えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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こんな夢を見た。朝、起きると、死んだはずの犬のレオがワンワンと烈しく吠えている。吠えているそこに近づくと、小さな水槽の水が干あがっていて、魚たちが全滅している。ぼくは母を呼び、泣きじゃくりながら、烈しく母に抗議している。

そこで目が覚めた。目が覚めてもしばらくは悲しかった。ぼくはぼくに何を抑圧してきたのだろうかと考えた。答えはわかるような、わからないような気がした。よくわかることは、水槽に水をやることは、とても大切なことなんだということ。ぼくは水をやることを忘れていないだろうかと、しばし思案する。すると、お日さまがのぼってきた。
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こんな夢を見た。ぼくは知らない町を歩いている。ぼくの仕事はただ歩くことで、へんな仕事かもしれないけれど、道を知らされ、地図も持たずに歩くことだけ。郵便配達の人のように、細い路地裏でも古い高層住宅の廊下でも歩いてゆく。すると、ぼくは教えられた道から大きく外れていることに気づいた。ぼくはふりかえり、もと来た道を、記憶をたよりに家に帰ろうする。てくてくいろんな道を、記憶と勘だけをたよりに帰り道を歩いている。七階建てや八階建ての高層住宅の廊下を歩きながら、右に鉄製のドアを見て、左には広々とした林や草の大きくてなだらかな丘が広がっている。なにか懐かしい。少し不安だけれど、いつか、こうして歩いていれば、きっと家にも帰れるだろう。

そこで目が覚めた。そうだ、ぼくの人生の流儀は歩きつづけることなんだ。どこかに行くにしろ、帰るにしろ。
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こんな夢を見た。ぼくはとある練習スタジオでアイリッシュ・バーのカウンターにあるような高い椅子にすわり、ギターを弾いて歌っている。二曲目にさしかかった時、後ろの方から誰かがベースの弾く音が聞こえる。体をねじらせてギターを弾きながらふりかえると、そこにはジョン・レノンがいて、ベースを弾いている。リッケンバッカーのベースで、なぜか6本の弦を張れるようになっているのだけど、低い音の4本しか弦は張っていない。ボディの色はオレンジのサンバースト。ベースを弾きながらジョン・レノンは、それでいいんだというふうに、うなずき、ぼくの目に合図を送ってくれる。

そこで目が覚めた。あまりこねくりまわして考えずにこの夢はそのまま受け取ることにします。ジョン、ありがとう。これでいいんだ。
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こんな夢を見た。ぼくは古い昔の雑貨屋のような所で開かれたパーティーに参加している。いろんな人と談笑しているとあの男が部屋に入って来る。ぼくを殺しに来たのかなと思うと、男はぼくに向けて十徳ナイフをふりかざす。ぼくはたやすく男の手首をつかみ、ナイフを取りあげ、その場を離れる。その後、男が帰るようなので、ほらと、十徳ナイフを返すと、男は部屋から出て行く。しばらくすると、ある人から声をかけられる。ぼくが新しく出演するライブバーの店長がぼくに言いたいことがあると、因縁をつけているらしい。評判の悪い人間だとのこと。親切心からのその話をぼくは聞いている。

そこで目が覚めた。見る夢は真実のようなものだと思うのだけれど、夢によればぼくは恐怖に打ち克ち、親切な友人からの暖かい忠告も受けるらしい。夢も現実もあまり難しく考えちゃいけないよ。
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こんな夢を見た。ぼくは友だち数人と海に行くことを話し合い、海に行く。その海の近くには友だちがオープンした喫茶店があるという。海に着くと、友だちの一人は早く泳ごうと言う。その喫茶店に着くと、そこは海に面した森の中で、窓からは木立を通して美しい青い海と美しい青い空が見える。みんなと談笑してつかの間の楽しい時をすごす。けれど、喫茶店は、いつの間にか、昔、ぼくがよく通っていて、今は行かないバーに変わっている。ぼくはそこで日本酒を頼む。店長が出て来て、ぼくに、ひさしぶり、と言う。ぼくは、ああ、と答える。すぐに、ぼくがその店を出ると、店長が追いかけて来る。ぼくは勘定を払っていなかった事に気づき、いくらですか、と尋ねる。三百五十円と店長は言い、ぼくは小銭で払う。店長は、また来なよ、と言い、バーに戻って行く。ぼくは少し歩き、バーに何か、忘れ物をしたように感じ、バーに戻る。奥の部屋まで見渡したが、忘れ物などない。カウンターの中には店員が来ている。その店員のぼくに向けられた殺意を感じるようで、ぼくは怖くなり急いでバーを出る。

