えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
「AERA」誌の緊急増刊「東日本大震災 100人の証言」という雑誌を読んだのだけど、たくさんの有名な人たちがこの前の大震災について書いていて、例えば、内田樹氏の「物語の教訓はシンプル「金より命」「マニュアルより直感」」など、なるほどと思った。けれど、なんか、この人はこういうことを言うだろうみたいな文章が多くて、あまりおもしろくない。雑誌の前半を占めるこれらの文章の外野からの金持ち発言の辟易するところもあったのだけど、巻末の半分近くを占める「100人の証言」という特集は震災に会われたりした市井の人々のインタビュー集で、胸にせまる何かがあった。
ところで、かなり昔、静岡のあたりを一人で旅をしたことがある。知らない町の居酒屋で一人で呑んでいると、となりに腰掛けたおじさんがぼくに声をかけてきて、聞くと、雲仙普賢岳の火砕流の避難に会われた人で、家も仕事もマグマの巨大な炎に飲み込まれて失い、家族がちりぢりになり、今は、知らない町で一人で日雇いの仕事をしているという話を聞いた。子どもは東京の方にいて、かあちゃんはどこそこ、自分は静岡にいる。ぼくは、相槌を打ち、ためいきををもらすことしかできなかった。今、そのおじさんのことを思い出す。一期一会ではあったのだけど、今はどうしているのだろうか? 今ごろは、長崎の島原に戻り、家族そろって幸せな暮らしをしているに違いないではないかと、自分に言い聞かせる。
さて「AERA」という雑誌に戻り、「100人の証言」の一人として「私たちにできること」の項に、岩井俊二映画監督のインタビューが載っていて、現在ロサンゼルスに住む彼の故郷は仙台なのだそうだ。その「どんな状況でも咲き続ける「花」がある」と題されたインタビューは良かった。共感しました。みなさん立ち読みでもしてみてください。
ところで、かなり昔、静岡のあたりを一人で旅をしたことがある。知らない町の居酒屋で一人で呑んでいると、となりに腰掛けたおじさんがぼくに声をかけてきて、聞くと、雲仙普賢岳の火砕流の避難に会われた人で、家も仕事もマグマの巨大な炎に飲み込まれて失い、家族がちりぢりになり、今は、知らない町で一人で日雇いの仕事をしているという話を聞いた。子どもは東京の方にいて、かあちゃんはどこそこ、自分は静岡にいる。ぼくは、相槌を打ち、ためいきををもらすことしかできなかった。今、そのおじさんのことを思い出す。一期一会ではあったのだけど、今はどうしているのだろうか? 今ごろは、長崎の島原に戻り、家族そろって幸せな暮らしをしているに違いないではないかと、自分に言い聞かせる。
さて「AERA」という雑誌に戻り、「100人の証言」の一人として「私たちにできること」の項に、岩井俊二映画監督のインタビューが載っていて、現在ロサンゼルスに住む彼の故郷は仙台なのだそうだ。その「どんな状況でも咲き続ける「花」がある」と題されたインタビューは良かった。共感しました。みなさん立ち読みでもしてみてください。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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