えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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国立能楽堂で能楽を観賞しました。狂言は大蔵流の「呂蓮(ろれん)」、能は金春流の「氷室(ひむろ)」でした。

狂言の「呂蓮」は旅の僧侶の説教に感化され、僧名得て、剃髪してしまった男が、僧侶もろとも妻に叱られる話。昔の日本のおおらかな笑いです。

能の「氷室」は氷室明神の夏も涼しき神威の話。夏の初めに天女が舞い、氷室明神が雪をも降らす霊験を示す脇能です。冬の氷が夏まで融けずに残る、という現象を、天皇の徳が高く平和な世の中であることの瑞兆として讃えております。このような能を見るにつけ思うのは、天皇を政治利用することなどはもっての他なことはもちろん、皇室典範の改変を討議する人たちは、本当の伝統を心に留めんがために、このような脇能の「氷室」や「高砂」、「国栖」などを是非とも見てほしいものです。
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六月ニ日、新宿末廣亭にて令和八年六月上席です。今日は昼から夜まで末廣亭にいて、昼の部も夜の部も見てしまいました。

昼の部の演目です。前座の春風亭らいちくんの「転失気」、二ツ目の春風亭㐂いちくんの「鶴」、壽二ツ目昇進ということで二ツ目の柳亭市遼くんの「饅頭怖い」、ジキジキのお二人の音曲漫才、入船亭扇好師匠の「小間物屋政談」、古今亭志ん彌師匠の「替り目」、寒空はだかさんの漫談 、柳家さん八 師匠の年金のことをぼやく漫談、吉原朝馬師匠の「六尺棒」、アサダ二世さんの奇術 、林家正雀師匠の「松山鏡」、柳亭市馬師匠の「唐茄子屋政談」でお仲入りです。古今亭駒治師匠の「地下鉄戦国絵巻」、ロケット団のお二人の漫才、三遊亭歌奴師匠の「鼓が滝」、柳家三三師匠の「高砂屋」、柳家小菊師匠の三味線弾いて唄いの粋曲、主任は春風亭一之輔師匠の「ちりとてちん」でした。古今亭駒治師匠の新作「地下鉄戦国絵巻」のばかばかしさに大笑いしてしまいました。

昼の部での特に印象に残った演目です。寒空はだかさんの漫談とアサダ二世さんの奇術のゆるさが好きです。三遊亭歌奴師匠の「鼓が滝」と柳家三三師匠の「高砂屋」の定番の古典落語の美しさに感じ入りました。春風亭一之輔師匠の「ちりとてちん」に大爆笑しました。古典落語でこれほど客席席を笑いでわかせるのなんてさすがです。

夜の部の演目です。前座の三遊亭歌坊くんの「垂乳根」、二ツ目の林家あんこさんの「北斎の娘」遠峰あこさんのアコーディオン漫謡、壽二ツ目昇進ということで二ツ目 柳家しろ八くんの「元犬」、林家はな平師匠の「洒落番頭」、天草ヤスミさんの漫談、古今亭菊寿師匠の「小言念仏」、柳家小ゑん師匠の「江戸会話教室」、ダーク広和さんの奇術、五街道雲助師匠の「粗忽の釘」でお仲入りとなりました。林家たけ平師匠の「てれすこ」、すず風にゃん子さんとすず風金魚さんのお二人の漫才、柳家はん治師匠の「ぼやき居酒屋」、林家鉄平師匠の「権助魚」、翁家社中のお三方の太神楽曲芸、主任は林家つる子師匠の「スライダー課長」でした。

夜の部のとくに印象に残った演目です。遠峰あこさんのアコーディオン漫謡にほっとしました。オリジナルの歌もなかなかよかったです。柳家しろ八くんの「元犬」はなかなかうまくて笑わせますな。将来の大器を予感させます。柳家小ゑん師匠の「江戸会話教室」はいかにも小ゑん師匠らしい新作で楽しいなぁ。五街道雲助師匠の「粗忽の釘」も直球の江戸の古典落語で気持ちのいい涼しい風が吹くようでした。柳家はん治師匠の新作「ぼやき居酒屋」もいかにもはん治師匠らしくて楽しい。林家つる子師匠の「スライダー課長」の大爆笑の新作をひさしぶりに聞きました。楽しかった。

暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスです。
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是枝裕和監督の『箱の中の羊』を見ました。近未来でのヒューマノイドの子どもをめぐる家族の物語でした。お母さん役に綾瀬はるかさん、お父さん役に大吾さん、亡き子どもそっくりのヒューマノイド役に桒木里夢くん、三人ともうまい。いつものように、この映画でも是枝監督は子どもを撮るのがとてもうまい。映画の設定とかストーリーとかは初めはありきたりのものながら、ぼくは瞠目して見てしまいます。タイトルの「箱の中の羊」はサン・テグジュペリの「星の王子さま」からとられていいます。ヒューマノイドたちの見つけた生命とか自然とは? この映画の死生観、生命観、自然観に、ぼくは柳田國男の「先祖の話」や大江健三郎の「四国の森」を思い出してしまいました。ネタばらしになるので、これ以上は何も申しますまい。面白かった。

映画『箱の中の羊』公式サイト
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古都、奈良を一泊の旅をしました。










一番のお目当ては奈良国立博物館で開催されている特別展『神仏の山 吉野・大峯 ―蔵王権現に捧げた祈りと美―』であります。昼ごろ京都駅に着きJRの奈良線で奈良駅に向かいます。1時間ほどで奈良に着きました。そこでホテルに早めのチェックインをし、バスで奈良国立博物館に向かいます。奈良国立博物館は奈良公園の中にあり、博物館館のまわりにもたくさんの鹿がおります。たいがい、すわっていてなんたがかのんびりしておりますな。奈良国立博物館で『神仏の山 吉野・大峯 ―蔵王権現に捧げた祈りと美―』を見ました。霊山、金峯山の金峯山寺や同じく霊山、大峰山の大峰山寺の像の形に化身した仏や権現、神々が山を下り、この今の戦争の世のここに集まっておられ、ぼくは驚嘆し、時のもたらした奇瑞すら感じたのでありました。3時間を越すよい時間でありました。

