えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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NHKのBS2でおもしろい番組を放映していた。それは、荒井由実、今の名は松任谷由美のデビュー・アルバムのレコーディング・テープをミキシング・ルームで聴きながら、当時のレコーディング・メンバーに当時の思い出を語ってもらうというものだった。例えば、全てのトラックを聴いている途中、キーボーディストの松任谷正隆氏が、これはどんな風に弾いていたかなぁと口をはさみ、キーボードのトラックだけを聴いてみたりする。あっ、こんなことやっていたんだと、なごんだりしていた。

当時の録音メンバーはキャラメル・ママ、後のティン・パン・アレイののメンバーでギターの鈴木茂、キーボードの松任谷正隆、ベースの細野晴臣、ドラムスの林立夫というすごい人たち。鈴木茂は諸般の事情で欠席していたのだけど、みんな和気あいあいとスタジオの空気がよみがえってくるようで、ユーミンは、最近の打ち込みでしか音楽をしたことない人たちって、すこし、かわいそうねなどと本音をもらしていた。アレンジャーもいず、プレイヤーだけで、アレンジしていくということは、とても斬新であったということだ。当時はみんな若かったのだけど、元祖のような日本初めての大人のロック・バンドであったのだ。

一時間足らずの間の番組の最中に次々にユーミンの名曲が流れ、ぼくは、天の神様が贈り物を与えるということがあるのだなぁと嘆息した。初期のファースト・アルバム1973年の「ひこうき雲」、セカンドの"MISSLIM"、"COBALT HOUR"、「14番目の月」までの5年間、珠玉の名曲の連発で、彼女の詞とメロディー、それにあの独特な歌は、やっぱ、彼女の天才の証ではあるまいか?

ラストでNHKのアナウンサーに今の松任谷さんにとって「ひこうき雲」って何ですかと聞かれてユーミンはこう答えていた。

「なんか人ごとみたいで、でも他人じゃなくて、あのころの少女の私がまだパラレルにとなりにいるような、そんな不思議な感じ・・・」

あのころの少女はまだきみのそばにいますか?




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えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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