えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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Rolling Stonesのアルバムで一番好きなのが"Beggars Banquet"で、このアルバムの中の"No Expectations"で聞かれるBrian Jonesのスライド・ギターは白眉の涙もの。これを録音してBrianには一年ぐらいしか人生が残されていなかった。カントリー・ブルースのたくさん入ったこのアルバムはMick JaggerとKeith RichardsからのBrianへの花束だろうか? "No Expectations"の詞を意訳してみました。

♪♪♪
駅へおれをつれていっておくれ
列車の荷台にほうりこんでおくれ
二度と二度と
もうこんな思いをするのはいやなのさ

金持ちだったこともあって
いまじゃからっけつ一文無し
こんなつまらないおれの人生で
こんなふうなのは初めてさ

おまえの心はダイアモンドのように硬く光って
ぶたに真珠をくれてやったな
おまえが去るのをじっとみていたおれ
おまえはおれの心のどこかをふたに閉じ込め、持っていきやがった

おれたちの愛は流れる水のよう
そして、石の上ではじけとびちった
おれたちの愛は音楽みたいで
ここにあると思えば消えていた

だから、おれを飛行場につれていっておくれ
おれを飛行機に放りこんでおくれ
通りすぎれないみたいな
そんなつらい思いをおれはしているさ♪♪♪

The Rolling Stones - No Expectations (Lyric Video)


The Rolling Stones -No Expectations Live 1968








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Dr. JohnことMac Rebennackが逝ってしまった。アメリカのというか、世界の音楽シーンにぽっかりと空白の穴が空いている、そこにあったはずの地球の大事な重力の一つが無くなってしまったかのような、なんという寂しさだろうか。

ぼくがDr. Johnのコンサートに行ったのは二度ぐらいだろうか、たしか、そこは青山のブルーノート・トーキョーと渋谷のクアトロ。二度とも、ステージにはスタンウェイのグランド・ピアノが置かれ、ハモンド社製の電気オルガンとレズリー・スピーカー。クアトロで前座をしたBO GUMBOSのピアニスト、Dr.kyOnのインタビューによれば、そのピアノはDr. Johnの持ち込みのピアノで、kyOnはステージでそのピアノを使わせてもらえなかったそうだ。ビルの最上階のロフトのようなところにあるクアトロのステージにどのようにそのピアノをセットしたのだろうか? そのピアノは紫のガウンがかかり、髑髏が置かれていた。Dr. Johnがその髑髏について、彼の自伝「フードゥー・ムーンの下で("Under a Hoodoo Moon: The Life of Dr. John the Night Tripper")」どうしてあんなものをいつもピアノに置いているのかということについて、ピアノに髑髏をおくことは重要だ、ニューオーリンズの伝統だよ、おもしろいだろう、おれのやっている音楽はただの芸術だけというものでもない、見世物でもあるし、エンターテイメントでもあり、それはとても重要なことで、ピアノに髑髏を置くのさ、と言っていた。かっこいい。

同じく「フードゥー・ムーンの下で」によれば、ティーン・エイジャーのころからリズム・アンド・ブルースの演奏されるレコーディング・スタジオに入り浸り、そこでギターを弾き、日銭を稼いでいた。友だちの喧嘩の仲裁に入り左の薬指に怪我をして、ギタリストの道を断念して、ピアニストに転向する。そのかばった友だちがニューオーリンズにこのピアニストありといわれたRonnie Barronで、若いまだ"Dr. John"と名のっていないMac Rebennackにピアノを教えたのが、天才、James Booker。そんな若いころ、BeatlesやRolling Stonesがイギリスで出てきて、Dr. Johnはすでにニューオーリンズのプロのミュージシャンで、Rolling Stonesは自分たちの真似をしていると思ったそうだ。Beatlesについてはいい曲、書くなと思ったそう。ちなみに、ぼくの見たコンサートでは、ピアノ以外にもギターを弾きながら歌っている曲もあったように記憶している。ティーンエイジャーでスタジオでギターを弾いていたころは黒人音楽家協会に属していた唯一の白人でもあった。

