えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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山崎晃司さんの著した『ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ』を読みました。

山崎晃司さんはクマの保全と保護に尽力するクアの生態の研究者なのだけれど、ついさっきも人とクマの不幸な事故をニュースが報じていた。山でクマと会ったなら決して逃げてはいけないというのは、クマを研究している人ならば誰もが唱える鉄則だそうですが、野生と出会った時、人の心の動きはままならない、と山崎さん自身がおっしゃっておられます。そのような事故がすまやかにおさまり、人もクマもそれぞれに健やかに生きていける世界をぼくは願ってやみません。

さて、「ムーン・ベア」とは何だろうと問われれば、和名で「つきのわぐま」と呼ばれます。胸に下弦の月のマークをもつかわいいやつ。人気者の「クマモン」もつきのわぐまだと思うのだけれど、ほんもののつきのわぐまはもう九州にはいないらしい。悲しいね。ぼくはクマを思い、森を思い、川を思い、山を思い、日本を思い、世界を思い、そこは人間のためだけではないところだとも思うのです。山崎晃司さん、素敵な本を書いてくれて、ありがとう。

ところで、ぼくが、昔、弘法山をハイキングしていて、出会った大きな黒い野生の生きものは、猿ではなく、クマだったのかもしれん。







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本村雅宏さんの著した『宇奈月小学校フライ教室日記 先生、釣りに行きませんか。』を読みました。およそ20年以上前、富山県黒部川の上流の小学校である先生がフライフィッシングを教え始めた、その記録の本で、子どもたちのキラキラ輝く瞳や笑顔が胸にせまってくるような読みものでした。本の帯にはこんな言葉もあります。

「富山県黒部川最上流の小学校で、とある教師がフライフィッシングの教室を開いた。身近な自然が、とたんにまぶしく輝き始めた。──いま注目の「環境教育」、時代に先駆けた9年間のリアルなドキュメント。せんせ。ほら。おさかな。つるよ。」

読みながら、何度も感動してしまいます。今、ぼくはフライフィッシングにはまりかけてもいるからね。もっと早くにフライフィッシングに出会っていれば、とも思いますが、ものごとはいつ始めてもいいんだし、ぼくの人生の中で、西の方へお日様の傾きだした今でよかったんだ。

宇奈月小学校も今はなくなり、この本の釣りに熱中した子どもたちのその後をつづった「あとがきにかえて」はちょっとほろ苦い。その「あとがきにかえて」を読みながら、ぼくはサン・テグジュペリの「星の王子さま」の有名な書き出しの一文を思い出してもいたのです。

「大人は、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」

けれども、ぼくは、フランスの偉大な小説家にして飛行機乗りのこの言葉にこう反駁したいのです。

「みんな、おぼえているよ。」






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シェリダン・アンダーソンさんと田渕義雄さんの共著の『フライフィッシング教書』を読みました。

読み始めると、以前にいつかこの本は読んだことがあるような、デジャブ(既視感)を感じてしまいました。魚釣りを少しだけかじって、昔、魚釣りの本を読んだことがあるとしても、難しそうなフライフィッシングをしようと思ったことはなく、この『フライフィッシング教書』は決して読んだことはないのに、何か不思議さを感じます。

1979年に初版が出され、2021年の今年で34刷となる、ロングセラーの教科書的名著なのです。シェリダン・アンダーソンさん、田渕義雄さん、二人とも悲しいことにすでに故人となっておられます。この本は「PART1 カーティス・クリーク宣言書」、「PART2 日本のカーティス・クリークのために」、「PART3 わがカーティス・クリークのほとりで」の3つのパートに分かれていて、「PART1」をシェリダン・アンダーソンさんが書かれておられ、「PART2」と「PART3」を田渕義雄さんが書かれておられます。「PART1 カーティス・クリーク宣言書」が初心者にも分かるロバート・クラムの漫画のような楽しいイラスト入りの入門編をかねた実践編。「PART2」と「PART3」はとても専門的で、今のぼくには書かれていることがあまりピンとこないのですが、何年か後に読み返せば、なるほどと溜飲を下げることもできるのでしょうか?

さて、「カーティス・クリーク」とは何でしょうか? シェリダン・アンダーソンさんによればこういうことらしい。

「カーティス・クリークは、文字通りには“カーティスの川”ということ。そして、これはこっそりと釣りにいく川という意味。カーティス・クリーク、それは、冷たい流れにマスたちが泳ぐ、喜びに満ちたどこまでにつづく川の広がり……、誰にも教えない秘密の川、心の川」

「カーティス・クリーク宣言書」のおしまいにシェリダン・アンダーソンさんは、この宣言の読者のぼくにこう課しています。

「きみの最期のレッスンとしてぼくはきみに、きみ自身のカーティス・クリークを発見する仕事を課す。それは喜びに満ちた、汚されていない、何処までもつづく川の広がりであり、きみはその川を他の何物よりも大切にするだろう。この人生には、カーティス・クリークはいくらも存在しない。だから、きみがそれを発見したら、秘密にしなさい」