さて、そこから奈良駅のホテルにもどるべく、帰りはバスではなく歩いておると、ちょうど夕食時、近鉄奈良駅の近くに繁華街があり、そこの「うまっしゅ」という海鮮居酒屋に入りました。刺身や肴、日本酒の「春鹿」などをとても美味しくいただきました。そこを出て、JRの奈良駅まで歩きます。奈良駅の近くで鹿が一匹おりました。ぼくはその鹿が不憫で、「奈良公園はあっちだよ」と指さし、鹿に声をかけますが、どうやら通じないようです。鹿は回りを見回して、ここはどこだろう、というようなのです。そこで、外国の若い女の人に声をかけられ、スマホの画面を見せられました。そのスマホには「彼を助けるためにどこか連絡できるところはありますか」とあり、ぼくは日本語で「警察だろうけど、とりあってくれないかもしれないな」と話しました。するとその女の人は一枚の鹿せんべいをぼくに見せてくれました。ぼくは「その鹿クッキーを少しづつあげて、奈良公園に連れて行けるかもしれない」と言いました。すると女の人は鹿せんべいの小さなかけらを鹿にあげ、彼氏とともに、鹿を連れ、歩き始め、鹿とともに横断歩道を渡り公園の方に向かうのです。鹿はおとなしく付いていきます。ぼくは鹿の無事を祈り、二人の外国人と一匹の鹿を小さくなるまで見ておりました。

二日目であります。ホテルをチェックアウトし、バスで春日大社へ向かいます。ほとんど人のいない参道の立ち入り禁止の森の向こうに見える芝生の広場で鹿が三々五々、たむろしている、景色が何だか神秘的です。ここの鹿は鹿島神宮からやってきた白い神の使いの鹿の子孫である、と聞きました。ゴータマ・シッダールタか悟りを得て、仏陀となり、森の中で説教を始めた時に、それをまず始めに聞いたのが、鹿たちだった、とも聞きました。ぼくは座禅を組み、話し始めるそれを座って聞いている鹿たちをまざまざと思い浮かべもしたのです。

春日大社を参り、東大寺に向かいました。ここは奈良公園ではなく鹿公園ではないかと思えるほど、鹿がたくさんいます。それから修学旅行の小学生や中学生もたくさんおります。あのような中学生の中に半世紀前のぼく自身もいたであろうことに不思議も感じます。ぼくは中学校の修学旅行の後、目と目が離れているのが、鹿に似ているとされ、「シカさん」とあだ名されたことを思い出しました。疫病や災害が相次いだ奈良時代、すべては祈りの足りない自分のせいだとした聖武天皇は、仏の力によって国家の平和と人々の幸福を願う「鎮護国家」の思想のもと、743年に大仏(盧舎那仏像)の造立を発願し、東大寺を総本山と定めたということです。その願われた平らかと安らかは、小学生や中学生が修学旅行の旅をし、人種、民族、国も異なる人びとがたくさんやって来て、鹿が穏やかに草や鹿せんべいを食み、笑い声のあふれるこの光景にあると思えたのです。

今度は、花咲くころの吉野の里、金峯山や大峰山を、展覧会では巨大な映画でのみ見れた金峯山寺の御開帳の蔵王権現立像を拝みに訪れたく存じます。
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渋谷のクラブクアトロでハンバートハンバートのコンサート「歌ったり喋ったり-クアトロ篇-」でした。ハンバートハンバートのお二人ってMCを始めるとかけあい夫婦漫才みたいで、面白いです。もちろん素敵な歌をいっぱい聞けました。幸せな気持ちになって、帰りの電車に乗りました。
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渋谷のクラブクアトロでのハンバートハンバートのコンサートの前に明治神宮にお参りしました。かけられ絵馬に外国の文字の願いがいっぱいでぼくは驚いてしまいますが、日本の神様は言葉の壁などものともせずに願いを叶えてくれるのでございましょう。明治神宮のおみくじの「大御心(おおみごころ)」をひきました。明治天皇の御製(ぎょせい)が書かれております。

「大御心 (七)

 明治天皇御製

 折にふれて
 さまざまのうきふしをへて呉竹の
 よにすぐれたる人とこそなれ」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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黒澤明監督の『天国と地獄』を見ました。1963年の映画です。誘拐犯をめぐる刑事ドラマ。列車内の撮影のスタイリッシュな映像でありながらのリアル感がかっこいい。白黒の映画の中の一カ所だけあるカラーのシーンも印象的。

刑事の戸倉警部役は仲代達矢。誘拐された他人の部下の運転手の子どもを盾に身代金を要求される会社の後継ぎの権藤金吾役に三船敏郎。権藤金吾の妻の権藤伶子役の香川京子を紅一点に、その他、東宝のスターが勢ぞろいして、たくさんのむさ苦しい刑事を演じております。

後半、米兵のたむろする横浜のどこかのダンスホールの場面があって、時代を感じさせます。そして、横浜の黄金町の麻薬中毒者の阿片窟、魔境のようなところの場面もあって、こんなところがあったのかと驚かされます。

『天国と地獄』は後の映画にも影響したサスペンス映画の典型でもあります。ぼくは「天国と地獄」という題名の前に「良心の」という言葉が付くような気がしたのでありますが、それはきっとヒューマニストの黒澤明の所為であります。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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