えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作「戦火の馬」を橋本の映画館「ムビックス」で見た。映画館の大きな画面とサラウンドの音響システムで見るべき映画らしい本物の映画であった。スピルバーグが最も尊敬する映画監督が、確か、日本の誇る黒澤明であったことを思い出した。「戦火の馬」は叙事詩的で大いなるヒューマニティに溢れて、そんなことからも黒澤映画を思い出したのであったと思う。
この映画、原題を"War Horse"という。直訳すれば、「戦馬」。青年と馬の友情物語なのかと、見はじめたら、途中から、青年はスクリーンから姿を消し、ひたすらある一頭の馬の第一次世界大戦の戦前と戦中と戦後の人生を追い続けて、ある一頭の馬が描かれる。その一頭の馬は騎馬兵の戦馬として苦役を課され、さまざまな人や事件と出会う。果たして、育ててくれた、戦争によって引き裂かれた、あの青年との再会はあるのかは、映画をご覧下さい。三時間ほどがあっという間に過ぎていきます。
動物が走っている姿って美しくて、好きだなぁ。ラスト・シーンはこの前に見た新藤兼人監督の「一枚のハガキ」のラスト・シーンと共通性があるのかもしれないと感じた。ミレーか何かの一枚の美しい絵画のようだ。死体が積み重なっていく戦争シーンはリアル。起伏に富んだ物語の中で人間が本来持つの深い善性を思い起こさせる。スピルバーグ、最高です。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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