えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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洗車場で車を洗車し、洗車場の近くの亀ヶ池八幡宮に詣で、御神籤をひくと、大吉でした。御神籤の言葉にガザに向かうグレタ・トゥーンベリさんらの船団が思い浮かぶ。ガザに平和がやってきて、子どもたちをふくむ市民が飢餓と恐怖から逃れんことを願い、祈ります。

「第四十三番
 御神籤
 
 風(かぜ)吹けば
 風吹くままに
 港(みなと)よしと
 百舟千舟(ももぶねちぶね)
 うちつどいつつ

 運勢 大吉」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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山梨県の忍野に釣りの旅をしました。忍野の桂川といえば、昔、来日の際、アメリカ合衆国のジミー・カーター大統領もフライフィッシングをした、フライフィッシャーにとっては聖地的な川でもありますが、魚は見えても、なかなか釣れない。この旅でのぼくは危惧されたボーズ(一匹も釣れないこと)じゃなくてよかった。一日目には虹鱒に出会えて、二日目には山女魚にも出会え、ネットで取り込み、リリースしました。この旅の後、明日から来年の三月十四日まで、釣人が忍野の桂川のほとりに立つことはない。魚たちはどう感じているのだろう? 来年の三月十五日以降、魚たちよ、また会おう。

釣りをしながら、里の川辺をほっつき歩き、いつも同じ宿に泊まり、帰りはいつも、富士吉田の道の駅で吉田うどんを食べる。その旅の繰り返しに平和と穏やかな幸せを感じます。
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銀座の観世能楽堂で能楽を見ました。狂言は宝生流の「呂連(ろれん)」で能は観世流の「江口(えぐち)」でした。能楽の前に国文学研究資料館名誉教授の小林健二さんの解説もありました。

「呂連」は僧に感化され出家し、剃髪した男に、その女房があらわれ、どうして髪などを剃っているのか、と僧、男、妻の三者で滑稽な騒動が巻き起こります。人とは昔も今も変わらない愚かで滑稽な存在だとぼくは思ってしまいます。シテの僧をお茶の間の人気者のでもある野村萬斎さんが演じます。

「江口」は世阿弥の名曲であります。「世の中を厭ふまでこそ難からめ仮の宿りを惜しむ君かな(困難な出家よりも、はるかに容易な一夜の宿さえも惜しむとは、無情なお方だ)」の西行の歌に返歌した遊女の江口の君の「世を厭ふ人とし聞けば仮の宿に心留むなと思ふばかりぞ(世を厭って出家した人であるのに、この世の仮の宿という俗世の事柄に心をお留めなさるな)」に端を発した物語。江口の君は西行の宿泊させてくれという頼みを断ったという故事から、とある僧の前に江口の君の霊が現れ、この世界、この世もすべて、仮の住処であることを明かし、自らは普賢菩薩であることも明かし、白象に乗り、天に戻ってゆきます。見事な圧巻の舞いでありました。シテの江口の君を舞ったのは中村貫太さんでありました。

この日の公演は「能を知る会」ともタイトルをつけられていて、能楽の鑑賞の後、能のシテの中村貫太さん及び小林健二さんと観客での質疑応答もありました。初めて能を見たとある若い女子は、どうして、遊女が普賢菩薩と成り得るのか、そこがよくのみこめない、理解できない、どういうことでしょうか、と質問しておりました。小林健二さんは日本の仏教の特色として、賤なるものこそ聖なるものに近い、そのようなとらまえ方、感じ方があるのではないか、と答えられておりました。なるほど、とぼくは思いながら、ヒンドゥー教のカーリー神とパールヴァティー神の関係、キリスト教のマグダラのマリアのこと、仏教の汚泥の中の蓮の花のたとえのことなどを思い出し、賤なるものが聖なるものに近い、という感じ方は、人類共通の何かかもしれない、と思った次第であります。本当の救済は罪や賤、汚泥の中からかろうじて生まれるものかもしれません。


