えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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こんな夢を見た。ぼくはある女の人と列車に乗って旅をしている。列車は西に向かい、山の中の線路を走っている。クロスシートの向かいに座る彼女に、ぼくは、映画監督の黒澤明さんとよくこの列車で旅を、昔、したよ、と語りかける。彼女は何も答えず、観光用の絵地図を見ていて、今日、泊まるところはここかしら、と訊いてくる。ぼくは、絵地図を見て、こんなところだったかな、と答えている。列車が大きなカーブを曲がり下り始めると、山梨の盆地が目の前に大きく広がっているのが見えてくる。その広大さが心地よい。とある駅で降りて、沼地を船で進み、船を降りるとすぐに宿に着き、記帳する。大きな門構えの立派な旅館だ。やはり。あの地図の旅館であった。ぼくたち二人は、十人ほどの団体客に一員だったらしく、ロビーでそのお客さんたちとソファーに座っていると、仲居さんが出てきて、お茶菓子の時間ですよ、海を眺めてください、とぼくたちに桃色のお饅頭と抹茶を飲むための大きな丸い湯呑みを渡してくれて、外の庭を案内してくれる。そこは、岩場のプライベートビーチになっている美しい海なのだ。海を眺めていると、ぼくは泳ぎたくなり、裸になり、海の水に飛び込み、泳ぎ始める。ぼくは腕をかき、足を蹴り、ぐんぐん、水の中を進む。すると、浅瀬になり、いつのまにか砂浜を服を着て歩いている。砂浜には掘っ立て小屋の食べ物屋やら居酒屋やらが軒を並べ、賑わっている。その景色は、昔のテレビとか映画で見た、戦前のどこかを思わせる。イカ焼きがおいしそうで、ビールを飲みながら食べたい、とぼくは思っている。

そこで目が覚めた。起きたら、今日が雛祭り、桃の節句であることに気づきました。三月三日は旧暦でいうと、桃の花が花盛りで、黒澤明監督のオムニバス映画『夢』の中のエピソードである話を思い出したのです。小さな子どもが桃の節句の日の切られた桃ノ木の精霊、もしくは神さまたちの、神楽を見るという話で、美しい話でありました。僕のこの夢も桃の神々の贈り物ではあるまいか。

ゆめゆめうたがふことなかれ

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HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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