えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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川崎市岡本太郎美術館で「戦後80年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」展を見ました。岡本太郎と現代の9人の美術家、及び広島市立基町高等学校の創造表現コースの生徒たちの原爆に関する絵が展示されております。

渋谷駅にある岡本太郎の壁画「明日の神話」の原画が展示されてあって、素晴らしい。現代の9人の美術家の作品も素晴らしい。しかし、この展覧会の白眉は、広島平和記念資料館からの依頼による、広島の高校生たちの被爆者から話を聞いて描いた原爆が落とされた、その町とその町の人が何に見舞われたかの絵であろう。全世界の人たち(とくに核爆弾を保持している国の政治家)に見てほしい特別な絵が何十点も展示されてあった。広島平和記念資料館と広島市立基町高等学校の生徒によるこのプロジェクトは今も続いていて、その絵は207点におよぶという。これらの絵に描かれた、地獄のような悲惨は人類が記憶しつづけなければいけない特別な何かであると、ぼくは思うのです。
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町田市立国際版画美術館で『版画ってアートなの?』展を見ました。版画とは複製であり、工芸であり、やはりアート(芸術)なのだ、とぼくは思います。しかも、この展覧会にはシャガールやピカソの版画作品もあり、町田市立国際版画美術館のコレクションを見つつ、版画とはとても重要なジャンルなのだ、と思いました。昔、この町田市立国際版画美術館で見たピカソの「鳩」のリトグラフは忘れられません。
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ちひろ美術館・東京に『ヒロシマトマト 司修展』を見に行きました。同時開催の『アンデルセン生誕220年 ちひろと見つめるアンデルセン』展も見ました。ぼくにとって司修というと書籍の装丁家のイメージが強いのは、若いころに読んだ本の装丁にあまりにたくさんの「司修」という名前を見ていたからなのです。昔、友だちの彼女だかお嫁さんだかに、司修さんの本の装丁の事務所で働いている人から、毎日、終電で帰る日々だと聞かされて、大変だな、などと思っていました。その人はしばらくして、さすがに司修さんのオフィスは辞められたそうです。バブル経済も後半のあの頃は「24時間働けますか」などと栄養ドリンクのCMが喧伝していて、そのような過残業が当たり前の時代でした。人生の短さを近ごろは感じ、もう二度と戻りたくははない、とぼくは考えます。さて、司修さんの話にもどり、この展覧会で原画が展示されていた広島の子どもにみまう原爆禍を描いた絵本『まちんと』は、いつまでも読まれ記憶されるべき本である、と思いました。司修さんが装丁家だけではなく、小説家でもあり、画家でもあって、どの分野でも素晴らしい作品を残していて、今でも現役であることが嬉しい。

ちひろ美術館は岩崎ちひろさんの絵本の原画を残すことを目的に設立された美術館であるとのこと。今では絵本の原画や資料の収集では世界一の美術館であるらしく、35の国と地域228人のアーティストによる約28,000点を所蔵している。青春時代に戦争を体験したちひろさんは「世界中のこども みんなに 平和としあわせを」という言葉を残しています。岩崎ちひろさんの描いた子どもの絵を見ながら、ぼくはこういうのが芸術の根本であるような気もするのです。それは、大切なものを心をこめて描く、ということだと思うのです。
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平塚市美術館で『原良介 サギ子とフナ子 光のそばで』展を見ました。シュールリアリズムとは違っているけれど、森の中で魚が泳いでいて、女子が魚に変容しつつあるというどこか不思議であり、清々しくもある絵にぼくは惹かれてしまいます。



ワークショップの「どうぶつを描こう!」の山内若菜さんが子どもたちに指導した絵も見ました。子どもたちが牛や馬の動物の絵をカードに描いて若菜さんの描いた巨大な牧場の絵に貼り付けてあります。これぞ、子どもが参加する絵だろうか? 大胆にして素晴らしい。


