えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ジブリのアニメが素晴らしくて、原作を読みたくなり、読了したところです。それは岩波少年文庫刊、ジョーン・G・ロビンソン作の「思い出のマーニー」。上下の二巻、子どもの本とは思えないほどの読み応えもあって、とても良かったです。物語の時空が飛んでいって、メビウスの輪のようで、読み終えたら、また初めから読みたくなってしまうような作品でした。

それから、女の子同士の友情というものがどんなことなのか、少し、分かったような気もします。

あなたも、今年の夏の思い出に、この本を開き、イギリスの北のノーフォークの村までマーニーに会いに来てはいかがでしょう?








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東北学を提唱する民俗学者、赤坂憲雄さんの著した「ゴジラとナウシカ」が面白くて、一気に読んでしまった。全4章のうち、3章がゴジラ及び怪獣論でナウシカ論は最後の1章のみで、ナウシカ論は多分、序論となり、この先、継続して何かが書かれるように思えた。赤坂さんは先の東日本大震災が起きた後、初代の「ゴジラ」と「風の谷のナウシカ」ばかりを見て、感銘を受け、これらの文を書くこととなったらしいが、その出発点はぼくも昔、読んだことがあり、なるほどと思った川本三郎さんの有名なゴジラ論「ゴジラはなぜ「暗い」のか」であった。この本の出発点と思われる川本さんゴジラ論を引用しておきます。

「戦争で死んでいった者たちが、いまだに海の底で日本天皇制の呪縛の中にいる。ゴジラはついに皇居だけは破壊できない。これを「ゴジラ」の思想的不徹底と批判するものは、天皇制の「暗い」呪縛力を知らぬ者でしかないだろう」

赤坂さんは民俗学による想像力を翼にして飛び、三島由紀夫の短編「英霊の声」を接合し、大胆に歩みを進めていて、日本映画の他の怪獣たちにも言及し、面白かった。そして、「ナウシカ」へと続く。宮崎駿さんの作品の多くが柳田国男らの民俗学からかなり直接的に影響もされているらしい。思い浮かべれば「となりのトトロ」、「風の谷のナウシカ」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」など。昔、インタビューで宮崎さんは「千と千尋の神隠し」の前にヨーロッパ旅行をし、ヨーロッパの伝統の深さと奥行きにかなわない、とある種、観念し、それを乗り越えるために柳田国男ばかり読んでいた、と言っていたのを思い出した。赤坂さん、さらに書き継いで、論じてください。






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親愛なるジョージくん、自ら銃を発砲し、その弾が敵にあたらないように願うのなんて、きみらしいけれど、兵士としてはどうかと思うよ。この本を読んで、ぼくは著者に、こんな手紙を書くたくなったのだけど、その本とはジョージ・オーウェルの著した「カタロニア賛歌」。「1984」を著したオーウェルがそれに先立つこと11年前の1939年に発表したスペイン市民戦争の従軍ルポルタージュ。「1984」にある全体主義のへの警鐘の種子のようなものすらここにはある。

1936年から1939年までスペインは反ファシズムの熱狂の中にあって、有名な小説家、もしくは後に小説を書く人としては、フランスのアンドレ・マルロー、アメリカのアーネスト・ヘミングウェイ、そしてイギリスのジョージ・オーウェルが兵士として、銃をとっている。ロバート・キャパやゲルダ・タローはカメラを武器に戦場に赴き、パブロ・ピカソは爆撃するフランコ軍への抗議として「ゲルニカ」を描いた。

パレスティナのガザへの爆撃のニュースを見るにつけ、この「カタロニア賛歌」が、21世紀にも向けた、何らかの強くて絶えることのないメッセージであるかのようだ。






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講談社学術文庫版、夏目漱石の「私の個人主義」を読了した。「私の個人主義」以外に4つの講演も所収されていた。どれも漱石の早すぎる晩年に行われた講演で、確か、この「私の個人主義」は高校の教科書の載っていなかったかしら。そういえば、高校の教科書には大江健三郎の「ヒロシマ・ノート」が載っていたけれど、ある国語の教師は大江健三郎を好きではないと言っていたな。教科書には三島由紀夫の「不道徳教育講座」は載っていなかったな。ぼくは三島由紀夫も大江健三郎もおもしろく思い、両者とも好きなのだ。教科書には大江の「政治青年死す」と三島の「英霊の声」をとなりあわせに載せるというのはどうだろう。おもしろくないだろうか。世界にはいろんな見方があって、ものごとにはいろんな角度からの見え方がある。

