えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
ヨハネ・グリモンプレ監督の『叛逆のサウンドトラック』を見ました。1960年前後のコンゴ独立と内戦の社会状況とその同時代のアメリカやアフリカの音楽とミュージシャンたちを描いたドキュメンタリーにして時の流れの前後して語られるジャズのオフビートによって語られる裏面史。
鉱物資源の豊富なコンゴの傀儡ではないルムンバ首相は植民地主義のアメリカ合衆国やベルギーの政府によって殺害される。ちなみにこの映画の監督のヨハネ・グリモンプレはベルギーの出身。アメリカの怒れるシンガー、アビー・リンカーンと女たち60人は抗議のためについに国連安保理事会に突入する。そのシーンのバックで流れ、差し込まれる凄まじいマックス・ローチのドラムスとアビー・リンカーンの魂の叫びのようなボーカル。
コンゴ共和国で行われた残酷な無法とおびただしい市民の殺害と虐殺。。それにしても、肌の色の濃さによって、命の重さは変わるのか? 戦争と差別は続き、今も世界の状況は変わりない。『叛逆のサウンドトラック』で時折、差し込まれるフェイクのステラやiPhoneのコマーシャルはコンゴで収奪された希少土が不可欠の製作であるらしいのだ。無残な資本主義の限界。この映画は、ベルギー映画批評家協会最優秀作品賞の他、さまざな世界中の賞に輝く異端の傑作なのです。
映画「叛逆のサウンドトラック SOUND TRACK to a COUP d’ETAT」公式サイト
八月六日、新宿末廣亭にて令和八年八月上席昼の部です。見た演目を記します。前座の柳家小じかくんの「金明竹」、二ツ目の林家たま平くんの「反対俥」、春風亭三朝師匠の「四人癖」、林家八楽師匠の紙切り、桂やまと師匠の「子ほめ」、柳家喬之助師匠の「出来心」、立花家あまね師匠の三味線弾きの唄いの民謡、橘家文蔵師匠の「目薬」、三遊亭吉窓師匠の「都々逸親子」、江戸家猫八師匠の 動物ものまね、吉原朝馬師匠の「松山鏡」、柳家小さん師匠の「家見舞」でお仲入りとなりました。林家つる子師匠の「スライダー課長」、天草ヤスミさんの漫談、柳家はん治師匠の「背なで老いてる唐獅子牡丹」、柳家さん遊師匠の「不精床」、伊藤夢葉さんの奇術、主任は林家正蔵師匠で「一眼国」でした。
特に印象に残った演目です。林家たま平くんの「反対俥」はエネルギーに満ちていてよかったです。林家八楽師匠の紙切りのほんわかした感じがいい感じ。立花家あまね師匠の三味線弾きの唄いの民謡で民謡以外も披露していて、なかなかのものでした。橘家文蔵師匠の「目薬」で大爆笑。林家つる子師匠の「スライダー課長」も大爆笑。伊藤夢葉さんの奇術の飄々としたネタばらしに驚いてしまいます。林家正蔵師匠で「一眼国」は涼しく素敵で、含意に満ちた不思議噺でした。
暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスです。
東京国立博物館に『弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」』を見に行きました。人びとの祈りが昔から繰り返され、大切なことが降り積もったかのような仏像、仏画がたくさんあって、ありがたい。仏像はいろんな角度から見れば、それぞれ異なった表情にも見え、なんだか不思議の感興も心に生まれまする。
「後七日御修法」に関する展示もありました。「後七日御修法」とは、昔は宮中、今は東寺の秘されたところにて毎年、正月8日から14日まで、真言宗各派の高僧によって、天皇の安泰、国家鎮護、五穀豊穣のための祈りの儀式が行われる、天皇の勅使が天皇の着物をもって参られるという、秘儀だそうです。それにしても、やはり、ぼくは前の皇室典範改変が、政治家の私利私欲によるもののように思われ、危惧せざるえない。それから、今から7年前、同じく東京国立博物館での『特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」』で秘匿されてきた「後七日御修法」の祈りのお堂の内部が忠実に再現されている展示があり、鳥肌が立ったのを思い出したりしました。
今回の「空海と真言の名宝」の各地から集められた秘仏の数々、とくと拝見し、今の時代にこのように展示されることの深い意味も感じた次第であります。いくつかの展示替えもあり、今回な単眼鏡を忘れて来てしまったので、後期にもう一度、見に参りましょう。
保阪正康さんの著した『天皇五代と戦争 -平成の天皇皇后は皇居で何を語ったか-』を読了した。この前に読んだ保坂さんの『平成の天皇皇后両陛下大いに語る』に続く待望の書である。
昭和天皇について、もっとも頁数を割きつつ、その戦争責任についても筆を緩めることもなく書かれ、明治、大正、昭和、平成、令和と五代に渡り、「五代の天皇が「戦争」に出合うのに、これほどの恐怖感を持っていることを私たちは理解すべきたと思う」と保坂さんは書いている。そして、平和の祈り、その詳細は本書を読んでみてください。故・半藤一利さんらが率いた「歴史探偵団」の活動や精神を受け継ぐ保阪正康さんの面目躍如たる本書なのです。
この前、保坂さんは某テレビ番組に出演し、五代の天皇が思ってきた戦争嫌悪と築いてきた平和への祈念を反故するものとして、近く国会で決議されてしまった皇室典範改変について憤懣の怒りを表していた。その怒りをぼくも共有する。伝統ということでいえば、本書にもある常に平成天皇と真摯に寄り添い続けてこられた美智子様の言葉を引用したく、これをもって『天皇五代と戦争』の感想を締めくくらせていただきます。
「伝統がそれぞれの時代に息づいて存在し続けるよう、各時代の天皇が願われ、御心をくだいていらしたのではないでしょうか。きっと、どの時代にも新しい風があり、また、どの時代の新しい風も、それに先立つ時代なしには生まれ得なかったのではないかと感じています。」
朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:天皇五代と戦争
トーマス・ケイル監督の『モアナと伝説の海』を見ました。こういう夢物語みたいな冒険とかファンタジー、ミュージカルのディズニーの映画は好きなのです。
ろころで、モータウンレコードのベリー・ゴーディは映画制作がしたくて、会社をデトロイトからロサンゼルスに移したのだけれど、今のディズニーの映画みたいなのを作りたかったのではないか、とぼくは推測してしまいます。
『モアナと伝説の海』にもどり、大胆で大げさなVFXが迫力満点で面白い。主人公のモアナのお父さんに相撲取りの小錦や武蔵丸を思い出してしまいます。そして、王道のストーリーと大団円。
スタジオジブリの『もののけ姫』を連想してしまうのは、この『モアナと伝説の海』が先行する名作をどこか真似しているとかではなく、人の心を打つ神話、伝説、物語が心理学者のユングのいうところの世界中の人びとの心の奥で地下茎によってつながってのことだろうとも思います。ぼくの心も確かに何か打たれるものがあったのであります。
実写映画『モアナと伝説の海』公式サイト(大ヒット上映中!)
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
最新記事
(08/08)
(08/07)
(08/05)
(08/04)
(08/02)
(08/02)
(08/01)
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
ブログ内検索
最新トラックバック