えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

ヴァンサン・ペレーズ監督の映画「ヒトラーへの285枚の葉書」を見ました。ヒトラーへの手紙ではなく、ヒトラー政権下での、宛名のないベルリン市民への葉書というような話。
なぜか、大島渚監督の「愛の亡霊」を思い出した。抵抗の話は暗い時代に咲いた男女の愛の物語でもあるような気がしたからなのだろうか?
原作はハンス・ファラダの「ベルリンに一人死す」。ナチスに望ましくない作家と分類され、精神的葛藤から極度のアルコール及び薬物依存症に陥った作家は、第二次世界大戦で祖国ドイツが敗戦した後、ゲシュタポ(秘密国家警察)の残された資料にこの記録を発見し、一気に大著を書きあげたそうだ。上梓の三ヶ月後、作家は帰らぬ人となる。原作を読みたくなりました。
さて、映画にもどれば、上映されたのは英語版、ドイツ語版も見たい。もっとリアルだったろうに。主演のブレンダン・グリーソンはジーン・ハックマンのようなかっこよさ。それを追うゲシュタポ役のダニエル・ブリュールはそのクールさがウィリアム・デフォーみたいでもあるのだけど、とても複雑な人物を名演技している。「ミシシッピー・バーニング」のコンビを思い出したのです。
さて、ドイツの学校では、たった一人でも正しいことを主張しなさい、恐れてはいけない、と教えるのだそうだ。
この物語のようにペンで書きつづけろ。しゃべりつづけろ、歌いつづけろ。
映画「ヒトラーへの285枚の葉書」公式サイト
なぜか、大島渚監督の「愛の亡霊」を思い出した。抵抗の話は暗い時代に咲いた男女の愛の物語でもあるような気がしたからなのだろうか?
原作はハンス・ファラダの「ベルリンに一人死す」。ナチスに望ましくない作家と分類され、精神的葛藤から極度のアルコール及び薬物依存症に陥った作家は、第二次世界大戦で祖国ドイツが敗戦した後、ゲシュタポ(秘密国家警察)の残された資料にこの記録を発見し、一気に大著を書きあげたそうだ。上梓の三ヶ月後、作家は帰らぬ人となる。原作を読みたくなりました。
さて、映画にもどれば、上映されたのは英語版、ドイツ語版も見たい。もっとリアルだったろうに。主演のブレンダン・グリーソンはジーン・ハックマンのようなかっこよさ。それを追うゲシュタポ役のダニエル・ブリュールはそのクールさがウィリアム・デフォーみたいでもあるのだけど、とても複雑な人物を名演技している。「ミシシッピー・バーニング」のコンビを思い出したのです。
さて、ドイツの学校では、たった一人でも正しいことを主張しなさい、恐れてはいけない、と教えるのだそうだ。
この物語のようにペンで書きつづけろ。しゃべりつづけろ、歌いつづけろ。
映画「ヒトラーへの285枚の葉書」公式サイト


会社帰りに遠い新宿まで足をのばし、マーティン・ショア監督のドキュメンタリー映画「約束の地、メンフィス テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー」を見ました。メンフィスでレコーディングした伝説のミュージシャンたちが若い世代のミュージシャンたちとセッションを今を生きるソウル・ミュージックを作っていく物語。
やはり、ぼくにとってメンフィスは特別な音楽の町なのです。映画を見て、大きな音で音楽を聴いて、たのしかったさ。映画館のスクリーン映ったこの町からオーティス・レディングやジェームズ・カー、OVライトのソウル・ミュージックが放たれたんだもの。
ひさしぶりにラッパーのスヌープ・ドッグも映画に登場していて、見ることができた。彼のラップはかっこいいし、彼は詩人だね。子どものころ、スヌープのお母さんのレコード・コレクションがすごくて、週末には、いつも、レコードをかけながらパーティーをしていて、そこで聴いた古いソウル・ミュージックが彼の音楽の原点だそう
そして、ウィリアム・ベル、、ボビー“ブルー”ブランド、オーティス・クレイ、ブッカー・T.ジョーンズ、ボビー・ラッシュ、メイヴィス・ステイプルズらの伝説のミュージシャン。いく人かはこの撮影の後、天国に旅立ってしまったのだけど、ソウルはいつまでもそこにあるし、ミュージックもそこ、ハートにある。たくさんの愛の歌が生まれたんだ。
そうだ、昔、そんな町への片思いの歌を作ったのを思い出したよ。最近は歌っていない「メンフィスの月」という曲の詞を披露させてくださいな。
♪♪♪
メンフィスのベルを鳴らしたなら
お月さまはダンスするっていうよ
ドアも叩かずに 帰ってきたなら
抱きしめたなら、旅にでたいな
いつでも、2人で話していたっけ
SOUL MUSICのまち Memphis Tennessee
あのメンフィスに旅にでたいな
あのメンフィスで愛しあいたいな
メンフィスの鐘の音は とっても深くて
お月さまは 清らかに踊る
ドアも叩かずに 帰ってきたなら
抱きしめたら、旅にでたいな
いつでも、2人で話していたっけ
SOUL MUSICのまち Memphis Tennessee
あのメンフィスに旅にでたいな
あのメンフィスで愛しあいたいな
真夜中 黒い列車がとおりすぎていって
恋人たちをさらっていってしまうよ
真夜中 エルヴィスの幽霊があらわれて
黒い南部のゴスペルが聞こえるよ
いつでも、2人で話していたっけ
SOUL MUSICのまち Memphis Tennessee
あのメンフィスに旅にでたいな
あのメンフィスで愛しあいたいな
メンフィスのベルを鳴らしたなら
お月さまはダンスするっていうよ
ドアも叩かずに 帰ってきたなら
抱きしめたなら、旅にでたいな
Memphis Tennessee♪♪♪
Take Me To The River -約束の地、メンフィス ?テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー- 公式サイト


