えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
DOORS末期の凄まじいライブです。1970年4月10日のボストン・アリーナでの2つのショウを完全キャプチャーしたこのアルバムを聴くと、Jim Morrisonは、自ら"Shaman's Blues"で歌った歌詞にあるように、祈祷師であり、呪術師でもあり、そこで召喚されるのは土地を汚され奪われたアメリカ・インディアンやリンチされ吊るされた黒人でもあり、それ以上に、ベトナムから帰ることのできなかった名も無き若い兵士の霊であるのかもしれない。
永遠と途切れることもなくアドリブ的に演奏され、それは、エイトビートの激しいジャズのようでもあるけれど、Jimによる朗読と歌すらも、さらにアドリブで歌われることによって、コンサートは禍々しい儀式のようになっていく。音と歌が地を這い、天に舞い上がる中、セカンド・ショウの後半ともなると、オーディエンスが静まりかえっているのだ。永遠に続くかのようなこの夜の祭りは、主催者による電源断によって唐突に終り、戸惑う客席の声に混じり、Jimが怒気荒く、捨て台詞に"Cock sucker!"と吐き捨てて終わる。怖えー。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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