えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」で二つの展示物が展示されていて喧しい。ネットのニュースで見た一つは韓国の作家による従軍慰安婦像のようで、一つは昭和天皇の写真(昔は御真影といったという)が焼け落ちたものだという。ぼくは従軍慰安婦像はまったく問題にはならないだろうと思っていて、むしろ、右翼にとって不快なのは昭和天皇のインスタレーションの方だと思っていた。

昔、戦争画展というのをどこかの美術館で見たことがあるのだが、つまらない戦争協力の写真の中で、心ゆさぶられる絵もあったと記憶している。展覧会とはそういうものではないか?

ところで、ぼくはこの展覧会に今の天皇陛下がご観覧になられるところを想像してみる。従軍慰安婦像を陛下が静かに長い間、無言で鑑賞してすぎてゆく。昭和天皇の写真が焼け落ちたインスタレーションを見る陛下にすぐにおつきの人がこのように弁解をするかもしれない。

「申し訳ありません。このような展示物は今すぐ、撤去いたします」

すると、陛下はこのように述べられるのではなかろうか。

「撤去はいけません。このような展示物も日本のためではないでしょうか」

その昔、仁徳天皇はこういったそうだ。

「煙立つ民のかまどは賑ひにけり」

さて、伝統とは、保守とは、伝統を保守するとは何だろうか? 右翼の一水会は今の政府の執り行う大嘗祭につて、こう激しくツイッターで抗議している。

「今月26日、皇居・東御苑において大嘗祭のための地鎮祭が行われ、清水建設による大嘗宮建設工事がはじまった。新帝陛下の御大礼の無事の挙行を願うばかりであるが、憂うべき事態が起こっている。計画では、大嘗宮の中心をなす悠紀殿・主基殿の屋根を茅葺から板葺に、膳屋をプレハブにするというのだ」

「新自由主義の余波なのか知らないが、なんでもかんでもコストダウンすれば良いという話ではない。しかも、ことは我が国において至尊・至貴の祭祀である大嘗祭である。清水建設は予定価格の半額で入札したという。ならば、敷地面積は縮小しても、歴史に例のない異常な改変などせず、古式は残すべきだ」

「国産戦闘機を開発する努力もせず、宗主国から欠陥戦闘機を割高で売りつけられる。大多数の国民の生活の苦しさには目もくれず、消費増税で大企業の内部留保を膨らませる。何よりも大切な天皇陛下の大嘗祭は、プレハブで。安倍政権は「保守」を名乗りながら、何を保守すべきなのか全く理解していない」

ぼくは、あいちトリエンナーレの物議をかもしている二つの展示物について、ここまま展示すべきだと思いながら、大嘗祭の現政府の執り行いについては、一水会と同じく、強い不快感を表明してはばかりません。
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えいちゃん
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音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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