えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
一篇につき一人の主人公がおり、彼らは男性で第二次世界大戦時にドイツから他のどこかに移住せざるえず、過去のハーケンクロイツの悪夢を持っていて、自ら命を絶ってしまう。ドイツ人作家、W. G. ゼーバルトの著した「移民たち 四つの長い物語」という本を読んだ。
いろんなページに写真の挿絵が入っていて、それが物語の文と化学反応を起こし、読み進めていくうちに、不思議な目眩感がやってきます。大きな物語ではなくて、心に自ら命を絶たなくてはならないほどの絶望的な深い傷を負った名もない人の人生を、虚飾もなく、かといってドキュメンタリー的でもなく、掬いとろうとしているかのようだ。読んだあとにやってくる、何にもなくなるかのような、同時に、確かに何かあって、古い友だちの写真を本棚の隅から見つけたかのような、残り続ける懐かしさは、夢のなかで酔っているかのようです。
<< おいしいものがあった その十 - 舞ここち
HOME
死者たちのやってくるライブハウスの夢 >>
[409] [408] [407] [406] [405] [404] [403] [402] [401] [400] [399]
[409] [408] [407] [406] [405] [404] [403] [402] [401] [400] [399]
この記事にコメントする
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
えいちゃんのお奨め
カテゴリー
最新コメント
最新記事
(11/01)
(10/30)
(10/28)
(10/25)
(10/24)
(10/21)
(10/16)
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
ブログ内検索
最新トラックバック