入場料の無料のエリアで岩崎ちひろの展覧会も開催されておりました。閲覧可能なかたちで展示されていた岩崎ちひろの絵本『戦火のなかの子どもたち』をめくってみる。今でもガザなどで、同じことが繰り返されていることに涙が出てくる。ちくしょう。



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パナソニック汐留美術館で『オディロン・ルドン 光の夢、影の輝き』を見てきました。

展覧会を見ながら、このルドンというフランスの画家の名前を知ったのは、ぼくがティーン・エイジャーのころの、たしか高校生の時だったように思い出します。マルキ・ド・サドの怪しげな小説を訳していた澁澤龍彦のエッセイを読んでいいたら、ルドンのことを大絶賛していました。そういえば、澁澤龍彦の周辺の怪しげなフランスの小説などを市立の図書館から借りてよくぼくは読んでおりましたな。マルキ・ド・サドの『悪徳の栄え』、J.K.ユイスマンスの『さかしま』とか『大伽藍』、ルイ・フェルディナン・セリーヌの『世の果ての旅』、ジャン・ジュネの『泥棒日記』とか『花のノートルダム』、ジョルジュ・バタイユの『マダム・エドワルダ』、ジャン・コクトーの『恐るべき子供たち』、次から次へと出てくるのだけど、わけも分からず読んでおりましたな。その後、ろくな大人になれたか、なれなかったかは、ぼくにはよく分かりませぬ。そんなころに澁澤龍彦の本の小さな挿絵で出会ったルドンに何十年もたって、本ものの絵という形で再会するのなんて、不思議を感じる、と同時に、人生ってあっという間だとも思います。

今、ぼくの晩年の心で見れば、昔、惹かれた初期のモノクロの不気味で暗い作品もよいけれど、何かが吹っ切れたかのような、カラーの、花瓶に活けられた花、女の人、神話に出てくる物語などを描いた作品もとても魅力的で、何か胸がすーっとして気持ちよくなるかのようなのです。
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横須賀美術館の『アートでつなぐ山と海 海浜のミュージアムで楽しむ日本画のきらめき』展に行ってまいりました。近代以降の日本画展です。近代以降の日本画というと横山大観とか東山魁夷、平山郁夫ぐらいしか知らなかったぼくには、こんなに幅広く、いろんな画家がいることが新鮮です。

そういえば、これは近代以降の日本美術の再興に大きく貢献し、それを主導した岡倉天心の『茶の本』の中の一節です。

「西洋人は、日本が平和な文芸にふけっていた間は、野蛮国と見なしていたものである。しかるに満州の戦場に大々的殺戮を行ない始めてから文明国と呼んでいる」

右も左も、どうだ、まいったか。画集の『堀文子の世界』をミュージアム・ショップで買って帰りました。見るのが楽しみです。そして、日本を再び発見する旅はつづきます。
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東京芸術大学美術館で『相国寺承天閣美術館開館40周年記念 相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史』展を見ました。京都の相国寺、金閣寺こと鹿苑寺、銀閣寺こと慈照寺の保有する美術品の展覧会でごさいます。

それは、十四世紀末、室町幕府三代将軍の足利義満の夢の後であり、後の江戸時代には朝廷によって守護され、伊藤若冲や円山応挙の名作が残されることとなります。

画聖とも呼ばれる雪舟は、室町時代の相国寺の高位の僧侶でもありました。その雪舟の「山水図」を見れたことがよかった。そして、雪舟の画の師である周文の「十牛図巻」は禅の十牛図の解説の本などにも口絵として引用されている絵で感激しました。

江戸時代に絵画を革新していった伊藤若冲の「竹虎図」の虎は猫みたいでかわいい。同じく絵画を革新していった円山応挙の「大瀑布図」はど迫力なのだ。

日本画に近頃、目覚めたわたくしは、こうひとりごちります。いいもんだねぇ。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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