さて、能楽の後、地下鉄で上野に移動し、九月二十三日、鈴本演芸場での令和七年九月下席夜の部「寿 真打昇進襲名披露興行」であります。例のごとく、見た演目を書き出してみます。翁家社中のお二人の太神楽曲芸、二つ目の三遊亭伊織くんの「寄合酒」、金原亭馬生師匠の「不精床」、林家楽一師匠紙切り、林家彦いち師匠の「熱血!怪談部」、林家正蔵師匠の「鼓ヶ滝」、立花家橘之助師匠の三味線弾きの唄いの浮世節、春風亭一朝師匠の「湯屋番」で仲入りのです。林家正蔵師匠、柳家喬太郎師匠、金原亭馬生師匠、林家彦いち師匠も登場し、林家なな子 師匠のめでたい「真打昇進襲名披露口上」、すず風金魚さんとすず風にゃん子さんのお二人の漫才、柳家喬太郎師匠の「親子酒」、吉原馬雀師匠の「暴走族」、江戸家猫八師匠の動物ものまね、主任は本日の真打昇進の主役、林家なな子師匠の「徂徠豆腐」でした。

林家なな子師匠の「徂徠豆腐」はまっすぐな素晴らしいハッピーエンドの人情噺でした。感動しました。

暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスです。

いい一日が過ぎていきました。
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多分、昨日がぼくの横浜DeNAベイスターズを野球場で応援する今年のラストの日となるのかもしれない。去年はクライマックスシリーズのチケットを取ることはできなかった。昨日の試合の結果は巨人に3対0でベイスターズが勝って、ペナントレースの第2位となりました。ぶっちぎりで阪神のペナントレースのチャンピオンは決まっております。けれど、2位か3位かでは、クライマックスシリーズのホーム球場のアドバンテージを取れるか、どうかでとっても大事。ぼくのフレーフレーベイスターズはつづきます。
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群馬県の上野村の神流川に釣りの旅へと向かいました。

たしか、三年前の五月に釣りをした時は、雨の中、もっと釣れたと記憶しているのですが、山女魚や岩魚、虹鱒などの渓流の魚たちは、釣られ、放たれ、夏を越えて、さらに賢くなっているようなのです。それとも、魚は雨が大好きなのでしょうか? そうかもしれません。釣りの道の修行はつづきます。

川辺に蜻蛉がたくさん飛んでおります。猛暑、異常気象の昨今、生きものの命のめぐることは止むことはありません。燕も南に帰ったようですな。

泊まったところは群馬県の藤岡市の八塩温泉の昭和の1970年代の香りただよう八塩館。湯もいいし、風情ありますな。

次の日も神流川で釣りをしました。やっと目標が達成できたよ。めでたし、めでたし。

帰りに道の駅・上野で食べた猪豚のチャーシューののった醬油ラーメンが美味い。

帰るまでが旅といいますが、帰路のドライブで雨雲の空を悠々と飛び、渡ってゆく、美しく輝くかのような白鷺を見ました。鷺は魚の天敵ではございますが、その見た光景は吉祥の顕現です。「白鷺は塵土の穢れを禁ぜず(白鷺はどんなに汚れた地面に立っていても、その美しい白さを保つ)」という言葉もあり、日本武尊の霊は白鷺となって天に昇った伝わってもおります。よき知らせの兆しに違いありません。さらに、めでたし、めでたし。

(画像の絵は酒井抱一の「白鷺図」です。)
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九月四日、上野の鈴本演芸場で令和七年九月上席昼の部です。見た演目を記します。前座の柳家小じかくんの「道灌」、二つ目の柳亭市若くんの「平林」、翁家社中のお二人の太神楽曲芸、隅田川馬石師匠の「元犬」、柳家花ごめ師匠の「人の恩返し」、ロケット団のお二人の漫才、林家正蔵師匠の「一眼国」、林家はん治師匠の「鯛」、ウクレレえいじさんのウクレレ漫談 、三遊亭圓歌師匠の「夜間工事中」で仲入りです。ダーク広和さんの奇術、松柳亭鶴枝師匠の「七段目」、柳家小満ん師匠の「あちたりこちたり」、柳家小菊師匠の三味線弾きの唄いの粋曲、主任は五街道雲助師匠で「妾馬」でした。

