えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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会社帰りに有楽町の映画館に寄り、チェリン・グラック監督の「杉原千畝」を見ました。3時間にもわたる大作ですが、とてもおもしろかったです。

実在の人物、杉原千畝さんは第二次世界大戦中に日本政府に背き、ユダヤ人たちにヴィザを発行し、6000人もの命を救った人です。こういう物語を知ると、一人じゃ何もできないのじゃなくて、本当に大切なことは一人でしかできなないどと思ってしまいます。こんな人が日本人の大先輩にいるのなんてとても素敵じゃないですか。

そう、一人なんですけど、そこには奥さま、杉浦幸子さんの愛もいっぱいあったらしいのです。杉浦幸子さん演じる小雪さんの「ちうねさん」と語りかけるそれがとてもテンダーでスイート。魅かれてしまいます。

あぁ、この世界に愛と平和をと願います。

http://www.sugihara-chiune.jp
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なんとなくよく見に行く映画館が2つあって、ひとつは新百合ヶ丘にある川崎アートセンターの中にあるアルテリオ映像館、ひとつは横浜の伊勢佐木町にジャック・アンド・ベティー。今、何やっているのかな、とネットでチェックしてしまう。

今日は久しぶりに映画でもと思い、ジャック・アンド・ベティーにノルウェーの名匠、ベント・ハーメル監督の「1001グラム ハカリしれない愛のこと」を見に行きました。

とても静かな映画で、途中で何度か眠たくなってたりしましたが、何か、その静けさに、(あのシーンさえとても静かで、)弱ってしまったぼくの心も、とても安らかになるようなのでした。

この映画の語るところによるど、魂の重さは21グラムらしくて、人生の一案の重荷は、背負うものがないこと。そして、多分、愛は計ることのできないものかもしれないとぼくは思いました。

http://1001grams-movie.com
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エヴァ・デュヴァネイ監督のの「グローリー -明日への行進-」を見た。マーチン・ルーサー・キングの人種差別撤廃と有色人種の公民権を確立を訴えるアラバマ州セルマからモントゴメリーへの大行進がどのようにして実現されたかを描いた映画であった。

ハリウッドの映画なので、エンターテイメント色の濃い軽い映画かと思っていたのだが、見終えた感想は、さすがに史実に忠実だけあって、重い。しかし、昨今の数年、黒人が警官に射殺される事件があいつでいて、これは今を語る映画にもなりえていて、そのようなアメリカに、どうしたのだろうという危惧を抱いてしまう。

昨今の日本の不穏な情勢やらなんやらで、この映画は日本の若い人が見た方がいい映画でもあると思った。過去のそうであったことに従い、大切な人生と命を反故にしてはいけない。世界ははやはり変えられるものだとたきつけることは、罪深いことなのだろうか。

ぼくは現代史に登場する人物で絶対的に尊敬に値すべき人がいると思っていて、それは、キング牧師、マハトマ・ガンジー、ネルソン・マンデーラの三人なのです。この三人については自作でも歌っています。

ゴスペルが聴きたくなりました。

http://glory.gaga.ne.jp
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コリン・トレボロウ監督の「ジュラシック・ワールド」を見ました。スティーヴン・スピルバーグは監督ではなく製作総指揮で参画しているのだが、さすが、ハリウッドのパニック映画はおもしろいわ。しかも最新の3DだのIMAXだのという技術を惜しみもなく投入していて、臨場感満点です。ぼくもついに乗せられて、少しほっとした大円団にはうれし涙がほろり。

主演男優のオーウェン・グラディもかっこよく、主演女優のクレア・ディアリングはあのパニック映画の元祖かもしれないアルフレッド・ヒッチコックの映画の出てくる金髪のクール・ビューティーを思わせる。そして、この映画のここかしこにヒッチコック映画のオマージュを想起してまうのはぼくだけですかな?

http://www.jurassicworld.jp
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ヴィム・ヴェンダーズに新しい映画「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」を見た。

セバスチャン・サルガドとは20世紀を代表する報道カメラマン、マグナム・フォトにも所属した世界の不正を告発するルポルタージュ・カメラマンだった人なのだけど、ルアンダ内戦の取材でのあまりの悲惨な光景に心が病んだようになりカメラを置く。それからの10年後、再びカメラを手にし、新たなプロジェクトを始める。それはこの地球へのオマージュを写真で表明しようというもの。そのモノクロの写真の美しさが劇場の大きなスクリーンにひろがっていた。

そして、ブラジルのジャングルの森を再生する驚異的なエピソードは次の世代の希望としてセバスチャン・サルガドが残していくもの。

ヴィムの共同監督にはジュリア―ノ・リベイロ・サルガドはセバスチャンの息子だということ。そのもっとも映画的な愛の物語は淡く隠れてもいました。

http://salgado-movie.com
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酒井俊さんのアルバム「花巻農学校精神歌」に入っている英語の歌"The Long Goodby"がすごくかっこよくて、その歌が劇中に何度も流れるロバート・アルトマン監督の「ロング・グッドバイ」をレンタル・ビデオを見た。

鬼才ロバート・アルトマンだけあって、レイモンド・チャンドラーの著した原作とはまったく違う空気感で、結末では原作にはないプロットも用意されてしまっている。

原作のハードボイルドとはほど遠いエリオット・グールド演じるフィリップ・マーローもこれはこれで飄々としていてかっこいい。なるほど、この飄々としたかっこよさ、それとこの主人公の探偵の秘めたる正義感、ユーモアに隠れて名誉を重んじるその人物像は松田優作主演のテレビドラマ「探偵物語」の影響を与えたという説もある。

それから、1970年代のアメリカ西海岸のヒッピームーブメントの残り香漂う雰囲気、空気が、映画に登場するたくさんの奇妙な人物やその背景となっている景色に充満しています。

小説家の村上龍さんはこの映画を愛してやまず、何度も何度も見たとのこと。

そして、やはり何度も映画で数えきれない編曲をされて流されるテーマ曲が、映像と結びつき、詩を喚起させ、かっこよかった。
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池谷薫監督のドキュメンタリー映画「ルンタ」を見た。圧政下のチベットの今が、チベットの人たちを援助しつづける日本人、中原一博さんを目を通して生々しく語られる。

近頃でのチベットでは中国共産党の圧制と人権無視に抗議し、自らの文化を守ろうとの抗議での焼身があとを絶たない。ここでぼくが「焼身自殺」とは言わず、「焼身」と述べたのは、仏教の慈悲を実践しつづけるチベットの人たちへの敬意による。

国連憲章にもある民族の自決権をチベットに。

かろうじて、ぼくにできることとして、チベットを忘れないこと、思い出すこと、そして、少しは誰かに知らせること。

抑圧する中国の人たちよ、敬虔な仏教徒ではないぼくからは重い怒りを込めてこう忠告しておこう。暴政を行うあなたたちには、早かれ遅かれ、あれがやってくるでしょう。

http://lung-ta.net
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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