伝説の写真家、Robert Flanktの映画「キャンディ・マウンテン(CANDY MOUNTAIN)」とかの脇役での悪態をつく嫌なじじい役のDr. Johnもやけにリアルでよかったなぁ。

ぼくの見たコンサートではまったく笑わない人で、たまにニヤリと微笑んでいた。Dr. JohnことMac Rebennackはぼくにとって、音楽家を超えた、映画俳優Dennis Hopperとならぶ、もっともかっこいいあこがれのアメリカ人だった。

今、ぼくはアルバム"Dr. John Plays Mac Rebennack"を聴きながら献杯しています。








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今月のぼくの歌う予定です。他にもオープン・マイクなどに出没します。遊びに来てね。

http://kysakai.lovemebaby.net
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年に数曲、オリジナルの歌を作って、いつものようにどこかで歌います。というか、作るのではなくて、それは思いつくもので、ぼくはただの媒介で、空から振ってきたり、大地から湧いて出てくるものかもしれない。近ごろ、「悲しみのない星」という歌が降ってきました。どこかでまた歌うのです。こんな詞。

♪♪♪
悲しみのない星ににつれていってよ
あの娘はいつでもそういうから
おれたち二人で旅に出たのさ

悲しみのない星につれていってよ
あの娘はそんなおかしなことをいう
だから、おれたち二人、旅に出のさ

あーあ、さみしい町ばかり
あーあ、悲しい町ばかり

今夜も憎しみをだれかがあおっている
くたたになったいつもの帰り道
あの娘のことばかりが頭にちらついて

悲しみのない星につれていってよ
あの娘はそんなおかしなことをいう
だから、おれたち二人、旅に出のさ

あーあ、さみしい町ばかり
あーあ、悲しい町ばかり

(間奏)

あーあ、さみしい町ばかり
あーあ、悲しい町ばかり

この星の上、この空の下
この星の上、この空の下

もう少しだけ旅をつづけます

悲しみのない星につれていってよ
差別のない星につれていってよ
戦争のない星につれていってよ♪♪♪

何度も書いたけれど、詞というのは音楽のほんのごく一部で、音楽を成り立たせているものは、詞以外にのもたくさんあって、メロディーやリズム、編曲、音、響き、奏でられる場所、etc.、そして聴いてくれる誰かさん。みなさん、どこかで、この歌を、いつか聴いてください。
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"Me Too"、そして"Us Too"。すばらしいと思い、エールを送ろうと、パンクロックで燃えていたロンドン、イギリスで40年以上前に爆発的にヒットしていたにTom Robinson Bandの"Right On Sister"を意訳してみました。

♪♪♪
彼女は正しい だからシスターに権利を
彼女はなにが好きかわかっている
泳ぐ魚に自転車が必要なように
あんたやおれが変わることを必要としているのさ
ここは女性参政権運動が始まった市で
何も彼女を悩ませない
女たちの革命だ
こえてゆけ こえてゆけ

彼女を見てみろよ
明晰な頭脳を持ち
いろんなやり方で
みんなといっしょに手を合わせようとする
女たちの軍隊が入場してくるぜ
弱さも強さに変えて
女たちに力を
権利を 権利を

シスターに権利を
シスターに権利を♪♪♪

パンクロックのムーブメントってすごいな。みんな、この歌を合唱していたのさ。そして、今でもだよ。







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Tom RobinsonがTom Robinson Bandで"Power In The Darkness"を歌っています。最高です。中学生のころアルバムを買って聴いた。大好きになった。今、聴いても、かっこいい。

