えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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レンタルDVDでジョン・ファヴロー監督の「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を見ました。本当に楽しい映画は心温まるロード・ムービーでもありました。

主人公、ジョン・ファヴローが演じるカールの料理をしているシーンをを見ているだけで楽しい。そして、ラテンの明るさの元妻を演じるソフィア・ベルガラの美しさ。そこに、いかにも今風の子役を演じるエムジェイ・アンソニー、カールの友だちのコックを演じるジョン・レグイザモ、さりげなく家族の絆やら友だち同士の友情も描かれます。

ぼくの大好きなごきげんな音楽もたくさんかかって、おいしい料理のあるところには、すてきな音楽がつきものかもしれなくて、もしかして、コックとミュージシャンってどこか似ているところがあるのかもしれません。

たわいのない話ともいえるのだけど、ラストのハッピー・エンドにニコニコの笑みがこぼれてしまいました。

映画シェフ 三ツ星フードトラック始めました | オフィシャルサイト
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レンタルのDVDでダラ・バーン監督の「ダブリンの時計職人」を見ました。ホームレスになりアイルランド、ダブリンの郊外の海浜の駐車場で車上生活をする親子ほどにも年の離れた二人の男の友情の話と年上の方の男性が抱くある女性への淡い恋の話のからみ、昔、見た1970年代のアメリカン・ニュー・シネマを思い出させました。けれど、昔のアメリカン・ニュー・シネマと違うのは、もっと淡々としていて、映画の中にたくさんの余白があって、そこが今のリアルなヨーロッパなのかな、と思いました。

救いのないような話でしたが、ラストに希望の小さなひとかけらのようなものが描かれていて、そこでは少し涙ぐんでしまいました。

若い方の男性を演じるコリン・モーガンのとても繊細でやさしいな感じは、これから女の娘に人気がでるかもしれません。そして、コリンのこの映画についてのコメントがこの映画をよく紹介してくれています。

「この映画は、現在のアイルランドのホームレスとドラッグ中毒と経済問題という大きな問題に取り組んでいて、そのどれもが重要なポイントなんだ。しかし、暗い状況でも希望と幸せを見つけるという高揚感もある」

映画は世界を映す鏡のようなものでもあると思うのですが、ぼくたちはどこへ行くのだろう?

http://uplink.co.jp/dublin/
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コーエン兄弟が監督、脚本した「オー・ブラザー!」をレンタルDVDで見た。重たいテーマもどこか隠れていそうで、それをユーモアで打つ、これはお笑い版の「ミシシッピー・バーニング」でしょうか。あー、おもしろかった。ミシシッピを舞台に奇妙な人たちが次から次へと登場し、1920年代、1930年代のぼくの好きなようなアメリカの古い音楽も満載で、ブルーズ・マンのトミー・ジョンソンらしき役も現れてしまいます。主役のジュージ・クルーニーもいい感じです。

http://movie.walkerplus.com/mv32030/
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時々、映画館で映画を見たくなって、今日は会社帰りに気になっていたポルトガル映画「アンジェリカの微笑み」を見に、新百合ヶ丘にある川崎アートセンターのアルテリオ映像館に行きました。

監督は2015年に106歳で亡くなった巨匠オリヴェイラが101歳のときに撮った映画で、不思議な懐かしさ、美しさもたたえた女性の幽霊のお話。

映画を見ながら世界各国の三人の映画監督を思い出していました。スペインのルイス・ブニュエル、フィンランドのアキ・カウリスマキ、日本の大林宣彦です。三人とも鬼才と呼ばれる映画監督です。

その中でも、やはり、ルイス・ブニュエルを思いおこさせるような作品で、このスペインのシュール・レアリストは、キリスト教に対して、つねに愛憎が矛盾し拮抗するような作品を撮っていて、そんなところもポルトガルとスペインという隣同士の国でもあり、立ち位置が近いのかな、とも思いました。それから、食卓での哲学的な会話とか、あー、ブニュエルの映画みたいだ、などと思わせられます。

さて、この「アンジェリカの微笑み」に戻れば、途中でとても眠たくなってしまったのだけれども、ぼくの心のどこかに澱のように残り、あとあと夢の中に出てくるかもしれない、そんな映画なのでした。

眠たくなるようなヨーロッパもいいもんです。

http://www.crest-inter.co.jp/angelica/
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スティーブン・スピルバーグ監督の最新作「ブリッジ・オブ・スパイ」を見ました。冷戦下の1950年代を舞台にしたアメリカで逮捕されたソ連のスパイとその彼をいやいやながらも義務感によって裁判で弁護する弁護士の淡い友情とその周辺の物語でした。

実話にもとずく話で、1950年代のロックンロールが爆発する直前のニューヨークとはこういうところなのかとか、ベルリンでほぼ数日で築かれてしまった西と東を隔てる壁とその古びたレンガの街並みとか、偵察の飛行機のこととか、地味な映画なのだけど、どんどん、引き込まれてしまう。スピルバーグの映画ってエンタテイメントと芸術性が無理なく同居していて、すばらしい。それから、脚本は、ハリウッドのはみだしもの、コーエン兄弟で、その妙もあると思います

主演のトム・ハンクスが老練な、ガキじやない、弁護士を演じていて、それがすごくかっこよくて、昔、見たアラン・パーカー監督の「ミシシッピー・バーニング」のジーン・ハックマンを思い出しました。かっこいいのよ。

ラストのハッピー・エンドは涙が止まらなくなってしまいました。

http://www.foxmovies-jp.com/bridgeofspy/
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レンタル・ビデオでクリストフ・ガンズ監督の「美女と野獣」を見た。ラストはちょっとうるっと来ました。それから実写の動画の絵がとても美しくて、それがファンタジーの世界にぼくを引き入れ、甘々なラブ・ストーリーをリアルに感じさせてもくれているようです。

後半、クライマックスが3回ぐらいやってきて、いかにもヨーローッパのドラマらしくて、こういうのってワグナーの歌劇から引き継いでいるものなのかしら。そして、ラストは愛と平和なのです。

ベルを演じるヒロインのレア・セドゥ、とっても美しい、きれい、そんな人が森をとびはねて素敵でした。

http://beauty-beast.gaga.ne.jp
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グリームル・ハゥコーナルソン監督の「ひつじ村の兄弟」という映画を見に行った。出てくるのひげもじゃのおじいさんと羊ばかりで、ストーリーも淡々としていて、かなり眠くなった。

舞台はアイスランド。シンガーでありアーティストでもあるビョークの故郷ではないか。丘と草原が連なるだけのような、そのなんにもないような風景がなぜか美しく魅かれてしまった。

小さなトラクターを走らせ、羊の群れを追って生活しているこんな地が北の方の大きな島にあるのかしら。いろんな世界があるのがいいよね。

http://ramram.espace-sarou.com
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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