えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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江戸時代中期に佚斎樗山(いっさい ちょざん)が著し、高橋有さんが現代語訳した『新釈 猫の妙術 武道哲学が教える「人生の達人」への道』を読みました。これは、なんというか不思議でもありますが、ぼくが通っている心身統一合氣道の道場で、何度も説かれ、教わっていることが、猫と武士の問答で書かれているのです。武道に関心がある方は、是非、お読みになってください。楽しく学べ、得心、納得できますよ。自身も武道家であられる高橋有さんの解説付きでもあります。面白かった。

【文庫】新釈 猫の妙術
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Bluenote TokyoでCount BasieなきあとのCount Basie Orchestraを見ました。Count BasieこそKing of Jazz、King of Blues、King of Swingだ、とぼくは信じて疑わない。かくして、それは今夜、証明されたのであります。総勢、18人による超弩級サウンド。心は1930年代のガンザスシティーに飛んでいき、ボールルームで踊る。Count Basie Orchestra、最高!
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映画館で黒澤明監督の『椿三十郎』を見ました。

この映画はちょっとコメディーっぽい脇役が面白いな。とらえられた城代家老の睦田の奥方役の入江たか子、その娘役の団令子、ひるがえった見張りの侍役の小林桂樹。入江たか子が浪人の侍役にいいことをいうよ。「あなた、刀みたいね、ギラギラしすぎているわね、本当にいい刀っていうのは鞘におさまっているものよ」に三船敏郎の侍は苦い弱り顔。小林桂樹の見張り役の侍は、こんな人いるな、と思い憎めない。ラストの方でちょっとだけの城代家老の睦田役の伊藤雄之助の拍子抜けのゆるさも面白い。

それにしても三船敏郎がかっこいい。侍ハードボイルド。ラストのセリフは『用心棒』と同じく「あばよ」もかっこいい。

ところで、本当は黒澤明監督は原作の山本周五郎の『日日平安』そのままに殺陣なしに映画を作りたかったそうなのです。だが、映画会社の反対により、『椿三十郎』となったそう。この恨みを黒澤は『赤ひげ』ではらしたのかもしれません。
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鈴木貞美さんの著した『満洲国 交錯するナショナリズム』を読みました。鈴木貞美さんというとぼくが大学生のときに武田泰淳に関する卒論を指導していただいた先生でもあったのです。東洋大学の助教授の後、教授として国際日本文化研究センターに行かれました。さて、この読書は「満洲国」と「イスラエル」は近似しているのではないか、と思い、本を取ってみたのものであります。

「満洲国」についての批評に重きを置いた本というよりかは、1932年(昭和7年)の建国から1945年(昭和20年)年の消滅までのこの「大日本帝国」の傀儡国家「満洲国」の批評を含めた通史による歴史というような内容でした。歴史を見るとき、鳥の視点と蟻の視点というのがある、と思う。鳥の視点からは「満洲国」は悪辣な陰謀の連続であったのが『満洲国』を読めばよく分かる。蟻の視点として鈴木貞美先生がユニークなのは、もともとの文芸史の研究者として当時の詩歌、小説、随筆、紀行なども取り上げ、民衆の意識まで降りて「満洲国」を論じていることで、その部分はとてもぼくには面白かったのであります。とまれ、この『満洲国 交錯するナショナリズム』は「満洲国」を考えるとき、もっとも重要な定本となろうものであります。付け加えるにこの本には歴史の改竄の記述は出てきはしません。そして、1945年に「満洲国」も「大日本帝国」も消滅し、中国が中国人のアンデンティティのもとに帰ったのはいいことで当然の正しい帰結だと思わざるえません。パトリオティズムというナショナリズムとはまったく異なることもあって、それは現代で起こっているさまざまなナショナリズムの問題についてもいえるのではあるまいか?