このビデオ、途中でマーガレット・サッチャーが登場して、オーディエンスは、口をあんぐりあけ、そして、くすくす笑い。いいぞ。







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Harold Melvin & The Blue Notesの"Wake Up Everybody"って1975年のヒット曲だけど、今の世界、日本のために歌われているような曲に思えて、ちかごろよく聴いています。もっともこの時代を代表するアフリカン・アメリカンのレコード・レーベル"Philadelphia International Records"は、ペンシルベニア州フィラデルフィアにあって、たくさんのヒット曲や名曲を生み出し、愛と平和のメッセージも発していたんだ。この"Wake Up Everybody"もそんな一曲。意訳してみました。

♪♪♪
みんな、目を覚ませ
昔のことばかり考えて
泣きながらベッドで泣いてるばあいじゃないぜ
明日を思おう

今や世界はあのころから
こんなに変わってしまって
なんて多くの憎しみと貧困
そして、戦争

すべての先生、教師たち、目をさませ
新しいやり方を教える時さ
本当のことをなら
子どもたちは聞き分けてくれる

世界はこれからやってくるものたちの
手の中にあるもので
いろんなことをできるかぎり
教えてあげなきゃ

ほっておいたら
世界はちっともよくならない
世界は少しもよくならないのなら
おまえとおれだけでも
世界を少しでもよくしようとする

世界の医師たちよ、目覚めておくれよ
地獄のふちに立たされて
苦しんでいる
年老いた人たちを見捨てるな

裁きの時まで
そんなに長くはなくったって
きっと幸せに
すごし、過ぎていけるのさ

ビルディングを建てる人たちよ
新しい土地を耕して、新しい台地に家を立ててくれ
おれたちならできる
やりとげられるはずさ

やらなきゃいけないことは
心を一つにあわせること
どんなときだって
確かにやりとげられる

ほっておいたら
世界はちっともよくならない
世界は少しもよくならないのなら
おまえとおれだけでも
世界を少しでもよくしようとする

変えていく
変えていく
おまえとおれで
変えていく

こんなことひとりぼっちじゃできないぜ
ひとりぼっちじゃできない
おまえの助けが必要さ
ひとりぼっちじゃできない

みんな、目を覚ませ
みんな、目を覚ませ
助けが必要さ
おまえのすこしの助けが必要さ

おまえが必要さ
こんなになってしまった
世界を変えるには

ひとりじゃできない
ひとりじゃできない
助けておくれ
助けておくれ

みんな、目を覚ませ
立ち上がれ
立ち上がれ
みんな、目を覚ませ

みんな、目を覚ませ
あたらしいやり方を教えておくれ
そうすれば
子どもたちも聞いてくれるさ

みんな、目を覚ませ
昔のことばかり考えて
泣きながらベッドで泣いてるばあいじゃないぜ
明日ことを考えようぜ

みんな、目を覚ませ
おれはヤクの売人のことも言ってやる
中毒患者にもう薬なんか売るな
薬なんかするな

目覚めてくれ
うそにうそばかり
うそばかり説教して
うそばかり教えて
目を覚ませ

説教師
ちゃんと教えてくれ
真実を話せ
目を覚ませ、そこで演説している説教師

すべてのうそをつくもの
政治家たち、総理大臣、大統領
うそをつくのをやめろ

ビジネスマン
ばかにするな
お偉いさん
ばかにするな

目を覚ませ
目を覚ませ
目を覚ませ
目を覚ませ

もう気にするな
人種も宗教も肌の色も
みんな、お互いを必要としているんだぜ

みんな、目を覚ませ
わかるだろ
必要なんだ
みんな、目を覚ませ

みんな、目を覚ませ
昔のことばかり考えて
泣きながらベッドで泣いてるばあいじゃないぜ
明日ことを考えよう

すべての先生、教師たち、目をさませ
新しいやり方を教える時さ
本当のことをなら
子どもたちはわかってくれる

子どもたちに教えよう
子どもたちに教えよう
子どもたちに教えよう
子どもたちに教えよう
子どもたちに教えるのさ

やってくるものたちに
ひとつになった世界に
ひとつになった世界に♪♪♪





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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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