えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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サザン・ソウルとか日本ではディープ・ソウルとか呼ばれている音楽が好きなのです。サザン・ソウルとは何かと問われれば、それは1960年代にアメリカ合衆国の南部で隆盛を極めた音楽でレーベルで言うとオーティス・レディングのスタックスとかジェムズカーのゴールドワックスが有名で両者ともテネシー州メンフィスにレコーディング・スタジオを構えていた。南部とはどこだろう? そこはフロリダ州、ジョージア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州、ウェストバージニア州、アラバマ州、ケンタッキー州、ミシシッピ州、テネシー州、アーカンソー州、ルイジアナ州、オクラホマ州、テキサス州の十六の州で、ぼくが最近はまっているフェームというレーベルのスタジオのあったところはアラバマ州のマスクル・ショールズという片田舎にあって、そこはもはや地方都市ですらない。そんな土地からたくさんの素晴らしいソウル・ミュージックが発信されていった。このマスクル・ショールズにあったレコーディング・スタジオは南部の精霊に憑かれた何やら魔法らしきものを持っていて、そこで録音されたソウルミュージックは暖かく、柔らかく、けれど、芯があり、とても深く、何とも言いあらわすことのできない味わいを持っている。わかりやすい例をあげるならば、パーシースレッジの「男が女を愛する時」のあのサウンドなのです。アレサ・フランクリンはここで自身の初めてのソウル・ミュージックを吹きこんだという伝説の地でもある。

さて、前置きが長くなってしまったが、このフェームというレーベルでのジミー・フューズの二枚のアルバムが素晴らしい。"Steal Away"と"Why Not Tonight"。ぼくは昔はジミーのすこしかん高い声が苦手だったのだが、不思議に今はやわらかくぼくの心にすっと入ってきて、南部の夢の景色が胸に広がっていくようだ。逃亡奴隷を歌った古いゴスペルやスピリチュアルに起源をもつかのようなジミー自身が作詞作曲したソウル・ミュージックを代表する名曲"Steal Away"をつたないながらも意訳してみますね。さぁ、もしもよろしければ、古いレコードに針を落としてこの名曲を聴いてみましょう。南部から風が吹いてきますよ。

明日じゃだめなんだ、今なんだよ
もう遅すぎる、待ってっこないさ
そう、だから逃亡しよう
どうか、逃亡しておくれ

あれこれ考えるのはやめにして、心に決めてしまおうよ
みんなはもう眠ってしまった、時間のむだずかいはやめにして
もう遅すぎる、待ってっこないさ
そう、だから逃亡しよう
どうか、逃亡しておくれ

きみに尋ねるのなんて間違っていたよ
きみといっしょになるには他には方法はないのさ
みんなが承認するのを待っていたら
ぼくたちはどこにも行けなくなるよ
そんなのはいやさ

もう誰にも聞かない
自分で決めようと思う
もう遅すぎる、待ってっこないさ
そう、だから逃亡しよう
どうか、逃亡しておくれ

だってぼくにはきみが必要さ
ぼくのそばにいておくれ
そうだよ、最愛の人
きみが必要さ、ぼくを導いておくれ
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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