き裂き
銃を買い、車を盗み
走ろうとするけど、どうしたって遠くには行けない
そして、お母さんが泣いている
人々がとりかこむ中
怒れる若い男は
銃を手に持って
通りでうつむいてしまった
このゲットーで
雪の舞う冷たい灰色のシカゴ
若い男が死ぬと
またどこかで赤ん坊が生まれる
このゲットーでは
そして、お母さんが泣いている
チャラというシンガーが岩井俊二監督の「スワロウテイル」という映画のヒロインとなり、それがきっかけでブレイクしたのはいつだったのだろうか。そして、その後、チャラのようなウィスパーボイスで歌う歌手が後から後から現れていった。最近デビューする日本のフェーメールシンガーは、どうして、みんな、チャラのような歌い方をするのだろう、と不思議にも思ったのだったけれど、今、彼女らはいったいどこへ行ってしまったのだろう。
ある時、チャラのライブ・ビデオを見て驚いたことがある。そのビデオの中で、ほとんど全編チャラは口を大きく開けて思いっきり歌っていたのだ。なんて、効率の悪い、燃費の悪い歌手だろう、とは思わなかったけれど、気づいたことは、彼女のトレード・マークのようになってしまった耳元で囁くような声から、泣き喚くような金切り声まで、さまざまな声を楽曲の場面場面で本能的に細かく出し入れして歌っていること。多くのチャラ・フォロワーのような歌手が消えていったことも了解した。
歌の世界は奥深い。
ところで、チャラってその生き方も含めて女の子たちのチャンピオンだとも思う。チャンピオンというのは誰かのために戦う人なのです。
ある時、チャラのライブ・ビデオを見て驚いたことがある。そのビデオの中で、ほとんど全編チャラは口を大きく開けて思いっきり歌っていたのだ。なんて、効率の悪い、燃費の悪い歌手だろう、とは思わなかったけれど、気づいたことは、彼女のトレード・マークのようになってしまった耳元で囁くような声から、泣き喚くような金切り声まで、さまざまな声を楽曲の場面場面で本能的に細かく出し入れして歌っていること。多くのチャラ・フォロワーのような歌手が消えていったことも了解した。
歌の世界は奥深い。
ところで、チャラってその生き方も含めて女の子たちのチャンピオンだとも思う。チャンピオンというのは誰かのために戦う人なのです。
今夜も町田のWest Voxのオール・ジャンル・セッション、楽しかったねー。ぼくはHound Dog TaylerになったつもりでElmore Jamesの"The Sun Is Shining"を歌ったよ。今夜、にしやんのDonald Duck Dunnに捧げたOtis Reddingの"Dock Of The Bay"も良かったけど、一番かっこよかったのは、ナカジマちゃんのSheryl Crow、"If It Makes You Happy"かな。
この前の日曜日の午後、代々木公園で開催されているワン・ラブ・ジャマイカン・フェスティバルにリックル・マイさんを見にいった。時間の都合かもしれないのだけど、たった3曲しか歌ってくれなかった。けれど、その曲順に何やらメッセージみたいなものを感じてしまった。1曲目はボブ・マーレイの"Nice Time"。これは、反語的な歌で、おれたちにはいい時なんかなかったぜ、と繰り返し歌う。次に、リックル・マイのオリジナル日本語詞の「マイ・スウィート・ホーム」という歌で、彼女の故郷に帰った時のことを歌った歌だと思われる。確か、彼女の故郷は岩手の被災地なのであった。ラストは、ドライ・アンド・ヘビー時代の"Love Explosion"。10年前には、ドライ・アンド・ヘビーのボーカリストでこの代々木公園のジャマイカン・フェスティバルで歌った、とMCをしていた。あぁ、そうだったのか、その時も、やはりおれは聴いていたなぁ、あれから10年も経つのか、時と光は速いもんだぜ、と思う。あの時、ギターを弾いていたリキタケくんは元気にしているかなぁ。10年間、負けつづけたおれたちだけど、愛だけはたまったぜ。
リックル・マイ、脱原発のデモでは、サウンド・カーに乗ってラバダブかまして偉いな、と思う。メジャーへ返り咲く、そんな欲もあるだろうに、いや、そんなことは、もはやどうでもいいのかな。ぼくは最近のかっこつけていない真っ直ぐな彼女の歌を聴くと、こんな風に思うのだ。レゲエ、特にルーツと呼ばれるレゲエは彼女の音楽の支えだし、支えているに決まっているのだけど、そこから、どうしてもはみ出してしまう時、しまわざるえない時、何かとてもグレートな音楽が生まれるのではないかしら。そんな風にぼくはリックル・マイの音楽を聴き、同じ時代に同じ場所で生きている人として見つめているのです。
などと言ってホーム・ページを見てみたら、新曲"The Life Is Simple And Beautiful"が大塚製薬のポカリ・スウェットのCMソングになっているのですね。これはこれでめでたいこっちゃ。みんな、彼女の歌を聴いておくれ。おれも大塚製薬のソイ・ジョイはよく食すよ。
リックル・マイさんのホーム・ページ
http://likklemai.com/
リックル・マイ、脱原発のデモでは、サウンド・カーに乗ってラバダブかまして偉いな、と思う。メジャーへ返り咲く、そんな欲もあるだろうに、いや、そんなことは、もはやどうでもいいのかな。ぼくは最近のかっこつけていない真っ直ぐな彼女の歌を聴くと、こんな風に思うのだ。レゲエ、特にルーツと呼ばれるレゲエは彼女の音楽の支えだし、支えているに決まっているのだけど、そこから、どうしてもはみ出してしまう時、しまわざるえない時、何かとてもグレートな音楽が生まれるのではないかしら。そんな風にぼくはリックル・マイの音楽を聴き、同じ時代に同じ場所で生きている人として見つめているのです。
などと言ってホーム・ページを見てみたら、新曲"The Life Is Simple And Beautiful"が大塚製薬のポカリ・スウェットのCMソングになっているのですね。これはこれでめでたいこっちゃ。みんな、彼女の歌を聴いておくれ。おれも大塚製薬のソイ・ジョイはよく食すよ。
リックル・マイさんのホーム・ページ
http://likklemai.com/
リヴォン・ヘルムが天国に行き、ドナルド・ダック・ダンが旅だった。なんとも寂しい。さらに、嘆きの元となるのは、ロックとソウルが終焉を迎えつつあるのではないか、と思えてしまい、ため息をつく。そして、あの頃のぼくを興奮させ、わくわくさせたような新しい音楽はもう、この世界には表われないのではないか、と思えてしまう。
こんな夜は、高校生の頃、毎晩、聴いていたドアーズを聴く。
ロバート・ジョンソンの魂よ、甦れ!
がんばれ、キース・リチャーズ!
こんな夜は、高校生の頃、毎晩、聴いていたドアーズを聴く。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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