えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
ショーケンこと萩原健一の58歳までの自伝、その名も「ショーケン」を読んだ。もしも、1990年を待たずに彼が人生をまっとうしていたら、まぎれもなく、アメリカ映画「エデンの東」のジェームズ・ディーンやポーランド映画「灰とダイアモンド」のズビグニエフ・チブルスキーのような反抗のアイコンとなっていただろうショーケンと呼ばれた人の口述筆記である。ショーケンの若かりしころの主演作「傷だらけの天使」はドラマ史上に残る名作だと思う。しかし、その彼に更に神さまはその後の人生すら与えたのだった。萩原健一という人がこれほどに勉強熱心な俳優であるのを初めて知った。古今東西、ありとあらゆる映画を見て、本を読み、役作りにのめりこんでいた彼を知った。彼のバンドのDONJUAN ROCKN' ROLL BANDがカルロス・カスタネダの「呪術師と私 - ドン・ファンの教え」から取られたなどという、ぼくにとって意外なエピソードがいくつも披露される。そして、この本を今は亡き中上健次ならば、その語り言葉の力と現代の神話のよううな物語性によって絶賛したのではなかろうかと思わせるほど、おもしろかった。
今、根っから自由人のショーケンは、若い頃の薬物依存の後遺症からなのか満身創痍の状態で仕事待ちの状況であって、日々自己鍛錬に励んでいるという。それでも、ぼくは、人の何倍も自由に生きてきて、たくさんの人から愛されてきた、ピカレスク・ロマン、悪漢小説の主人公のような彼の人生が少しうらやましい。復活を切に願います。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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