えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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最近出入りしている町田のライブ・バー「万象房」のマスターの城川さんに誘われ、大山に登った時に、ライブ・バー、カルチャー・クラブの房主に加えて、修験道の研究者でありと山の茸の博学という別の顔を持つ城川さんには山のあれころを山道を歩きながら解説してもらったことがあったのだ。その時、城川さんは、この大山は明治初めの神仏分離、廃仏毀釈の頃には、闘争の場所であったと語ってくれた。江戸時代までは大山は関東を代表する修験道の聖地であったのだ。

神仏分離、廃仏毀釈の前の日本人の神や仏、祖霊を畏怖する日本人の心のありかたとはどんなものだったのだろうか、と想像を始めると、かなり昔の元旦の深夜に参った豊川稲荷を思い出したりした。鳥居の向こうに神社と寺院が居を構え、狐の神像の傍ら、何人もの僧侶が読経をしていた。

明治の元年から七年ぐらいまで吹き荒れた神仏分離、廃仏毀釈がどのようなことだったのか知りたくなり、安丸良夫さんの著した「神々の明治維新」を読んでみた。1979年に出版されたこの本は、とても硬い文体で書かれており、読み進めるのに難儀したけれど、その明治の初めのころに吹き荒れた運動が、復古というより、今では古くなりつある近代の国家の形成の日本のそれに補完するかのように、野蛮な暴力を伴って行われたことを知った。ぼくは、この暴力で、一度、日本人と日本の豊かな伝統は絶ちきられたのではないか、と訝しく思いもした。

山に行けば、木と木の間の闇とも光ともつかない淡い空間から滅びたかのような昔の人たちの「六根清浄」の唱え声を聞いてしまうのは、ぼくだけだろうか。六根清浄、六根清浄、六根清浄・・




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HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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