えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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最近、二人の女性シンガーの二枚のミニアルバムが気に入って、よく聴いている。で、ご紹介します。

一枚目はリクルマイさんの「きたぐにのはる」。全5曲、「秋田音頭」、「相馬盆歌」、「チャグチャグ馬っ子」、「ノンキ節」、「きたぐにのはる」。「秋田音頭」、「相馬盆歌」、「チャグチャグ馬っ子」、「ノンキ節」の4曲は東北の民謡でアップテンポのレゲエのリズムで軽やかにのり、歌われていて楽しい。5曲目の「きたぐにのはる」は、今の震災後の東北をウクレレを弾きながら、これもアップテンポのレゲエのリズムに合わせて歌われていて出色。彼女の育ったところは岩手県宮古市でもある。そいいえば、社会事象について、時代の世相について歌うことは、トリニダード・トバゴのカリプソを代表として、ジャマイカも含むカリブの音楽ではごく普通のことであったりする。ぼくは、いつも、日本でも、もっといろんなことが歌われてもいいのになと思っていたのです。そして、そんな社会のなにがしが「きたぐにのはる」では歌われていても、すべては身のまわりの足もとのことであるのが素晴らしい。ぼくはDry And Heavyのボーカリストとして英語で歌っていたころからの彼女のファンで、あのころから10年以上、経つのですね。なんて遠くまで来てしまったのだろう。けれど、その遠いところは悪いところじゃない。すてきな花も咲いているのではないかしら。

さて二枚目はAnnの"Song for Everyone"。なんか、くよくよしている時、このミニアルバムを聴くと、元気が出るんだ。このAnnのボーカリスト、スミアヤコちゃんは本格的に歌い始めて、もしかして10年過ぎた今ごろなのではないかしら。最初はジャズのスタンダードがメインの持ち歌だったのに、この"Song for Everyone"はラストの曲「死ぬほど生きて」を除いてすべてオリジナルで、ラストの曲も詞はスミアヤコちゃん自身のもの。ずいぶんと遠いところにいつのまにか来ていて、素敵じゃないですか。1曲目「戦いの歌」は、最近のあぶなかしい社会情勢を歌ったもののようにも思えてしまい、こういうことも歌っていいんだよな、どうして、みんな、歌わないんだろうかとも思う。つづく「いいコトあるよ」、「おかげさんで」、「あるがまま」も含め、まったくおせじでもなく、すべての曲がこねくりまわして作られていない、ぼくの好きな感じの名曲ばかりだとも思う。

さて、この二人のフィメール・シンガーに共通点があることに気づく。二人とも、遠く地平線の向こうを見つめながらも、地に足をしっかりつけて、立って、一歩一歩、てくてくと自分で歩いて、歌っていることかな。遠くから、近くから、応援しています。






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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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