えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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武田鉄矢原作、小山ゆう漫画の「おーい! 竜馬」の全巻を読んでしまった。高知を旅してから坂本龍馬のことが知りたくなって、何か本を読みたくなって、いろいろ考えたのだけど、漫画にしました。という理由の一つは、人物伝として、昔、手塚治虫の「仏陀」というのを読んですごく良かったんだな。それから、歴史ものとして、昔、白土三平の「カムイ伝」を読んで、これもすごく良かったことが記憶にある。

読み終わった「おーい! 竜馬」だけど、どこまでが史実で、どのように人物像がデフォルメされているのかなどが気にならないでもないが、それでも何度も眼がうるうるするほど感動した。電車の中で漫画を読んで、眼をうるうるさせているおれっていいではないか。

史実とは明らかに違うところがあるらしいから「龍馬」ではなく「竜馬」なのだろうか。一巻目の末に武田鉄矢の書いた文章に司馬遼太郎の「竜馬がゆく」へのレスペクトが述べられており、だから「竜馬」なのかとも思った。

竜馬はすごくかっこいい。例えば竜馬自身の尽力により成し遂げた新政府の体制案を竜馬が作ったらしいのだが、その体制案に竜馬自身の名前が入っていない。不思議に思った西郷隆盛とのやりとり。

「なぜでごわす!?・・・」
「窮屈な役人になるがは性に合わん」
「役人がいやなら・・・・・・坂本さァは・・・・・・なんばやられもす!?」
「そうさな・・・・・・・・・世界の海援隊でもやりますかいのう・・・・・・・・・」

長い13巻を読み通して、14巻目の「世界の海援隊でもやりますかいのう・・・・・・・・・」のせりふのページ見開きの漫画のカットが出てくるところは、まぶしくて、すごく美しく感じた。ロマンチック。

友だち、その時の敵、味方であろうが、竜馬の周りの人がどんどん死んでいく。竜馬自身も常に命を狙われている。すさまじい物語でもある。世界の海援隊の夢を果たせず、齢三十二歳での竜馬暗殺の件は、ページをめくるのがつらかった。

北辰一刀流の免許皆伝の剣の達人であった、この物語の坂本竜馬も、史実の坂本龍馬も、ただ一度として、その剣を抜いて人を切り倒したことがなかったという。
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音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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