えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

九月四日、上野の鈴本演芸場で令和七年九月上席昼の部です。見た演目を記します。前座の柳家小じかくんの「道灌」、二つ目の柳亭市若くんの「平林」、翁家社中のお二人の太神楽曲芸、隅田川馬石師匠の「元犬」、柳家花ごめ師匠の「人の恩返し」、ロケット団のお二人の漫才、林家正蔵師匠の「一眼国」、林家はん治師匠の「鯛」、ウクレレえいじさんのウクレレ漫談 、三遊亭圓歌師匠の「夜間工事中」で仲入りです。ダーク広和さんの奇術、松柳亭鶴枝師匠の「七段目」、柳家小満ん師匠の「あちたりこちたり」、柳家小菊師匠の三味線弾きの唄いの粋曲、主任は五街道雲助師匠で「妾馬」でした。
特に印象に残った演目です。隅田川馬石師匠の「元犬」で爆笑。馬石師匠の「元犬」は面白いね。ロケット団の漫才で大爆笑。ウクレレえいじさんのウクレレ漫談の映画「七人の侍」とか「ゴジラ」の志村喬のもの真似が似ているようで、似ていないようで面白い。三遊亭圓歌師匠のいつもの「夜間工事中」で大爆笑。松柳亭鶴枝師匠の「七段目」も面白くて、大いに笑う。真打になったばかりだそうで、新しい実力派の登場ですな。柳家小菊師匠の都々逸が好きです。作者不詳のものが多いのですが、七七七五の定型をもつ都々逸とはこんなものでございます。
惚れて通えば 千里も一里 逢えずに帰れば また千里
岡惚れ三年 本惚れ三月 思い遂げたは 三分間
恋し恋しと 鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が 身を焦がす
人の恋路を 邪魔する奴は 馬に蹴られて 死んじまえ
夢に見るよじゃ 惚れよが薄い 真に惚れれば 眠られぬ
五街道雲助師匠の「妾馬」は、粋でいなせできっぶがよくて、おっちょこちょいがたまにきずの噺。気持ちのいい江戸の風が吹いてきておりましたよ。
暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスです。
さて今日はここでは終われない。「たる松」で冷やしトマトとか穴子のにこごりをいただきながら、ビールや日本酒を軽く呑みます。
その後、電車で鶯谷に移動しました。東京キネマ倶楽部で「Hosono Haruomi - I'm back from London!」とタイトルされた細野晴臣さんのコンサートです。敬称を略しますが、以下の面々です。
細野晴臣 with くくく(原田郁子・角銅真実)、 シャッポ(福原音・細野悠太)、海老原颯
opening DJ : Yuka Mizuhara
細野さんは孫ほどの世代のバックバンドも引き連れての「もうぼくは七十八歳だよ」などとぼやきながら、楽しく演奏してくれました。容貌は少しは老いたけれど、出てくる音はまったく若々しく、客席にぼくのような老年にさしかかった人はあまり見ず、お客さんは若い人ばかりなのです。ぼくにとって初めての細野さんのコンサートは、近頃の曲から昔の曲まで素晴らしかった。一曲だけ演奏してくれたアンコール曲は、短い歌詞の世界平和を願い、祈る新曲のメッセージソングでございました。客席は静まり、ぼくの眼に涙すら浮かびました。

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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