ぼくはカーティス・クリークを探しにいくぞ。







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ぼくの大好きなシンガー、友川カズキさんの著した『一人盆踊り』を読んだ。友川さんが数十年にわたって、いろんなところで書いた文章や詩を集め、文庫本のしたもので、語りおろしも含んでいる。

いろんな人との交遊も書かれていて、そのいろんな人たちとは、中上健次さん、深沢七郎さん、大島渚さん、たこ八郎さん、篠原勝之さんなど、ひとくせもふたくせもあるぼくの好きな人ばかりなのです。

深沢七郎さんとのラブミー農場でのことなども書かれていて、同じころ、ぼくもラブミー農場に訪問したことを思い出した。その時のラブミー農場で深沢さんと音楽の話になり、ぼくは、最近、友川かずき(当時は「友川カズキ」ではなく、友川さんは「友川かずき」と名のっていた)の歌にすごく惹かれますと言うと、深沢さんは友川の歌はいいんだけどよ、あれは歌かね、むずかしい言葉、使って、歌っちゃってよー、この前、ロッド・スチュワートのコンサートに行ったんだけどよ、歌っていうのは、ロッドとかエルビスみたいにアイラブユーとかアイニードユーとか歌っていればいいんじゃねーの、などとおっしゃっておりました。けれども、『一人盆踊り』を読むと、深沢さんは友川さんの歌について、友川さんへ小包で送った私家版の本『みちのくの人形たち』と『秘戯』に添えられた手紙で、あなたのウタはネンブツですね、とお書きなっていたそう。最高の賛辞ではないですか。羨ましい。

語りおろしで近況を語る友川さんはなんだか楽しそう。五十歳を越えたことから、海外で友川さんの歌が聞かれるようになり、何度かヨーロッパ、アメリカ、アジアにコンサートツアーをしているそうだ。ヨーロッパへは、灰野敬二さん、三上寛さんと回ったそうです。あまりに濃ゆいメンツです。

本のタイトルの「一人盆踊り」で、友川さんは群れることが本当に嫌いだそうな。アメリカをけなしつつ、一人でコンサートを見に来るニューヨークのオーディエンスを友川さんは絶賛していた。それでさ、デモにもライブバーにも一人で行って、一人で帰ってくるおいらって、やっぱ、イケてるんじゃねーの。

友川さん、まだまだ、ひと花もふた花も咲かせてください。







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上間陽子さんの著した『海をあげる』を読みました。これは沖縄で未成年の少女たちの支援・調査をつづけている上間陽子さんが沖縄のことを書いたエッセイで、エッセイというより私小説に近いもの。近ごろ、本を読んで、これほど感動したことはありません。

沖縄の悲しみが心に染みます。絶望から詩が生まれることを知りました。沖縄のように軍機の音をよく耳にする、アメリカ軍の基地のたくさんある神奈川県の相模原に住むぼくも加害者であることに気づかされました。







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神奈川新聞「時代の正体」取材班の編集による『ヘイトデモをとめた街 川崎・桜本の人びと』を読了しました。

ラストの章「デモ中止」には本当に感動しました。

憎悪に愛であがなった桜本の人たちに躊躇なくぼくはエールを送りたいと思います。やっぱ、「どっちもどっち」とか言っていたんじゃだめなんだ。

この戦いに愛によって勝ちつつも、人びとの架け橋となるべくして生まれ育ったふれあい館には、まだ卑劣な脅迫の手紙が最近もまた来ていると、神奈川新聞の紙面で知り、さらにぼくは桜本の人たちを応援しているのです。この拙文もそのようなために書いているようなもの。

未来は勇気ある行動でバックラッシュを押し返した桜本の人たちと有形無形で彼らたちを支えるそんな人たち、ぼくたち、わたしたちの手の中にやってくるに違いない。フーレー、フーレー!!







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国際環境NGO FoE Japanの発行した68頁の冊子『福島の今とエネルギーの未来 2021』を読みました。

表紙のイラストはこの前、もやい展で原画を見た鈴木邦弘さんの絵。

特集「3・11から続く道」で文章を寄せられている福島で東日本大震災の震災にあわれた五名の方々の文章が生々しくも、誠実を感じさせられるものでありました。

「トピックスと解説」では日本と世界の原子力発電をめぐる1年間の動きを読めました。日本はこの10年、何も変われずに、いろんな面で世界から取り残されていって、後退しているようにも感じます。

「原発の稼働状況 東日本では「原発ゼロ」」では西日本で数基の原発が稼働されてしまっているのを知りました。大飯原発、玄海原発、川内原発。いつかまた事故が起こるような気がしてならない。二度目の過酷事故でやっと多くの日本人は気づくのでしょうか?

あー、わが国土に暮らす、わが国の人たちよ、無関心は力のある人たちによって狂わされた無知でもあるのではなかろうか? リタイア後に大好きな日本からの移住すらも考えてしまう、ぼくは悲しいです。

「福島の今とエネルギーの未来 2021」発行! | FoE Japan

国際環境NGO FoE Japan
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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