えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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岡田美術館の『愛と平和の江戸絵画』展を見にいきました。たくさんの吉祥を目で愛でました。誰が描いたか判然としない屏風画などにも名画がたくさんあります。日本は素晴らしいのう。酒井抱一の『月に秋草屏風図』、伊藤若冲の『孔雀鳳凰図』、森狙仙の『鹿に猿屏風図』とか、みんな素晴らしい。日本に生まれたことが本当によかった。徳川家の二百六十年の平和の治世に万歳です。

常設展では本当ににたくさんの中国、韓国、北朝鮮、日本の美しい磁器、白磁や青磁や白青磁を一度機に初めて見ました。ぼくは朝鮮半島の高麗時代の菊の模様をうすくあしらった青磁の水さしもしくは花器の『青磁象嵌菊花文長頸瓶』にいたく惹かれてしまいます。なるほど、柳宗悦が朝鮮の陶磁器に惚れこんだ理由がわかるというものです。

帰りに天山湯治郷に寄りました。いい湯でした。
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竹橋の東京国立近代美術館で『コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ』を見る。これだけたくさんの「戦争画」と呼ばれる絵を見たのは初めてだ。気が滅入りながらも、何か懐かしいものを感じるのはどうしてだろう? 藤田嗣治の戦争画はその陰惨さによって、両義的でもあり、ぼくの目をいつまでも惹きつけてやまない。そして、戦時下の進軍喇叭の音に背を向けた松本竣介という画家がいたことが、ぼくに勇気を与えてくれる。

昭和元年から昭和二十年までは、日本人が罪を犯し、悪徳に染った、日本人にとってもっともいまわしい時代であった。それは、アジアを解放するといいながら、アジアを抑圧する欺瞞の日々でもあった。しかし、その時代に復古しようと主張する政治勢力がいて、強くなってしまったことが、ぼくには恐ろしい。記憶も、記録も忘れてしまってはいけないことだ。

靖国史観ではない、図録もあえて制作されないこの展覧会を企画したキュレーターに、ぼくは拍手喝采を送りたい。続投するという石破首相(ぼくは自民党員ではないが、なんと、自民党員の七割が続投を支持しているという)は、愛国者ならば、戦争の方に日本を行かせないためにも、この展覧会を見てほしいとぼくは願うものであります。
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川崎市岡本太郎美術館で「戦後80年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」展を見ました。岡本太郎と現代の9人の美術家、及び広島市立基町高等学校の創造表現コースの生徒たちの原爆に関する絵が展示されております。

渋谷駅にある岡本太郎の壁画「明日の神話」の原画が展示されてあって、素晴らしい。現代の9人の美術家の作品も素晴らしい。しかし、この展覧会の白眉は、広島平和記念資料館からの依頼による、広島の高校生たちの被爆者から話を聞いて描いた原爆が落とされた、その町とその町の人が何に見舞われたかの絵であろう。全世界の人たち(とくに核爆弾を保持している国の政治家)に見てほしい特別な絵が何十点も展示されてあった。広島平和記念資料館と広島市立基町高等学校の生徒によるこのプロジェクトは今も続いていて、その絵は207点におよぶという。これらの絵に描かれた、地獄のような悲惨は人類が記憶しつづけなければいけない特別な何かであると、ぼくは思うのです。
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町田市立国際版画美術館で『版画ってアートなの?』展を見ました。版画とは複製であり、工芸であり、やはりアート(芸術)なのだ、とぼくは思います。しかも、この展覧会にはシャガールやピカソの版画作品もあり、町田市立国際版画美術館のコレクションを見つつ、版画とはとても重要なジャンルなのだ、と思いました。昔、この町田市立国際版画美術館で見たピカソの「鳩」のリトグラフは忘れられません。
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ちひろ美術館・東京に『ヒロシマトマト 司修展』を見に行きました。同時開催の『アンデルセン生誕220年 ちひろと見つめるアンデルセン』展も見ました。ぼくにとって司修というと書籍の装丁家のイメージが強いのは、若いころに読んだ本の装丁にあまりにたくさんの「司修」という名前を見ていたからなのです。昔、友だちの彼女だかお嫁さんだかに、司修さんの本の装丁の事務所で働いている人から、毎日、終電で帰る日々だと聞かされて、大変だな、などと思っていました。その人はしばらくして、さすがに司修さんのオフィスは辞められたそうです。バブル経済も後半のあの頃は「24時間働けますか」などと栄養ドリンクのCMが喧伝していて、そのような過残業が当たり前の時代でした。人生の短さを近ごろは感じ、もう二度と戻りたくははない、とぼくは考えます。さて、司修さんの話にもどり、この展覧会で原画が展示されていた広島の子どもにみまう原爆禍を描いた絵本『まちんと』は、いつまでも読まれ記憶されるべき本である、と思いました。司修さんが装丁家だけではなく、小説家でもあり、画家でもあって、どの分野でも素晴らしい作品を残していて、今でも現役であることが嬉しい。

