えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

オリヴィエ・ナカシュとエリック・トレダノのふたりの監督による「最強のふたり」というフランス映画を見た。パラグライダーの事故で半身不随になってしまったフランスの大金持ちとそこで介護人として雇われたスラム出身の黒人青年の友情物語でした。正統派の人間ドラマの映画の作りに1960年代や1970年代の山田洋次監督などの家族向けの日本映画を思い浮かべる。フランス発のヌーベル・バーグって何だったんだろう。心温まるストーリーは実話をもとにしているという。すばらしいです。
病気とかって何だろうと思い、すると、アルジェリア出身の黒人の精神分析医であるフランツ・ファノンの言葉を思い出した。その内容は、黒人であることは病気などではない、私に病人の謙譲さなどを求めないで欲しい、私はただの人間だ、というようなことだったと思う。そして、ファノンはさめざめと泣き始める。
話は映画に戻り、フランスの金持ちってどこまで金持ちなんだよって思ったけれど、この映画の中の二人にはお金などでは決してあがなえない大切な何かがあるのです。
フランス映画、健在なり。
http://saikyo-2.gaga.ne.jp/
病気とかって何だろうと思い、すると、アルジェリア出身の黒人の精神分析医であるフランツ・ファノンの言葉を思い出した。その内容は、黒人であることは病気などではない、私に病人の謙譲さなどを求めないで欲しい、私はただの人間だ、というようなことだったと思う。そして、ファノンはさめざめと泣き始める。
話は映画に戻り、フランスの金持ちってどこまで金持ちなんだよって思ったけれど、この映画の中の二人にはお金などでは決してあがなえない大切な何かがあるのです。
フランス映画、健在なり。
http://saikyo-2.gaga.ne.jp/


ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「ニュー・シネマ・パラダイス」を見ました。少年から青年へと成長するトトと何十歳と年の離れた映画技師の男の心暖まる友情物語は、ノスタルジックに映画についてを語る映画の映画でもありました。
大人になったトトの後日談にぼくはイタリア人のデカダンスとそれを見る映画監督、ジュゼッペ・トルナトーレのある種の批評眼を感じてしまった。あぁ、ローマの末裔なんだなぁ、と思うぼくの偏見なのかもしれません。
舞台になった町は映画セットのように美しく、ぼくはイタリア映画の聖地であるような撮影所、チネチッタで撮られたものだと思っていたのだけど、この町は実在するそうです。行ってみたい。
映画って本当にいいですね。おやずみZZZzzz.....
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD743/index.html
大人になったトトの後日談にぼくはイタリア人のデカダンスとそれを見る映画監督、ジュゼッペ・トルナトーレのある種の批評眼を感じてしまった。あぁ、ローマの末裔なんだなぁ、と思うぼくの偏見なのかもしれません。
舞台になった町は映画セットのように美しく、ぼくはイタリア映画の聖地であるような撮影所、チネチッタで撮られたものだと思っていたのだけど、この町は実在するそうです。行ってみたい。
映画って本当にいいですね。おやずみZZZzzz.....
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD743/index.html


ミュージシャンの久保田麻琴さんが紀州熊野を旅しているとその熊野古道の山奥で狼の遠吠えの声のようなものを聞いたそうだ。その声の方に近づいていくと、その声は、山で働く人の神への祈りの声だったそうだ。それから、歴史に立ち上らない日本の音楽を聞きたいと久保田麻琴さんは思い、友だちに話したところ、その友だちから、ぜひ、沖縄の宮古の島々を訪ねるといい、と言われた。かくして、島々への旅は始まり、その島々で古い、けれど、今も生きている祈りの唄を聞く。そのドキュメンタリーが映画化されてこの大西功一監督の「スケッチ・オブ・ミャーク」となった。
久保田麻琴さんは言う。これらの祈りの唄は消えてしまうかもしれず、だからこそ、いてもたってもいられず、残しておきたい、そして、後世の人に、いつでもここに戻って来れるんだよ、と伝えたい、と。この映画を見ながら、現の世と神の世が溶け合った夢の世界のような目眩を感じる時がいくつもあった。と同時に、ぼくも久保田麻琴さんと同じく、過酷な人頭税に痛めつけられた過去かを持つこの宮古の島々の島唄に、アメリカ南部のリアルなブルーズやゴスペルのような息吹すら感じたのだった。
ところで、この映画の中で一番好きなシーンは、放し飼いの馬が舗装された道に飛び出して来て、走り去っていく場面。なぜか胸がむしょうに熱くなった。
http://sketchesofmyahk.com/


