えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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八王子市夢美術館で『大正イマジュリィの世界』を見ました。イマジュリィ(imagerie)とは、イメージ図像を意味するフランス語で、本の装幀、挿絵、ポスター、絵はがき、広告、マンガ、写真など、大衆性の高い印刷物や版画の総称だそうです。

ふとヴォルター・ベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』にはどんなことが書いてあったのか、思い出そうとするが、まったく思い出せません。五木寛之さんの「時代と添い寝をする」という言葉も思い出し、なるほどと思います。大正時代のポスターや絵葉書などの作品になんとも怪しげな薄明かりののような輝きに、ぼくは惹きつけられてしまいます。

それらの輝きの美術は昭和10年を境に終焉をむかえてしまうようで、ぼくはむしろ、これらの輝きが戦争によって退いてしまう、その昭和10年からを見たく思ったものですが、それはなく、展示されない次章にゆだねられるようなのでした。

昭和10年以降、大本営宣伝部により自由は奪い去られました。この宣伝部にいたのが戦後、『暮しの手帖』を発刊した花森安治であった。生活の革命を訴え、反戦を訴えつつも、1970年代、国会の選挙に投票しないことを主張した誌上で展開した。ぼくはそれを強く批判すべきことだとも思いつつ、大正時代のぼんやりとたしかに輝いたポップアートは、あまたの芸術家の無念とともに、あっけなく潰えたのであったと了解しました。
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小田急相模原のエルトピートで「ボタニカルな音楽会」というオープンマイクに参加しました。前半のリース作りを少し見て、興味がわきましたよ。さて、今日、歌った歌はオリジナルの「まつりばやし」とJohn Brimというブルースマンのシカゴ・ブルース・ナンバーの「Ice Cream Man」であります。歌詞を披露いたしまして、ではまた。


   まつりばやし

きみが帰ってくるっていうのさ
町でうわさ話を聞いたよ
日傘をさした 水玉のワンピース

きみが帰ってくるっていうのさ
親戚じゅうで話をしてるよ
石鹸の香り 夕立にとけて

 まつりばやしが聞こえます
 あの町この町おいらの町にも
 つまらないんだよ
 おまえがいなきゃ生きていけない

きみが帰ってくるっていうのさ
町でみんながうわさをしてるよ
ひまわりの咲く バス停におりた

   Ice Cream Man

Summertime is here, need some to keep you cool
Now Summertime is here, need some to keep you cool
Hey, little girl, I’ve got some for you

I’m your ice cream man, stop me when I’m passing by
I’m your ice cream man, stop me when I’m passing by
Now cool you off, little girl, guarantee I’ll satisfy

I’ve got cream sandwiches, dixie cups, popsicles, and push-ups too
I’m your ice cream man, stop me when I’m passing by
Now cool you off, little girl, guarantee I’ll satisfy

I usually come along just about eleven o’clock
I usually come along just about eleven o’clock
Now if you let me cool you off this time you’ll be a regular stop

I’ve got all flavors, including pineapple, too
I’ve got all flavors, including pineapple, too
Now one of my flavors, little girl got to be just right for you
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小林エリカさんの著した『女の子たち風船爆弾をつくる』を読了しました。特殊で特別、美しく詩的な文体で綴られる、戦前・戦中・戦後記でありました。美しい叙事詩のような記述からの読後感は重く、打ちのめされるかのようで、深く感動しました。戦争の記録ではあるけれど、戦争のヒーローは一人も出てこず、戦争遂行者には冷めて批評的で、市民の戦争責任のことも市民の視線から綴られております。内容の紹介のために目次を引用します。

プロローグ
第一幕 昭和十年― 1935-
第ニ幕 昭和十七年― 1942-
第三幕 昭和二十年― 1945-
エピローグ

なんともいえない余韻を残す『女の子たち風船爆弾をつくる』は新しい文学にして新しい小説、新しい詩であるかのようでもあるのです。

『女の子たち風船爆弾をつくる』小林エリカ | 単行本 - 文藝春秋
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国立能楽堂で能楽を見ました。狂言は和泉流の「鐘の音(かねのね)」、能は喜多流の「天鼓(てんこ)」でした。