そこで目が覚めた。このように夢は悪夢に変わることもあれば、悪夢が楽しい夢に変わることもある。ぼくは見果てぬ夢のしっぽを追いかけているみたいなのです。
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こんな夢を見た。ぼくは高校の卒業式に行くところ、どんな服を着て出ようかと迷い、結局、黒いズボンと茶色い襟付きのシャツを選ぶ。高校に行く途中、道で、人と出会うのだけれど、誰もが礼服に白いネクタイをしている。このような茶色のシャツでぼくはいいのだろうかと気後れを感じる。歩いて行き、小さなトンネルを抜けると、細い道になっていて、その道に高校の生物部か何かの研究発表が展示している。ぼくはおもしろいなと思い、それを眺めていると、黒い学生服を着た男子がぼくに近づいて来て、その研究発表の説明をしてくれる。この男子はぼくの後輩だろうか、頼もしいなとぼくは思う。さらにその道を歩いて行くと、ぼくはいつのまにか教室にいる。教室では最後の授業を行っている。ぼくは、また遅刻してしまったと思う。先生が話し終わり、みんさん、ごきげんよう、いつまでも健やかにというようなことを言って、教室を去って行く。この先生とも、もう会うことはないかもしれないと思うと少し寂しい。生徒たちも三々五々、教室をあとにし、その中にぼくもいる。これが最後の授業だったんだ。階段を降り、げた箱の所まで来ると、体育館を見ておきたくなり、ドアを開けると、雑草の生えた崖しかない。体育館にはどうやって行くのだろうと思案していると、どうしたんだよと誰かの声がする。ぼくは体育館を見ておきたいんだよと、おらぶように答える。

そこで目が覚めた。こういう夢はどう解釈するのだろう? むずかしいな。臨床心理学の先生ならば、もうここにくる必要もなくなったのかもしれませんよと言ってくれるところかもしれない。とするならば、長い高校生活だったね。おめでとう。
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こんな夢を見た。ぼくはツアー会社の山菜採りツアーで知らない山の中にいる。山椒を見つけ、その見つけた山椒の葉で鞄の中をいっぱいにする。山菜採りを終え、観光バスに乗り、何種類もお風呂のある大きな温泉の施設に着き、そこで湯を浴びる。ぼくの名前が呼ばれ、受付に来てくださいとの館内放送を聞く。ぼくが受付に行くと、机の上に書類が広げられ、何人かの人が並んでいる。ぼくの順番になり、家に帰る時間ですよと係の人に言われる。ふと書類を見るとぼくの名前が記され、すい臓癌の疑いありと書かれている。ぼくはシャトルバスに乗せられ、町田駅の前に着く。横浜線の列車に乗ると、その車両はがらがらで、一人の小太りのキャップをかぶった女子がいる。その女子はキャップをとり、ぼくの隣の席に移動して来て、そのキャップを取った頭は高校の野球部の選手みたく丸刈りだ。その女子は、さっき山菜採りにいましたよねと、ぼくに声をかけてくる。ぼくは、こんなにたくさん山椒が採れたよと、その女子に鞄の中を見せてあげる。あっという間に最寄り駅に着き、ぼくは女子に挨拶をし、駅に降りると、その女子もぼくについて来る。あたりを見回すと、田舎のさびれた知らない駅で、駅名を書いた看板や表札もどこにも見当たらない。そして、ぼくを乗せていた車両が駅を出て行くのだが、それは小さな一両編成の小さな黒い貨物列車であった。あんな列車に乗っていたのかとぼくは驚き、この知らない名前もない駅からどうやって帰ろうかと不安になる。

そこで目が覚めた。そうか、昔、美術館で見たポール・デルヴォーの絵に出てくる黒い蒸気機関車は死への欲動なのだと気が付いた。それは、根源がエロスであるところの生と表裏一体の何かなのだ。あの小さな黒い貨物列車はぼくの棺なのかもしれないし、メンフィスのモダン・ブルースマン、Little Junior Parkerの歌う"Mystery Train"のようなものかもしれないのです。

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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