えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
藤本タツキさんの著した漫画『ルックバック』を読みました。是枝裕和監督の映画『ルックバック』の原作であります。解決のないラストが切ない。感動しました。誰もが重荷を背負っていくしかないのかもしれません。
映画の『ルックバック』は原作とほぼストーリーは変わりませんでした。映画には映画のよさがあり、漫画には漫画のよさがあることを再認識しました。両者とも『ルックバック』は芸術であります。
ルックバック - 藤本タツキ - 少年ジャンプ+
アミューあつぎ5階のあつぎアートギャラリーで森住卓さんの写真展『1975-2026 風下の人びと』を見ました。あつぎアートギャラリーに到着すると、期せずして森住卓さん自身のギャラリー・トークが始まっています。そのトークを聞きつつ、森住さんの人間性の素晴らしさを感じつつ、ぼくは風下とは核兵器や原子力発電所の風下で放射能を浴びざるえない人たちの住むところであるのをを意味していることを了解しました。目を背けたくなるような写真もありますが、森住卓さんの写真にはフォト・ジャーナリズムの力を感じます。
戦争と原発事故は嫌だ。いまだに福島県には放射能による立ち入り禁止の区域がたくさんあります。日本の政府はその責任を逃れつづけ、電力会社も逃れつづけています。どこの国も同じような卑怯者が逃れつづけようとしています。我らには怒りの反撃が必要だ。ぼくの残りの生の向かう目印は世界平和しかありません。そんなことを思った展覧会でしたが、ラストのコーナーのヤンバルの子どもたちの笑顔は素敵すぎるのでありました。
九月二十八日、上野鈴本演芸場にて令和八年九月下席夜の部は抜擢一人真打の春風亭一花さんの寿真打昇進披露興行でありました。立ち見も出る満席です。
見た演目を記します。三増紋之助さんの曲独楽、二ツ目の吉原あさひさんの「牛褒め」、林家たい平師匠の「初天神」、すず風にゃん子さんとすず風金魚さんのお二人の漫才、春風亭小朝師匠の「池田屋」、柳家さん喬師匠の「時蕎麦」、ダーク広和さんの奇術、春風亭一朝師匠の「芝居の喧嘩」でお仲入りとなりました。柳家三三師匠、林家たい平師匠、春風亭一朝師匠、春風亭小朝師匠、柳家さん喬師匠、春風亭一花さんの真打昇進披露口上がございまして、会場中で三本締めです。立花家橘之助師匠の三味線弾きの、唄いの浮世節には華やかにも春風亭一花さんの太鼓と吉原あさひさんの笛が入りました。桂二葉師匠の「つる」、柳家三三師匠の「七面堂」林家楽一さんの紙切り、もちろん主任は壽真打昇進の春風亭一花さんに「明烏」でした。
特に印象に残った噺でございます。春風亭小朝師匠の「池田屋」は幕末の志士の噺で講談のような語りぶりに引き込まれました。柳家さん喬師匠の「時蕎麦」はお馴染みの噺ながら、その丁寧な話しぶりに爆笑しました。春風亭一朝師匠の「芝居の喧嘩」できっぷのいい江戸の風も吹きます。立花家橘之助さんの浮世節の華やかさ。桂二葉師匠の「つる」の上方の面白さの大爆笑。柳家三三師匠の「七面堂」は珍しい発掘噺。春風亭一花さんの「明烏」は吉原舞台の廓噺で、真打昇進の心意気を感じました。
若い人が夢を追いかける姿はまぶしいなぁ。ぼくも見習いたいです。Forever Young!
暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスです。