えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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東京都写真美術館で「北井一夫 いつか見た風景」展を見た。懐かしい既視感のようなもので胸がじんじんと騒ぎ、目がうるうるしてしまいました。写真って、その基本は好きなものを撮るってことなのかなあ、と思った。北井一夫さんの写真って、どこにでも旅している感じとカメラを向ける北井一夫さんの心の目線がとても低くからなのが、ぼくにとってとてもいい感じなのです。アメリカにロバート・フランクという写真家がいましたね、日本に小津安二郎という映画監督がいましたね、そんな人たちのことを思い出した。

すべては過ぎ去ってしまえ、過ぎ去ってしまえ、と思うことがあるのは、どうしてなんだろう。けれど、北井一夫さんの写真みたいな何かは残るでしょう。稚拙なものかもしれないけれど、きっと、ぼくでも好きなものなら、素敵な写真が撮れるはずさ。カメラが欲しくなってしまった。


http://syabi.com/contents/exhibition/index-1714.html
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最近、毎晩、聴いてしまうCDがあって、それはThe Cheiftainsの最新アルバム"Voice Of Ages"。特に4曲目の"Down In The Willow Garden"に惹かれます。深く死者を悼む気持ちと人を許す気持ちと許されないともわかっている懺悔と悔恨がないまぜとなって、重い金槌で打たれたような感動に海の底の静けさまで沈みこむようだ。ぼくはこの歌を何かが宗教的だと思います。チャーリー・モンローというアパラチアのカントリー・ミュジックの祖が初めて世に出し、エヴァリー・ブラザースやアート・ガーファンクルが歌い継いだこの歌は、もともとはアイルランドの伝承歌であったという。ぐるりとひとまわりして、アイルランドにもどり、アイルランドの結成50年を迎えた古老バンドCheftainsが若いオルタナ・カントリー・バンドBon Iverと共演し、こんな名演奏を21世紀に届けてくれました。詞を意訳してみたくなりました。ごらんあれ。そして、今夜もおやすみZZZzzz.....

柳の木の下で
ぼくとぼくの愛おしい人は会っていた
ぼくたちはそこでよりそって
愛おしい人は眠ってしまった

ぼくはそこでブルゴーニューのワインを持っていて
愛おしい人はそれをしらなかった
そこでぼくは親しいかわいい娘を殺してしまった
そこは土手のそばの下のあたり

ぼくはサーベルを彼女にむけたけれど
それは血まみれのナイフだった
ぼくは彼女を川に捨て
それは恐ろしい光景だった

ぼくの父さんはいつも
お金がぼくを自由にしてくれると言っていたけれど
ぼくがあわれなあの娘を殺してしまったなら
彼女の名前はローズ・コネリー

父さんは小屋に立ちすくみ
涙をぬぐって
彼の絞首台高くの息子を
見つめていた

太陽の下でぼくは絶えていく
悪魔がぼくを待っている
ぼくが殺したあの娘の名前は
ローズ・コネリー


The Chieftains ft Bon Iver - Down in the Willow Garden

http://www.youtube.com/watch?hl=ja&gl=JP&v=YDlF4Nozi2w
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チーフタンズのコンサートに行った。いろんなゲストが入れ替わり立ち替わり、歌ったり弾いたり踊ったりのケルティック・ミュージック・レビュー。初めてチーフタンズを聞いた友だちは良き妖精を呼ぶ音楽と言っていた。なるほどね。本当に楽しかった。祝五十年です。この音楽は悲しさを奏でても人を幸せにしてくれるのです。
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町田のWest VoxでのセッションでDoorsの"Cars Hiss By My Window"を歌いました。Doorsのブルースです。Doorsには二人、作詞・作曲をする人がいて、一人はギタリストのRobby Kriegerで、も一人はボーカリストのJim Morrison。Jimの作った歌はどれもブルース臭くて、その白眉がこの今夜、歌った"Cars Hiss By My Window"。JimはUCLAの大学生のころ図書館に通い詰め、古いカントリー・ブルースばかりを聴いていたそうだ。

Jimは1971年に27歳の若さで逝ってしまう。JimはBob Dylanと並ぶロックの幻想的な詩人を呼ばれていた。最近のBobの素晴らしい音楽を聴くにつれ、Jimにも生きていて欲しかった、すばらしい詩を吟じ、Jimにしか歌えないブルースを歌っていただろうと思うのです。

(不道徳な)Jim MorrisonのブルースとDoorsの音楽はアメリカの自由の精髄だと思う。

The Doors - Cars Hiss By My Window

http://www.youtube.com/watch?v=QpPB6DRUIWo
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町田の万象房でやぎたこを見ました。やぎたことはやなぎさんと辻井貴子さんのユニットで1920年代や1930年代のウッディー・ガスリーやカーター・ファミリーのフォーク・ミュージックを中心に17世紀の古いアイルランド民謡や19世紀フォースターの名曲、ボブ・ディランらの楽曲までを、ギター、アコーディオン、ダルシマー、フィドル、バンジョー、オート・ハープなどを持ち替えて、男女のコーラスで聞かせます。

すばらしかった。オールド・タイム・グレート・ミュージックって感じ。

オールド・タイム・グレート・ミュージックって何かというと、難しいのだけど、何か、音楽って個性を競うあうようにして発展してきたかもしれない。けれど、その個性ってやつが近頃の音楽をひどく貧しいものにしているような気もするのです。オールド・タイムのミュージックって個性とか越えていて、直接、心に響くような今日このごろなのです。詠み人知らずの名歌がたくさんあって、それは誰の歌でもない、みんなの歌で、誰でもの歌でもあるようなのです。

そう、今日のやぎたこのギグ、アンコール前にやったラストの二曲、Pete Seegerの"We Shall Overcome"とWoody Guthrieの"This Land Is Your Land"に歌の心がびんびんこちらに伝わってきて、朴訥なメッセージの中に静かな怒りを感じてしまって胸が熱くなりました。

共演のにしやん、いつになく場の空気になじんでいい感じ。声をかけてくれてありがとう。


やぎたこのホーム・ページ
http://homepage2.nifty.com/m-yanagi/yagitako/top.htm
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生誕百年はロバート・ジョンソン、ウッディ・ガスリー、ライトニン・ホプキンス、そして、ジョン・ケージ。彼らはみな十代のころ、スコット・フィッツジェラルトのジャズ・エージのアメリカの夢と狂乱、大恐慌によるその夢の崩壊を経験したのだろうか。気のふれた娘、ゼルダを胸の奥にすまわせて、反逆者の荒野を歩いてゆく。
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今度の土曜日、十月二十七日の夜八時から小田急相模原のかっこいいライブバー、スクールオブロックで歌っていますよ。そして、日曜日、二十八日の夕方六時からは同じく小田急相模原のあったかなおもしろい雑貨屋さん、エルトピートで歌っていますよ。土曜日の夜はオリジナル中心で、日曜の夕方はカバー中心で歌いたいと思います。あそぼー!

スクールオブロックのページ
http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine

エルトピートのページ
http://www.el-topito.com/

ぼくのライブ予定
http://kysakai.lovemebaby.net/
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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