えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

entry_top_w.png
沖縄に何回か旅したことがある。沖縄のありとあらゆるところに米国の基地がある。小さい島の中でこれだけ基地があるというのが、驚くべき不平等だと思った。この状況を沖縄だけに押し付けているのは、日米同盟や安保条約の議論以前に、余りにも公平さにかけているのではないか? なぜ、みんな、痛みを分け合おうとしないのか? 痛みなんか分け合いたくない? 当たり前か?・・・。

ぼくの住んでいるいる近くの淵野辺に米国の軍事キャンプがある。広いぞー。しかも不思議なことに何も使われていない。いっそのこと、沖縄に押し付けていたアメリカの基地をここにもってくるというのはどうだろうか? ぼくの最寄り駅の古淵にブルースやロックをかけるバーができるだろう。そうすれば、毎晩通うかもしれない。

座間の米軍基地が極東の司令部となって、相模大野のよくいくバーにも、以前にもまして米軍の人たちがよく顔を出す。ぼくが知るところ、みんな気さくないい人たちだ。ある時、そんなバーで飲んでいると、隣にいる西洋人に声をかけられた。彼も座間のキャンプにいるアメリカ人で、にこにこしながら昔の日本のアニメが大好きだと長々と語ってくれて、携帯にダウンロードされた「マッハゴー・ゴー・ゴー」のテーマを聞かせてくれた。ぼくは、アメリカのきみが日本のアニメにいかれている以上に、きみの国の産み出した、ブルーズやリズム・アンド・ブルーズやジャズやロックンロールやロックにいかれているだよということを言いそびれたしまったのだった。

ちょっと過激かな? 世界のどこにも基地のない、そんな世界がくるのを願います。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
チェ・ゲバラに書かれた本が出ると読んでしまう。最近読んだ本は「ゲバラ最後の時」。戸井十月さんの著作。チェ・ゲバラについて書いた前著「遥かなるゲバラの大地」と内容がだぶっているなぁ。チェの人生を振り返りつつ、自分での関係者へのインタビューを差し挟みつつ、自身の感想が述べられる。チェ・ゲバラについてさらっと知りたいならば、この本をお奨めします。戸井氏の文章は、世界を無謀にも救おうとした、チェ自身が自分のことをそう言った「空想家」、「救いがたい理想主義者」への尊敬に満ちているではないか。

日本人のライターが、深く重いチェ・ゲバラについての本を書いている。恵谷治さんの著した「1967年10月8日―チェ・ゲバラ 死の残照」。読後感に深い余韻が残る。ゲバラの切り取られた二本の腕をめぐる冒険小説のようなドキュメンタリーから始まり、抑制した文章でチェ・ゲバラの人に迫る。大げさな書き方は一切無く、そこに破れた革命家への深い敬意と愛を感じた。その愛は著者の世界への危機意識や愛と同じようでもあるようなのだ。

チェ・ゲバラの映画が公開中だ。どんなものだろう? ぼくがチェ・ゲバラに興味を持った理由は簡単だ。ジョン・レノンが世界で一番かっこいい男と言っていたから。本でジョン・レノンがユニセフ支援の慈善コンサートで演奏しているコンサートの写真を見てから、ユニセフに寄付するようになったのだ。ぼくはバカバカ人間です。

CNNのニュースを見ながらこの文章を書いています。ぼくはアフリカン・アメリカン由来の音楽が大好きだ。ジャズやR&B、ブルーズ。CNNはオバマ大統領誕生一色。オバマ氏当選を聞いたあるアメリカ市民(白人)が言っていた。「ブッシュはおれたちから仕事を奪い、おれんちを借金だらけにし、アメリカを世界中の嫌われ者にした、SHIT!」。ウピー、北のアメリカ人、がんばってくれよ。オバマはリンカーンの生まれ変わりというのは、頭のいかれたぼくの霊視。ぼくはアメリカって国は大嫌いなんだ。第二次世界大戦が終わってから、丸い地球で富と金を欲しがって、悪いことばかりしてるじゃないか。世界は球形をしていて、どこにも片隅も中心もないのではないか? けれど、SHITと吐き棄てて、オバマを大統領に選ぶアメリカ人は好きだなぁ。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
★ガザ地区から医師の報告翻訳

以下は中央ヨーロッパ時間の1月6日(火曜)午前9時半にドイツ紙『南ドイツ新聞』の電子版に掲載されたものの翻訳です。インタヴューの正確な日時が不明ですが、内容からしてガザの現地の5日(月曜)の夜中あたりだと思われます。ガザには外国人記者が入れないため、地上戦開始下の病院からの医師の報告として貴重なものと考え翻訳しました。この翻訳は「訳責;梶村太一郎/ベルリン」と明記された上で、どしどし転送して下さって結構です。

原文;http://www.sueddeutsche.de/politik/752/453443/text/
ここではギルベルト医師の写真も掲載されています。

以下翻訳、( )内は訳注。

ーーーーーーーーーーーー
(見出し)ガザ地区の市民犠牲者
「私たちは次から次へと切断手術を続けている」

(記事リード)イスラエルの地上進攻の開始以来市民の犠牲者の数は急増している。ノルウェー人のマッズ・ギルベルトは、現在ガザ地区に滞在している唯一の西側の(欧米の意味)ふたりの医師のひとり。ギルベルトはドラマチックな報告をした。

インタヴュー;トーマス・アヴェナリウス記者

(人物解説)マッズ・ギルベルト(Mads Gilbert)61歳、は麻酔医でノルウェーのトロムソ大学教授。彼は新年から同僚の同僚の外科医エリク・フォッセ(Erik Fosse)医師とともにガザ市のシーファ(Schifa)病院で手術をしている。ふたりはNorah (原文;Norwegian Medical SolidarityOrganization Norah)の会員である。

