えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

奥多摩の日原川に釣りに行きました。テンカラ釣りをしました。フライフィッシングは素晴らしいけれど、川幅の狭い渓流では日本古来のテンカラ釣りもいい。
なかなか入渓ポイントが見つからず、下流に向けて川沿いの舗装された道をずいぶん歩いてしまいました。ロープが垂れ下がっているところがあって、ここが入渓ポイントだと思って、ロープをつたって、尻もちをつきながら、やっと渓谷の川辺に入ります。あたりは深山幽谷の気が満ちております。ぼくは熊よけの鈴を鳴らし、熊よけのホイッスルを何度か鳴らします。しばらく歩けど、魚影は見えず、未熟者のぼくには魚の気配も感ずることができません。仕方なくボーズ(一匹も釣れないこと)だけれど、入渓したところに戻り、ロープをつたい、土手をよじ登るようにして、退渓しました。
大変でした。入渓するのに5分か10分だったところ、退渓には50分もかかってしまった。滑って転んで、頭でも打てば、命の危険のある遭難だったかもしれない。意気消沈して車を駐車したところに歩いて戻るとき、階段の歩道のある渓谷に降りる道があるではないですか。見落としていました。自然の渓流で釣りをするときは、いつも駐車場と入渓ポイントで迷ってしまう。みんなどうしているんだろうか? いずれにせよ、釣道の修行はつづくんじゃ。
次の朝、土手を必死でよじ登ったせいで、体の節々の筋肉が痛いのです。渓谷を甘く見るなよ、と自分の声が聞こえるようです。

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