えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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山種美術館にて『【開館60周年記念特別展】川合玉堂 ―なつかしい日本の情景』を見ました。やはり、何気ない日常の懐かしいような山里を描いた絵にとても惹かれます。



昭和20年、1945年に描かれた田植えをする絵「早乙女」を見て、とても素敵な絵で、これは戦争が終わったことの喜びも表したに違いない、とぼくは想像しましたが、本当は戦争中の疎開先の東京都西多摩郡三田村御岳でか描かれた絵だそうです。この絵を見ながら、ぼくは黒澤明監督の「七人の侍」のラストの村中て田植えをするシーンを思い出しました。日本人はというのは戦があり、嫌な戦が終われば、田に稲を植え、実りを待ちつつ、そうして生きてきたのだ、と思うのです。川合玉堂の絵のこの懐かしい幸せの感じを理屈ではなく、ぼくは大切にしたいのです。
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東京都美術館で『アンドリュー・ワイエス展』を見ました。東京都美術館は今年、開館100周年だそうで、その記念でもあるそうです。アンドリュー・ワイエスはアメリカ合衆国の、エドワード・ホッパーと並ぶ偉大な画家ではありますが、この展覧会を見ながら、ワイエスとホッパーが移民、植民者という根を持ちながら、まったく異なった画家でもあるように思えました。エドワード・ホッパーの絵が表出する何かは、植民者の寂しさとそこならもたらされる悲しさに終始しているようなのですが、アンドリュー・ワイエスはそこから、もう一歩だけ踏み出すかのように、人も、人のもたらした家も、その他のすべては朽ち果てていくかのような静かな諦念を絵に表しているかのようなでもあります。しかも、ワイエスの絵はその諦念を肯定し、ぼくはその絵に慰撫されるかようで、ぼくの心の琴線は震えてしまっておりました。主人をなくした古い家の絵を見ながら、ぼくの心は震え、目頭が熱くなるようでもあったのです。
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横浜美術館に『没後110年 日本画の革命児 今村紫紅』を見に行きました。明治時代から大正時代にかけての日本画家、今村紫紅の展覧会です。

初めは俵屋宗達などの江戸琳派に傾倒し、明るく闊達な美しく、素晴らしい絵を描き、新たな表現も模索し、短すぎる三十五年の生涯の晩年は、自らの生涯を悟り、締めくくるかのような南画で、ありふれた風景に桃源郷を見いだすかのような絵を描いた。

とくに、インドを旅した後に描いた「熱国之巻」は、ぼくを驚かし、現代にも通ずるかのような名作でもあります。

「自由も、新も我にあり」と自尊し、後輩を「暢気に描け」と励ました今村紫紅は偉大な近代日本画の忘れらない人であることは間違いないことを多様な絵を見ながら確信いたしました。
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前期と後期では展示替えがあるというので、府中市美術館での二回目の『春の江戸絵画まつり 長沢蘆雪』に行ってきました。後期のみの展示に和歌山県の串本町にある無量寺が所有していて普段は無量寺内にある串本応挙蘆雪館で展示されている「竜虎図襖」があって、やはりこれでしょう。素晴らしい。見ごたえがあります。「こわい」と「かわいい」が共存した竜と虎の絵は、なにやら禅の「おもしろい」境地も表しているとか。
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前期と後期の展示替えがあるというので、東京国立近代美術館の『下村観山展』に来ました。前期ほと混んではおりませんでした。後期のみの展示の『鵜』が素晴らしい。東京国立近代美術館の公式Facebookでは、この『鵜』について、このようにコメントしております。

「無限の空間に飛び去ろうとする鳥と絶叫するかのように岩上で見送る鵜。そこには38歳の若さで他界した学友の菱田春草(ひしだしゅんそう)に対する観山の悲痛なる哀悼の辞が込められいます」

大きくて大胆な構図の美しくも新しい日本の屏風絵。これを見るだけでも来てよかったです。

この「鵜」は写真撮影禁止でありましたので、所蔵している東京国立博物館の該当のページを紹介いたします。

https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10514
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府中市美術館に『春の江戸絵画まつり 長沢蘆雪』を見に行く。女の人を中心にとても混んでいました。すさんだ戦争の世がニュースなどで見せられ、蘆雪の描くかわいいものに惹かれるというのも普通の人情であろう。

藤田嗣治が昭和の時代の猫を描く西洋画家ならば、長沢蘆雪は江戸の時代の子犬を描く絵師であったのだ。師である円山応挙の応挙犬を初めは模範としつつ、禅画や南画の影響もあり、いつかは応挙犬を右にも、左にも、上にも、下にもはみ出し、長沢蘆雪は奔放で、しかもかわいい蘆雪犬を生み出したのでありました。他にもかわいい子どもたち、雀たちも、たくさん登場し、見た人を笑顔にします。絵を見ることは愉しきこと哉。

さて、ぼくが見たのは前期の展示で、後期は大きく展示替えをするという。後期のめだまの出しものは串本・無量寺の竜と虎の襖絵だ。見に行きたいと存じます。

春の江戸絵画まつり 長沢蘆雪
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東京国立近代美術館へ『下村観山展』を見に行きました。実は、事前のチラシで見ていた下村観山のふてぶてしい右翼のような風貌にびびっておりました。それも杞憂であったようなのです。若いころの観山は英国に留学までして、西洋の絵画を学んだ、ということを知りました。そして、ヨーロッパ各地の美術館を巡り、さまざまな絵を見たそうなのです。帰国後、海外の体験が逆に、狩野芳崖の弟子であり、能の宝生流の家で育った観山を日本に向かわせることになったようなのです。新しく、しかも伝統が確かな基礎となっている、そのような日本画を創出し、横山大観、菱田春草とともに英語で『茶の湯』を著した思想家、岡倉天心の三大弟子の一人と呼ばれるようになりました。そして、素晴らしい日本画を描きつづけました。

その絵は超絶でもあり、しかもとても繊細です。以外にとても心根のやさしい人だったのかもしれません。昭和五年、1930年に観山は五十七歳で亡くなりました。昭和六年には柳条湖事件、いわゆる満州事変が起こっています。一水会の鈴木邦男さんを思いおこさせる、伝統を愛する、やさしい愛国者の観山にとって、中国に侵攻し、侵略し、荒み、転落していく日本を見ずにすんだことは、もしかして、よかったことかもしれません。プーチン、ネタニヤフ、トランプ、あんたらは間違っている。とまれ、この展覧会、前期と後期で展示替えがあるそうで、後期も再び見たく存じます。

同時開催されている『美術館の春まつり』もとてもよかったです。菊池芳文の「小雨ふる​吉野」の桜の満開の絵を見ると、平和の尊さが思われ、それを願わずにはおられません。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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