さて、有名な漱石の「私の個人主義」に戻して、ぼくはこの講演記録を読んで、何か自分を励ましてくれるものを感じた。個人主義とはこんなものでもあるらしい。引用して漱石に感謝と尊敬の意を表します。

「もっと解りやすく云えば、党派心がなくって理非がある主義なのです。朋党を結び団隊を作って、権力や金力のために盲動しないという事なのです。それだからその裏面には人に知られない淋しさも潜んでいるのです。すでに党派でない以上、我は我の行くべき道を勝手に行くだけで、そうしてこれと同時に、他人の行くべき道を妨げないのだから、ある時ある場合には人間がばらばらにならなければなりません。そこが淋しいのです」

日露戦争の勝利に祝杯、喝采する日本にいて、夏目漱石は洞察し、こう言いはなったという。

「この国は滅ぶね」

その20年後、日本は敗戦した。暑い夏がやってまいりました。






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確か、どこかに行こうとしていたいつかの日曜日に駅の売店で東京新聞を買って、電車の中で読んでいると、伊那食品工業の会長である人のインタビューがとてもおもしろく、それがきっかけで興味深々に注文をした本を読了した。

その伊那食品工業とは48年間増収増益を続けた寒天の会社で、社是は「いい会社をつくりましょう たくましく そして やさしく」。

へー、こんな会社があるんだと思い、その会社の会長である塚越寛さんの著した本「幸せになる生き方、働き方」を読んで、そうか、これこそが、保守本流、保守王道の哲学であるような気がした。ぼくは、今の日本の政権党は保守であることも怪しく思われ、何と言ったらいいかわからないのだけど、塚越寛さんの経営とか人生の哲学とか、伊那食品工業の昔ながらのようでもありながら、常に中庸の革新を求めてもいるようなあり方が、何かまぶしいものを感じてしまうのです。

今度、新しく会社に入る時は、社訓とか社是とか注目しなくては、とも思う。それから、伊那食品工業のブランド「かんてんパパ」のホームページを見て、寒天一筋の伊那食品工業の寒天の本当にいろんな取り揃えにびっくりしてしまう。寒天宇宙だ。今度、通信販売で取り寄せて食べてみよっと。

http://www.kantenpp.co.jp/corpinfo/index2.html







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村上春樹さんの著した「村上ソングス」を読んだ。今や世界を股に駆け、国際的な文学者が、アメリカのポップ・ミュージックの詞の翻訳とそれにまつわるエッセイ集です。本当に村上さんはこういうポップ・ミュージックが好きなんだなぁ、訳にそのもともともの曲への愛がこもっているとも感じ、そのエッセイもしかりで、心地よいエスピリに胸がくすぐられてしまいます。そのポップ・ミュージックとは、古いジャズ・ソングから映画の主題歌、ソウル・ミュージック、ロック、とジャンルを横断し多岐にわたるのだが、その一つの共通して流れる特徴は、何かしゃれていて、どこか都会的、「街」といった言葉で思い浮かべられるような歌であること。村上さん自身は気づいておられるでしょうか? そんな音楽が好きな人には、なんとも楽しい本ではあります。

歌は世につれ、世は歌につれ、という言葉をこの軽いエッセイ集から思い出したりもしたけれど、なぜか、こういう音楽は世につれながらも、世を超えてしまう普遍性をどこかに持っているのだと思う。

この本、挿画が和田誠さんで、これがまた素敵。









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今の日本の総理大臣は明治にいろんなことを復古させようとしているらしい。それがいいことなのかははなはだ、疑問を持ってしまうのだけど、日本には偉大な先人としての精神が明治にはあったのかもしれない、と渋沢栄一の著した「論語と算盤」を読んで思った。そんな明治の精神を表わした本があと二冊あって、一冊は内村鑑三の著した「代表的日本人」、もう一冊は新渡戸稲造の著した「武士道」。あとその三冊以外にも、田中正造を忘れてはいけない。田中正造の「田中正造文集」。そして、ぼくは夏目漱石の小説が大好きです。夏目漱石の「私の個人主義」。ぼくにとって、この五人が偉大なる明治の精神だろうか。本屋で見かけたら、手に取ってみて、少し読んでみてください。










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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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