えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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こんな夢を見た。ぼくはティーンエイジャーの頃に見た「自殺」というバンドが再結成されて、町田のライブハウスでライブをするというので、JR横浜線に乗って、向かっている。町田駅に着き、そのライブハウスに歩いて行く。ライブハウスはぼろぼろの掘っ立て小屋で、こんなところでライブをするのかな、と思う。演奏開始までまだ時間があるので、町田の街をぶらぶらする。再びライブハウスに戻ってくると、掘っ立て小屋の中からブルースハープの音も入った軽快なブルースロックの演奏が聞こえてくる。本当にここで再結成ライブをするんだとぼくの心は少しも踊る。掘っ立て小屋のドアから4人の男たちが出てくる。その男たちは、ついに町田まできてしまったよ、などと話している。一番の先頭で出てきてのは、ギターの栗原さんで、ぼくは、栗原さんですよね、と声をかける。栗原さんは、栗原だよ、おれが嘘をつくわけないじゃないか、と答える。大きな丸い薄い色のサングラスをして、赤茶けた長い髪に異様なパーマをかけている。かっこいい髪型ですね、とぼくが言うと、栗原さんはにやりと笑い立ち去っていく。ドアからライブハウスの中に入ると、まだほとんど人はいなくて、そこは赤茶けたオーストラリアの大地の土の上の小さな公園であった。アンプやマイクスタンド、ドラムセットがあるあたりがステージになっているのだろうか。ぼくはその公園のありふれた木のベンチに腰かける。

そこで目が覚めた。そういえば、ぼくがティーンエイジャーのころ、「自殺」というバンドがあって、幾たびかメンバーチェンジをしていたけれど、初期の川上浄、ボーカル、栗原正明、ギター、中嶋一徳、ベース、佐瀬浩平、ドラムスの布陣のころは、よくライブハウスに見に行っていたのを思い出した。ヤバい感じでかっこよかったな。そして、ぼくは大学に入って、軽音サークルに入って、ある時、OBの佐瀬さんと栗原さんが来ているから、これからみんなで飲み行かないかと誘われ、キャンパスの近くの庄やだか養老の瀧に飲みにいったのだった。10人以上の人が集まっていた。栗原さんは、三十歳になって、ますますロックができる、と言って、ぼくが佐瀬さんに無礼にも、佐瀬さんって、大学、卒業したんですか、と尋ねると、佐瀬さんは、ちゃんと卒業したよ、始めたものは最後までちゃんとやらなきゃだめだ、などとのたまってっておられました。二人とも、まったく先輩風を吹かせず、すごくいい人でしたよ。また、再結成したら、見たいなどと思い出していると、佐瀬さんと川上さんはすでに点鬼簿に名前が記されていることも思い出す。おれとそう歳も違わないのに日本のロックンローラーたちも早く逝ってしまうな。おれはロックンローラーじゃなくて、ブルースマンだから長生きするさ。Son Houseは86歳まで、B.B.Kingは89歳まで、Robert Junior Lockwoodは91歳まで生きたさ。おれは彼らを追い越してやる。このまま地球がおかしくなりつづけ、地は揺れ、渇き、赤い大地がむき出しになるそこで歌ってやる。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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