えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

壇一雄の短編集「花筐」を読んだ。
この前、見た大林宜彦監督の映画「花筐」がとてもよくて、原作本を読んでみたのです。
三島由紀夫は「花筐」を読んで、小説家になろうと決心したという。語彙力の豊富さは三島を越えているのでないかとも思ってしまう。しかも、この悲劇の明るさは何だろう? 戦中と戦後の小説が六篇、どれも文体が違って、その言葉の力になるほどとうなってしまう。
「花筐」は五十ページ足らずの短い小説を3時間にも及ぶ映画にした大林監督にもぼくは驚いてしまう。しかもこの短編集のあとがきは文学愛に満ちた大林監督の思いのたけの文章がつづられてもいる。
太宰治や坂口安吾と同世代ながら、太宰や安吾と違い、戦争に行って戻り、生き延びた無頼派は、人を愛し、人を傷つけ、罪を作り、後悔し、それでも書き続けた、その戦後の生涯を思うと、なんとも言えないなぁ。「花筐」の他にも、この短編集に入っている「ペンギン記」は、夏目漱石の「文鳥」に並ぶ、命のかけがえのなさを思わせてくれる傑作だと思った。
この前、見た大林宜彦監督の映画「花筐」がとてもよくて、原作本を読んでみたのです。
三島由紀夫は「花筐」を読んで、小説家になろうと決心したという。語彙力の豊富さは三島を越えているのでないかとも思ってしまう。しかも、この悲劇の明るさは何だろう? 戦中と戦後の小説が六篇、どれも文体が違って、その言葉の力になるほどとうなってしまう。
「花筐」は五十ページ足らずの短い小説を3時間にも及ぶ映画にした大林監督にもぼくは驚いてしまう。しかもこの短編集のあとがきは文学愛に満ちた大林監督の思いのたけの文章がつづられてもいる。
太宰治や坂口安吾と同世代ながら、太宰や安吾と違い、戦争に行って戻り、生き延びた無頼派は、人を愛し、人を傷つけ、罪を作り、後悔し、それでも書き続けた、その戦後の生涯を思うと、なんとも言えないなぁ。「花筐」の他にも、この短編集に入っている「ペンギン記」は、夏目漱石の「文鳥」に並ぶ、命のかけがえのなさを思わせてくれる傑作だと思った。

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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