えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
						與那覇潤さんの著した『帝国の残影 兵士・小津安二郎の昭和史』が面白くて、一気読みしました。小津安二郎の生涯を追ったものではなく、小津が彼の生きた同時代、昭和をどう見て、その映画に表象されてしまっていて、その時代がどのようなものであったかを考察した本です。
読了して、初めて、ぼくを惹きつけてやまない映画監督、小津安二郎の墓碑に「無」とあるかの理由が少し分かった気がしました。この本を読んで、小津の死んだ後のテレビでのホームドラマと小津の映画には決定的に違う何かがあるような気がしていたのは確信となりました。三度の従軍経験がありながら、戦争を直接には撮らずして、戦争について映画の中で言及し、戦争を滔々と流れる底流として、戦争を描いた小津の映画。この本の「終章 呪わしき明治維新―『東京暮色』賛」の驚くべき結論となります。小津安二郎の映画に少しでも惹かれる人は本書を読んでみてください。
					
																								読了して、初めて、ぼくを惹きつけてやまない映画監督、小津安二郎の墓碑に「無」とあるかの理由が少し分かった気がしました。この本を読んで、小津の死んだ後のテレビでのホームドラマと小津の映画には決定的に違う何かがあるような気がしていたのは確信となりました。三度の従軍経験がありながら、戦争を直接には撮らずして、戦争について映画の中で言及し、戦争を滔々と流れる底流として、戦争を描いた小津の映画。この本の「終章 呪わしき明治維新―『東京暮色』賛」の驚くべき結論となります。小津安二郎の映画に少しでも惹かれる人は本書を読んでみてください。
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HN:
	
えいちゃん
性別:
	
男性
職業:
	
S.E.
趣味:
	
音楽
自己紹介:
	
				音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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