えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
VODで黒澤明監督の『素晴らしき日曜日』を見ました。1947年に公開された日本映画です。映画ってすごい。この映画を見ると、1947年の東京に行けるかのようです。終戦だか敗戦の二年後の米国占領下の日本です。
ストーリーは沼崎勲と中北千枝子の演ずる二人の若く貧しいカップルが日曜日にデートをするという話。
ラストの方の演出は『素晴らしき日曜日』の七年前のチャップリンの『独裁者』のようで、スクリーンの中で中北千枝子演ずるカップルの女性が映画を見ている観客に語りかけるというもの。同じような演出に寺山修司の『書を捨てよ町へ出よう』をぼくは思い出したりもします。
あー、『素晴らしき日曜日』に出てくるカップルは青春なのです。東京の町も、日本も青春で、青春とは何もなくて、それでも夢見ることであるような気がしました。ところで、最近、夢見ることを忘れてはいないか? 今のきみはどうだ? 今のぼくはどうだ? 今の日本はどうだ? 忌野清志郎もこう言っておりました。夢を忘れずに・・・
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