えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
府中市美術館で『フジタからはじまる猫の絵画史 藤田嗣治と洋画家たちの猫』を見ました。戦前期の藤田嗣治の何気なく描く猫がリアルでありながら、かわいい。戦後はカリカチュアされた猫なども藤田はいっぱい描いている。本当に猫が好きだったんだ。藤田は日本画で「猫」も描いているのだけど、自ら日本画を知っていたから西洋で自分の絵が認められた、などと語っていたらしい。付け加えるに、西洋では単なる動物で背景や象徴にすぐぬものが、日本では心のある生きものなのです。真言宗の胎蔵界曼荼羅にはたくさんの心ある生きものも描かれているではないか。などという講釈はここまでとして、日本画からは、原在明の「虎耳草と猫図」、菱田春草の「黒猫」、岸田劉生の「眠猫」なんかがまたいい。ひさしぶりに熊谷守一の「白猫」も見れました。中村寛の「猫の子」や長谷川潾二郎の「猫と毛糸」のもふもふ感。猫好きにはたまらない垂涎の展覧会のようです。
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