特に印象に残った演目です。隅田川馬石師匠の「元犬」で爆笑。馬石師匠の「元犬」は面白いね。ロケット団の漫才で大爆笑。ウクレレえいじさんのウクレレ漫談の映画「七人の侍」とか「ゴジラ」の志村喬のもの真似が似ているようで、似ていないようで面白い。三遊亭圓歌師匠のいつもの「夜間工事中」で大爆笑。松柳亭鶴枝師匠の「七段目」も面白くて、大いに笑う。真打になったばかりだそうで、新しい実力派の登場ですな。柳家小菊師匠の都々逸が好きです。作者不詳のものが多いのですが、七七七五の定型をもつ都々逸とはこんなものでございます。

 惚れて通えば 千里も一里 逢えずに帰れば また千里

 岡惚れ三年 本惚れ三月 思い遂げたは 三分間

 恋し恋しと 鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が 身を焦がす

 人の恋路を 邪魔する奴は 馬に蹴られて 死んじまえ

 夢に見るよじゃ 惚れよが薄い 真に惚れれば 眠られぬ

五街道雲助師匠の「妾馬」は、粋でいなせできっぶがよくて、おっちょこちょいがたまにきずの噺。気持ちのいい江戸の風が吹いてきておりましたよ。

暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスです。


さて今日はここでは終われない。「たる松」で冷やしトマトとか穴子のにこごりをいただきながら、ビールや日本酒を軽く呑みます。



その後、電車で鶯谷に移動しました。東京キネマ倶楽部で「Hosono Haruomi - I'm back from London!」とタイトルされた細野晴臣さんのコンサートです。敬称を略しますが、以下の面々です。


細野晴臣 with くくく(原田郁子・角銅真実)、 シャッポ(福原音・細野悠太)、海老原颯
opening DJ : Yuka Mizuhara

細野さんは孫ほどの世代のバックバンドも引き連れての「もうぼくは七十八歳だよ」などとぼやきながら、楽しく演奏してくれました。容貌は少しは老いたけれど、出てくる音はまったく若々しく、客席にぼくのような老年にさしかかった人はあまり見ず、お客さんは若い人ばかりなのです。ぼくにとって初めての細野さんのコンサートは、近頃の曲から昔の曲まで素晴らしかった。一曲だけ演奏してくれたアンコール曲は、短い歌詞の世界平和を願い、祈る新曲のメッセージソングでございました。客席は静まり、ぼくの眼に涙すら浮かびました。
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最近はうらたんざわ渓流釣場でも、養沢毛鉤専用釣場でも、それなりに調子がいい。へたくそなぼくでも、もっと野生のフィールドに、魚影が百分の一でも千分の一でも、行きたくなってしまう。それで、初めて山梨の方の道志川にフライフィッシングをしに行きました。ボーズ(一匹も釣れないこと)でした。魚影は何度も見ました。一匹はフッキングしそこねた。残念です。数少ないチャンスを確実にものにしなくてはいけなかったんだ。鮎を釣りに来ていたおじさんに、声をかけられ、夏山女魚は難しいからなぁ、などと慰められてしまった。帰りに紅椿の湯に寄りました。いい湯です。そこの駐車場から、道志川を見つめていると、やはり魚が泳ぐのが見えます。鮎だろうか、虹鱒、山女魚? 道志川は長い。どこかに、魚がいついているところがあるはず。漁協の駐車場が見つかりにくいけれど、懲りずにまた来ます。

本題からそれてしまうけれど、自動車とバイクの事故を見てしまった。コンビニで買い物をして、車に乗り込もうとすると、後ろからバーンという、大きな何かがぶつかった音がして、見ると、ミニバンとバイクが事故を起こしていた。詳細はあえて記さず、この事故でどちらに過失が大きいかはぼくには分からないけれど、それにしても、道志みちは、特に土日、祝日になるとバイクが多い。バイクが多いのはいいけれど、当人はその気ではないかもしれないが、バイクのライダーたちが後ろから煽るかのように、車間をつめてくる。バイクが速いのはよく分かりましたよ、とぼくはひとりごちる。すると、バイクは追い越し禁止の黄色い車線をまたいで、交通違反をし、追い越していき、ぼくは逆にホッとして、胸をなでおろす。いたるところにすれちがい用のミラーの設置された見通しの悪い片側一車線の高速道路ではない下道だよ。いつか事故を目撃すると思っていた。なんとかならないものか。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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