(インタヴュー始まり)
南ドイツ新聞(以下SZ);ギルベルト博士、ガザの情況はどうですか。

マッズ・ギルベルト(以下MG);今夕の情況はドラマチック以上のものだ。激しく爆撃されている。この48時間は大変に厳しかった。ガザ市の野菜市場への攻撃で多数の死傷者が出た。今日病院に運ばれた210人の負傷者の内だけでも35人が救急部門で死亡した。死者の内で18人が9歳以下の子供たちだ。私たちは次から次へと切断手術を続けている。廊下は切断手術を受けた患者でいっぱいだ。私はすでに手術をいくらしたか数えられない。

SZ;犠牲者のうち子供と女性はどれくらいでしょうか。

MG;今日、私はひとりの子供の手を切断手術した。この子は家族のうち11人を失っている。私たちのところに九ヶ月の赤ん坊がいるが、この子の家族は全員がイスラエルによって殺された。市民の犠牲者の数は急激に増加している。月曜日の晩には死者は540人、負傷者は2550人だった。死者の30パーセントと、負傷者の45パーセントが女性と子供だ。これまでで、子供の死者は117人、負傷者は744人だ。

SZ;救助隊の作業はどんなに危険ですか。

MG;今日は救急車二台が襲撃された。二人の救助隊員が殺されたが、彼らは狙われて攻撃されている。シーファ病院の隣のモスク(イスラム寺院)が空襲された。そのため病院の窓ガラスがすべて割れてしまった。今は外の気温は摂氏7度だから患者全員が震えている。医師や看護人ももちろん同じだが。これら全てが理解を絶することだ。

SZ;病院の職員の情況はどうでしょうか。

MG;ひとつだけ強調したい。この病院には現時点で、医師、看護人、ボランティアが50人いる。私たちは爆撃音を聞きながら、負傷者を満載した車を待っている。私はこれまでに、彼らパレスチナ人の医師たちと助手たちほど献身的な働きをする人間を見たことがない。

SZ;あなたはハマスの戦闘員も治療しますか。

MG;その質問は適切ではない。私たちはここで医師として誰でも治療する。わたしたちはイスラエルの兵士にもそうするだろう。しかし、私は何百人もの患者を診たが、その内でハマスの戦闘員はたったふたりだけだった。

SZ;何が最も緊急に必要でしょうか。

MG;とりあえず緊急なのは、爆撃を停止し、イスラエルが境界の通路を開き、食料と燃料をガザへ運ぶことだ。

SZ;あなた自身は安全ですか。

MG;150万人のパレスチナ人が、この世界最大の牢獄に閉じ込められている。彼らは恐れてはいない。なぜ私たちが恐れるべきだろうか。

SZ;あなたはどのようにしてガザ地区に入り込んだのですか。

MG;私たちは元旦にラファ(Rafah)経由で入って来た。ノルウェー政府がエジプトの指導部に非常に大きな外交圧力を掛けたのだ。そのおかげで入って来れた。私はなぜ他の西側の医師たちが来ないか疑問に思っている。世界はここで何が起こっているかを見ることが出来ない。私たちだけが西側の代理人だ。私たちは、援助すべき医師なのだ。それと同時に私たちは世界中のメディアに電話で情報を伝えなければならない。同僚とここへ来ていらい、私たちは時間を忘れて働いている。あの音が聴こえますか。また爆撃されている。ここで話しを終わりにしなければなりません。

(インタヴュー終わり。翻訳以上)
「訳責;梶村太一郎/ベルリン」
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
シャンバラへの入り口などとも呼ばれたチベットが心配です。報道管制下での圧制への抗議、暴動から武力による鎮圧にたくさんの死者が出ているのか? ここ数十年でチベットでは数万人から数十万人の人が殺されていると言う。こういうことは世界中で止まらない。Bob Marleyの"Get Up, Stand Up"やJimmy Cliffの"Harder They Come"の歌を思う。逝こうとする人たちにはSam Cookeの"Change Has Come"。Jimmyはこんなことを歌っている。意訳で。

「おれが死ぬときは空でおいしいパイが待っていると言うけど
生きている間の泣き声は誰も聞いちゃくれない

太陽が明日も昇る限り、おれはおれの当たり前の分けまえが欲しいだけなんだ
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう

当局はおれをへこまし、地の下に葬ろうとする
彼らは戦いに勝ったというが、彼らの行っている悪いことにも、神さま、お許しを

太陽が明日も昇る限り、おれはおれの当たり前の分けまえが欲しいだけなんだ
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう

死んでしまったら果たせないことがあって、だから、おれは欲しいもののために戦いつづけるよ
奴隷や従順な家畜として生きるよりは、自由な人間として墓場に眠らせておくれ

太陽が明日も昇る限り、おれはおれの当たり前の分けまえが欲しいだけなんだ
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう」

彼らを圧制や搾取、警察、軍などと言いかえてみてください。
FREEDOM!!
entry_bottom_w.png
<< 前のページ   HOME  
[5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10
plugin_top_w.png
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3
7 9 11
13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
えいちゃんのお奨め

ライブのお知らせ

ぼくのTwitter

plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新コメント
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]
[08/29 みさき]
[05/18 えいちゃん]
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
ブログ内検索
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新トラックバック
plugin_bottom_w.png
Copyright えいちゃん(さかい きよたか) by えいちゃん All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