狂言の「鐘の音」は金の価値がいくらなのか調べてこいと仰せつかまつった太郎冠者が、「金の値」を「鐘の音」と勘違いし、鎌倉の町で寺院巡りをし、ドタバタ喜劇を繰り広げるます。これは楽しいコントの日本での元祖ですな。

能の「天鼓」は鼓を叩いて美しく響かせることのできる少年が皇帝に鼓を聞かすのを拒んだゆえに水に沈められる。ある時、湖に幽霊が立ち現れ、それはそれは美しい鼓の音を響かせ、天に帰っていく。少年は七夕の牽牛の姿でもあるという。理不尽な悲しい物語なのでありました。

今日は外国からの方や若い人が客席に多く見受けられました。東アジアに流れるこの物語をどう聴いたのでしょう? 死者を畏怖するアジアの心は無念の死者たちを、どうしても安寧な天に送らずにはおられないようなのです。
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SOMPO美術館で『開館50周年記念 山口華楊展』を見ました。明治後期から昭和にかけて足跡と絵画を残した日本画の巨人であります。山口華楊の描いた動物たちがかわいい。山口華楊の生きものを見つめる視線が愛にみちていて、文字通り愛おしい。そして、それらのすべてを越えて、すべては夢のごとしと見えた「幻化」に、ぼくは見事な絵師の人生を見たのであります。
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皇室典範の改変について思うことがあります。男系だの染色体だのという人たちの迷妄により、日本と日本人の基底に流れ、日本と日本人を日本と日本人にたらしめて、日本と日本人を支えてきた物語が、今の皇室典範の改変によって、途絶させられつつあるように思えるのです。

宮内庁の元長官も暗に指摘したことを踏まえれば、今回の改変によって、38親等離れれたほぼ赤の他人が天皇となる可能性もあるということです。特に、紆余曲折がありながらも、明治天皇、大正天皇、昭和天皇、平成天皇、令和の今上天皇の紡いできた、平和への祈りの物語が反故にされつつあるような気がして、今の日本政府の押し進めていることによって、皇室が崩壊させられるようで、三島由紀夫の小説や岡倉天心の「茶の湯」、能楽などの古典芸能を愛するぼくにとって耐え難く不愉快なのです。

この皇室典範の改変に反対している政党は立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党などの左派の政党であるのだけれど、仲間だと思っていた少なからぬ人たちが、無関心であったり、これからもたらされる皇室の衰退を喜んでいたりするのも、ぼくに複雑な心境をもたらします。

きっと、日本の大切な物語が途絶し、日本はこれから終焉を迎えるようにも思え、最悪の幻滅も感じているのです。
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ハサン・ハーディ監督の『大統領のケーキ』を見ました。イラクの映画です。1991年のサダム・フセインの独裁政権のイラクでは、フセインの誕生日には、クラスの中でクジに当たった生徒はその日にケーキ持って行かなくてはならないのだが、クジ当たってしまったおばあさんと2人で暮らす9歳の女の子のラミアは貧しくて、ケーキを持っていけそうにない。さてどうするか?

なぜか、フランソワ・トリュフォー監督の『大人は判ってくれない』は思い出してしまいました。しかし、『大統領のケーキ』は『大人は判ってくれない』とはくらべものにならないぐらいの環境の、アメリカの経済制裁、それによる貧困、戦時下と戦争、サダム・フセインの独裁による子どもの受難のドラマなのであった。そして、ラストのシーンは今の時代にも通じるようで、言葉もつまり、心はへこむ。この『大統領のケーキ』は『大人は判ってくれない』よりも更に「戦争をする大人たちのバカものども」と思わされるのだった。

この『大統領のケーキ』はハサン・ハーディ監督の自身の体験を元に製作されたという。今、1991年から既に35年も過ぎたというのに、世界の各地で同じことが繰り返されていることにも、ぼくは打ちのめされ、悲しい。暗澹たる世界だ。

映画『大統領のケーキ』公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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