ちひろ美術館は岩崎ちひろさんの絵本の原画を残すことを目的に設立された美術館であるとのこと。今では絵本の原画や資料の収集では世界一の美術館であるらしく、35の国と地域228人のアーティストによる約28,000点を所蔵している。青春時代に戦争を体験したちひろさんは「世界中のこども みんなに 平和としあわせを」という言葉を残しています。岩崎ちひろさんの描いた子どもの絵を見ながら、ぼくはこういうのが芸術の根本であるような気もするのです。それは、大切なものを心をこめて描く、ということだと思うのです。
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平塚市美術館で『原良介 サギ子とフナ子 光のそばで』展を見ました。シュールリアリズムとは違っているけれど、森の中で魚が泳いでいて、女子が魚に変容しつつあるというどこか不思議であり、清々しくもある絵にぼくは惹かれてしまいます。



ワークショップの「どうぶつを描こう!」の山内若菜さんが子どもたちに指導した絵も見ました。子どもたちが牛や馬の動物の絵をカードに描いて若菜さんの描いた巨大な牧場の絵に貼り付けてあります。これぞ、子どもが参加する絵だろうか? 大胆にして素晴らしい。


入場料の無料のエリアで岩崎ちひろの展覧会も開催されておりました。閲覧可能なかたちで展示されていた岩崎ちひろの絵本『戦火のなかの子どもたち』をめくってみる。今でもガザなどで、同じことが繰り返されていることに涙が出てくる。ちくしょう。



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パナソニック汐留美術館で『オディロン・ルドン 光の夢、影の輝き』を見てきました。

展覧会を見ながら、このルドンというフランスの画家の名前を知ったのは、ぼくがティーン・エイジャーのころの、たしか高校生の時だったように思い出します。マルキ・ド・サドの怪しげな小説を訳していた澁澤龍彦のエッセイを読んでいいたら、ルドンのことを大絶賛していました。そういえば、澁澤龍彦の周辺の怪しげなフランスの小説などを市立の図書館から借りてよくぼくは読んでおりましたな。マルキ・ド・サドの『悪徳の栄え』、J.K.ユイスマンスの『さかしま』とか『大伽藍』、ルイ・フェルディナン・セリーヌの『世の果ての旅』、ジャン・ジュネの『泥棒日記』とか『花のノートルダム』、ジョルジュ・バタイユの『マダム・エドワルダ』、ジャン・コクトーの『恐るべき子供たち』、次から次へと出てくるのだけど、わけも分からず読んでおりましたな。その後、ろくな大人になれたか、なれなかったかは、ぼくにはよく分かりませぬ。そんなころに澁澤龍彦の本の小さな挿絵で出会ったルドンに何十年もたって、本ものの絵という形で再会するのなんて、不思議を感じる、と同時に、人生ってあっという間だとも思います。

今、ぼくの晩年の心で見れば、昔、惹かれた初期のモノクロの不気味で暗い作品もよいけれど、何かが吹っ切れたかのような、カラーの、花瓶に活けられた花、女の人、神話に出てくる物語などを描いた作品もとても魅力的で、何か胸がすーっとして気持ちよくなるかのようなのです。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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