レンタルDVDでアイルランドのトム・ムーア監督のアニメーション映画「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」を見ました。美しい物語の美しい絵本が美しいアニメーションになったような映画でした。感動しました。
これは大きいスクリーンで見たかったなぁ。どこかの映画館で再上映しないかしら。
すべての生まれてくる女の子たちはセルキーではなかろうか? これ以上はご自身でこの素晴らしいアニメを見てくださいませ。
美しい主題歌を意訳してみました。
♪♪♪
ここ、今のあいだに
北、南のあいだに
西、東のあいだに
時、場所のあいだに
貝殻から
海のうたが聞こえます
静かでも、落ち着いてもいなくて
何度も愛をさがしています
恋した人よ
風、波のあいだに
砂、岸辺のあいだに
貝殻から
海のうたが聞こえます
静かでも、落ち着いてもいなくて
何度も愛をさがしています
恋した人よ
いくつもの石ころ、嵐のあいだに
信じること、その海のあいだに
わたしはその音の調べの中にいます♪♪♪
映画[『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』


ビル・コンドン監督のディズニー映画「美女と野獣」を見ました。大人から子どもまで楽しめるミュージカルでした。とてもおもしろかった。ラストの大団円には少し涙ぐんでしまった。
いつまでも冬の嵐の中の塔のお城では、カップやタンス、時計や蝋燭台も命を持っているかのようにおしゃべりをするらしい。ぼくも野獣となって、そんなところに一人ぼっちで住んで誰かを待ってみようかな。この映画「美女と野獣」のメッセージのように愛は呪いをとくというから。
美女と野獣|映画|ディズニー公式


レンタルDVDでハニ・アブ・アサド監督の「オマールの壁」を見ました。パレスチナの映画です。分離壁と恋人のもとへその壁を越えていこうとするある若者の物語だった。ドキュメンタリではないのだけど、このような物語が生まれる必然のパレスチナの現実も知りました。ハニ・アブ・アサド監督は自作についてこう言っています。
「これは占領下に閉じ込められ、厳しい状況に直面した愛についての映画なのだ」
社会派の映画であるとともに、シェークスピアの劇のようでもある恋愛映画でもあります。
もうひとつハニ・アブ・アサド監督の言葉を引用したく思います。
「私は、人間を単に糾弾あるいは擁護する映画を作るつもりはない。それは裁判所に任せればいい。自由の戦士たちだけでなく、どの登場人物についても、私が興味を持っているのは人間的側面だ。あらゆるキャラクターの人間的部分に関心がある。われわれを人間たらしめているのは性格上の弱点だ。人は誰しも、たとえ外からは完璧に見えても、内面は不完全で欠点を持っている。映画監督である私の仕事は、それに誠実に焦点を当て、白黒つけずグレーに描くことだ」
カンヌ映画祭で「ある視点部門 審査員賞」を受賞した「オマールの壁」を見ながらポーランド映画「灰とダイアモンド」を思い出した。主演の俳優、アダム・バクリがなかなかかっこいい。彼はジェームズ・ディーンや「灰とダイアモンド」のズビグニエフ・チブルスキーようにかっこいいのです。そして、チブルスキーやディーンのようにではなく、アラン・ドロンのように長生きをして、アラブ世界のスターになって欲しい、もしくは、そうなれる俳優として逸材のような気もします。
未明に目が覚めて見始めて、見終わった時には朝になっていました。
映画『オマールの壁』公式サイト - UPLINK


レンタルDVDでソト・クォーリーカー監督の「シアター・プノンペン」を見る。カンボジア映画です。クメール・ルージュ(カンボジア共産党)による内戦によって失われた映画の最終巻を撮りなおすという物語の中で、カンボジアの過酷な現代史が甦る。
エンドロールにもあるのだが、戦争ではなく、戦争の後のクメール・ルージュの支配の四年間の間の粛清によって、カンボジアの四分の一の人びとの命が奪われた。そんな、つい少し前の歴史も浮かび上がる。ほとんどの映画監督や俳優も殺されたそうだ。
昔のカンボジアを知っているのでもないのだけど、今のカンボジアの首都、プノンペンの景色に少しびっくりしてしまう。けっこう都会で、古き時代の九州のどこかの街のようなのです。
ラストは過去と向き合い新生を感じさせるもの。
ヒロインのマー・リネットが美しい。同じように、カンボジアの寺院や田園風景も美しい。きっと、この過酷さを越えてきたカンボジアの人の心も。
映画『シアター・プノンペン』公式サイト


レンタルDVDでセルジオ・マシャード監督のブラジルの映画「ストリート・オーケストラ」を見ました。サンパウロのファーベラ(スラム地区)の高校のクラシック・オーケストラの指導のために雇われた教師のお話でした。サンバでもサッカーでもなく、カーニヴァルでもないブラジルがそこにありました。不良少年のヴァイオリンで音楽を奏でていると自分の中のケモノが静まっていくんだというセリフにぐっときてしまった。実話を基にした物語だそうです。
ブラジルのクラシックといえばエイトル・ヴィラ=ロボスは大好きです。よくCDでギター曲集を聴いています。
「ストリート・オーケストラ」を見ながら、ファーベラに響き、こだまするバッハも素敵だなと思いました。
映画『ストリート・オーケストラ aka VIOLIN TEACHER』公式サイト


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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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