満洲国
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昼から夜まで寄席にいました。十月二十一日、新宿末廣亭、令和八年十月下席です。

見た昼の部の演目です。前座の柳亭市助くんの「狸の鯉」、二ツ目の柳亭市寿くんの「反対俥」、林家木久彦師匠の「やかん」、ホンキートンクのお二人の漫才、柳亭小燕枝師匠の「初天神」、春風亭柳枝師匠の「金明竹」のだゆきさんの音楽パフォーマンス、林家きく麿師匠の「歯ンデレラ」、三遊亭圓歌師匠の「夜間工事中」、風藤松原のお二人の漫才、柳家小さん師匠の「親子酒」、五街道雲助師匠の「お菊の皿」で仲入りです。林家つる子師匠の「箱入り」、松旭斉美智さん、松旭斉美登さんのお二人の奇術、三遊亭歌奴師匠の「浮世床」、林家木久扇師匠の「彦六伝」、林家彦いち師匠の漫談、柳家小春さんの粋曲、主任は柳亭市馬「片棒」でした。

とくに印象に残った演目です。のだゆきさんの音楽パフォーマンスはゆるくて好きです。三遊亭圓歌師匠のお馴染みの新作「夜間工事中」で大爆笑。五街道雲助の「お菊の皿」のいなせな遊び好きの江戸人の吹かす江戸の風。三遊亭歌奴師匠の「浮世床」の明朗さ。林家木久扇師匠の「彦六伝」は自作の新作で昭和を思い出させてくれる大爆笑。林家彦いち師匠の漫談も大爆笑。柳家小春さんの粋曲の粋。柳亭市馬師匠の「片棒」はひさしぶりに聞く王道の滑稽噺でごさいました。

見た夜の部の演目です。前座の柳亭ちょいとくんの「寿限無」、二ツ目の柳家小次郎くんの「護衛艦」、ジキジキのお二人の音曲漫才、古今亭志ん五師匠の「水族館」、隅田川馬石師匠の「元犬」、林家楽一師匠の紙切り、柳家はん治師匠の「背なで老いてる唐獅子牡丹」、蝶花楼桃花師匠の「任侠流山動物園」、鈴風にゃん子さんと鈴風金魚さんのお二人の漫才、林家正雀師匠の「松山鏡」で仲入りです。古今亭菊春師匠の「替り目」、ダーク広和さんの奇術、三遊亭歌武蔵師匠の漫談、柳家小満ん師匠の「時蕎麦」、翁家勝丸さんと翁家丸果さんのお二人の太神楽曲芸、主任は柳家喬太郎師匠で「品川心中」でした。

とくに印象に残った演目です。柳家小次郎くんの「護衛艦」は小次郎くんが過去、落語家として柳家さん喬師匠に入門する前の実体験をもとにした噺だそうです。とてもリアルでありながら、洋上の船と空の光景が目に浮かぶようで、幻想的。新作落語でこのような表現もできるのか、ととても感心いたしました。隅田川馬石師匠の「元犬」の人間になった犬がかわいらしくて好きです。林家楽一師匠の紙切りのゆるさとおしゃべりの楽しさ。蝶花楼桃花師匠の「任侠流山動物園」のめちゃめちゃな飛び具合がいい。古今亭菊春師匠の「替り目」の定番噺ながらの大爆笑。ダーク広和さんの奇術のゆるさと不思議さに魅了されました。三遊亭歌武蔵師匠の漫談で大爆笑。柳家喬太郎師匠の「品川心中」は、前半のみながら、くすぐりで笑わせつつ、鬼気迫るものがありました。全編を独演会か何かで是非、見てみとうございます。

柳家喬太郎師匠の枕での柳家さん喬師匠に小言をいわれた話。柳家権太楼師匠が、生まれた時からテレビのある世代は仕方ないんだよ、とさん喬師匠をたしなめた、という。どういうことだろう? そういえば、近ごろの落語家は身ぶり手ぶり顔の表情が、なんだか大きめのような気もします。もっと年上の、柳家さん喬師匠、柳家権太楼師匠、五街道雲助師匠、春風亭一朝師匠、このような噺家さんたちは語りぶりだけで、お客さんの想像力にゆだねるようなところもあるように感じますな。さて、落語の進化はどこへ向かうのでしょう?

暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスです。
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国会議事堂の前で開催されている「イットク2026!-自由!平等!No War!」で、5曲、歌いました。歌詞を披露いたします。

   ぼくらの国

フジヤマ、ゲイシャ、フジサン高い
渋谷のハチ公、交差点
わたしをニッポンにつれてって

ノウガク、カブキ、オヤコ丼
居酒屋、焼鳥、お酒も美味しい
飛行機よ、ニッポンに向かえ

ハラキリ、カミカゼ、ヒロシマ、ナガサキ
金閣、銀閣、原爆ドーム
ジェット機よ、ジャパンに向かえ

ポケモン、ジブリ、ハローキィティ
奈良の小鹿のシカせんべい
飛行機よ、ニッポンに向かえ

 だけど、これだけ、分かっていてね
 ぼくらの国は戦争をしません

  あーあ、台風がまたやってきた
  あーあ、地震にまた襲われる
  負けるな、ニッポン、がんばれ、ニッポン、 大好き、ニッポン
  ある意味、夢の国

 だけど、これだけ、忘れないでね
 日本は二度と戦争をしません
 日本は二度と戦争をしません
 日本は二度と戦争をしません

   税金

税金だ 税金だ
国債は子どもたちの借金だ
二つばかり増えたのさ
防衛費と政府広告費

塩と米もあがったぞ
ガソリン代もあがったぞ
倒産が増えてるぞ
不況が続けば戦争だ

あとは戦争だ 戦争だ
地震が来たら戦争だ
死神どもに狩りをさせ
死体の山を築かせろ

 戦争って何だ?
 誰かを殺すことか?
 殺されるのが嫌だ
 殺すのも嫌なんだ

   眠れない八月の子守唄

八月六日は眠れない
原爆落とされ眠れない
広島に落とされ眠れない

八月九日、眠れない
原爆落とされ眠れない
長崎に落とされ眠れない

八月十五、眠れない
戦争負けて眠れない
日本が敗れて眠れない

靖国なんぞに眠れない
兵隊たちは眠れない
ふるさとの空から声がする
憤怒の涙が木霊する
我らは今も彷徨うのだ

   自警団

自警団がやって来るぞ
自警団がやって来るぞ
嵐の後にやって来るぞ

ミシシッピーの川を下って
ニューオーリンズまでやって来るぞ
散弾銃をぶっぱなすぞ

自警団がやって来るぞ
自警団がやって来るぞ
地震が来たらやって来るぞ

横浜からやって来るぞ
東京なんか火の海さ
熊谷のことを忘れるな

自警団がやって来るぞ
自警団がやって来るぞ
自警団に気を付けろ

   おれと戦争のブルース(渡辺白泉の俳句より)

戦争が廊下の奥に立っていた
戦争が廊下の奥に立っていた
戦争が人間みたく立っていた

戦争が今じゃ真ん中立っている
戦争が今じゃ真ん中立っている
にやりと笑って立っている

戦争がおれの左手引っ張って
戦争がおれの左手引っ張って
何処に行こうというのかね

守るの攻めるの囁いて、おれを何処かに連れて行く
夢か現か神様か、はたまた怪しの化け物か
死体の山が見えてきた、おれはおっかなくて逃げていた

戦争が廊下の奥に立っていた

なんだか、楽しい一日となりましたが、街頭で歌えは、今という時代を感じてしまいます。ぼくは還暦を数年、越えてしまっているのですが、こんな歳になって、世界は大変な時代に突入してしまったのを、秋の風から肌でとても感じているのです。流されずに正気でいるために歌を歌いもするのです。
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西川美和監督の『わたしの知らない子どもたち』を観ました。黒澤明も、溝口健二も、小津安二郎も描けなかった、もしくは描かなかった敗戦を、戦後80年が経ち、西川美和さんが描いたのだと思う。

笑わない琴子を演ずる主役の子役の小八重葵海さんはフランソワ・トリフォー監督の『大人は判ってくれない』に出てくる子どものような存在感なのだ。

この『わたしの知らない子どもたち』は同監督の『素晴らしき世界』の何十年前にあったことのプロローグようでもある。

『素晴らしき世界』での主役の役所広司さんは『わたしの知らない子どもたち』では田中裕子さんとのさびれた港町での老いた老夫婦で、悲惨な敗戦の事件がつづくこの映画の中で、かすかな救いと癒しであるかのようでもあるのです。脇役ながら二人ともお見事で、「子どもは神さまじゃから」のセリフがぼくの胸にこだましています。

西川美和さん、戦争の世の今、観るべきの敗戦の映画をありがとうごさいます。

わたしの知らない子どもたち
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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