降旗康男監督の「あなたへ」を見ました。主演は高倉健。渋くてかっこいなぁ。その死んだ妻役に田中裕子。おばちゃんになっても田中裕子はやっぱなんかかわいいなぁ。物語は妻の遺言の手紙を持っての富山から長崎へ旅するロード・ムービーです。映画に写された日本のありきたりの日常が美しく、とても愛おしいものに感じました。
http://www.anatae.jp/


ボブ・マーリーの伝記ドキュメンタリー映画「ボブ・マーリー ルーツ・オブ・レジェンド」を見た。やはり、1978年の対立する二つの政党の党首、ジャマイカ労働党のエドワード・シアガと人民国家党のマイケル・マンリーを握手させた伝説のコンサート「ワンラブ・ピース・コンサート」のシーンでボブは何かにとりつかれたかのように歌い踊り、圧巻で感動的だった。選挙の年の市街戦、内戦さながらに銃を撃ちあうキングストンの街すら写される。
ジャマイカでのボブの葬儀のシーン、ボブ・マーリーの葬儀は国葬でなされたのを知った。棺を乗せた黒い車の前を先導するパトカーと後衛するパトカーとそれに続くルード・ボーイたちのバイク。葬儀から墓地までの沿道を人々が埋め尽くし、泣き崩れる男や女をカメラは写していた。カリブの小さな島ジャマイカが生んだ世界のヒーロー、ボブ・マーリーは最後までかっこよく、今でもいつまでもボブの歌は歌われ、逆境にある人たちを鼓舞しつづけている。
Get up, stand up, stand up for your rights!
Get up, stand up, don't give up the fight!
そして、新しい生き方を求める人にこうも歌い継がれているのです。
One love, one heart
Let's get together and feel all right
限定三週間の公開だそうです。急ぎましょう。
ボブ・マーリー ルーツ・オブ・レジェンド
http://www.bobmarley-movie.jp/


杉井ギサブロー監督のアニメ映画「グスコーブドリの伝記」を見た。横浜の港北のワーナー・マイカル・シネマで見たのだけど、ぼくを含めて4人の観客というがら空きでした。けれど、内容的には素晴らしく、宮沢賢治原作の童話の映画化、アニメ化なのだった。
杉井監督は1985年に「銀河鉄道の夜」を撮っていて、それと同じ猫のようなキャラクタのファンタジーで、前作の「銀河鉄道の夜」は原作に対してある程度の忠実さはあったと思うのだけど、今作の「グスコーブドリの伝記」はさらに原作をはみ出し、「グスコーブドリの伝記」の物語を借りた杉井ギザブロー監督による宮沢賢治の世界へのオマージュ、憧憬をアニメーションにした趣を持ち、かなり大胆に自由で前衛的でもあった。映画の自由、アニメの自由を感じました。そして、何より動く絵がとても美しい。とくに前半のイーハトーブの山の森を舞台にしたシーンは目が洗われるようだ。
ラストのエンドロールで、この美しい動く絵、動画が上海などの中国のアニメーションの作画を行う会社、人たちによって作られているらしいことを知った。世界の人たちと手をつなぐとはどういうことだろう? どうしたらいんだろう?
ぼくはこのアニメ映画を見て、この映画の主人公、グスコーブドリや宮澤賢治がかぶっているみたいな帽子が欲しくなったのです。




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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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