えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ビデオでも見たし、テレビでも見たし、ミニシアターでの自習上映みたいな企画でも見た、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」をついに大きな劇場のスクリーンで見た。

20世紀を代表するSF映画は美しくもあり、とても前衛的でもあり、初めて見た時はそのラストの展開に本当に驚愕した記憶がある。いろいろな解釈を生んだ「2001年宇宙の旅」は大きなスクリーンで体感する映画で、しかもあれこれと思考をめぐらし、謎解きをする映画として、何度もリバイバルされてきた。

キューブリックは、「2001年宇宙の旅」は、人猿が樹上から地上に下りて来た時、大きな意識変化があったはずだし、人類が宇宙のどこかに降り立つ時、意識の変容がある、そのことをこの映画で描きたかったと言っているのを、つい近ごろぼくは知った。何度目かの鑑賞の今回、ストーリー性や会話に乏しい根っからの映像派のこの映画、途中で何度か眠たくなりながら、ぼくは「2001年宇宙の旅」から輪廻というようなことを感じてしまう。

そして、戦争という殺し合いにあけくれる人類が、もし戦争をやめていたなら、21世紀の今頃、宇宙のかなたのどこまでもどこまでも行けたのではないかしらとそんな想像もしてみるのだった。

「2001年宇宙の旅」を一度も見たことのない人は一度は見ることをお勧めします。やっぱ、眠くなるかもしれないけれど…

映画『2001年宇宙の旅』公式サイト
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マーク・フォースター監督の「プーと大人になった僕」を見ました。大人にも、子どもにもおもしろい映画でした。でも、このメッセージが通じない大人って、結構、いそうです。実は、ぼくは、数年前から、時々、森でぬいぐるみの動物たちと遊ぶ壊れた大人になっています。

ディズニー映画ってずるい。いつも、ラストのハッピーエンドに目がしらがウルウルしてしまう。

プーと大人になった僕|映画|ディズニー公式
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ずっと見たかった映画、デニー・テデスコ監督のドキュメンタリー「レッキング・クルー~伝説のミュージシャンたち~」を見ました

。L.A.というより1960年代のアメリカのポップ・ミュージックを支え、影武者に徹した、決してアルバムのジャケットにはクレジットされることはなかった、スタジオ・ミュージシャンのお話でした。監督のデニー・テデスコはそんなスタジオ・ミュージシャンの集団、レッキング・クルーのギタリスト、トミー・テデスコの息子さんだそうです。

映画には無名のミュージシャンたちと、そんな彼らの作り出した音楽への愛がいっぱいつまっています。ぼくの大好きな女ベーシスト。キャロル・ケイも出てきます。アメリカの1960年代のミュージック・シーンってすごい。ニューヨークで、ニューオーリンズで、アラバマやメンフィス、シカゴ、そして、カリフォルニアでも、いろんなところで音楽が発信され、たくさんの無名のミュージシャンがうごめいて、そんな中での、L.A.を切り取ったこの映画は、音楽への、そして、音楽が生活になり人生となったデニー・テデスコ監督の父、トミー・テデスコとその友だちへの、たたえられることのなかった、そんな人たちへの賛歌となっていたのです。

音楽はすばらしい。乾杯!

レッキング・クルー~伝説のミュージシャンたち~
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「午前十時の映画祭」というのを、みなさん、ご存知でしょうか? TOHOシネマズが午前10時から古い名画をかけてくれて、しかも1,100円なのです。

そこでアンジェイ・ワイダ監督の1958年のポーランド映画「灰とダイヤモンド」を見ました。巨匠、アンジェイ・ワイダを代表する一作です。

ドイツ軍が降伏した1945年5月8日とその次の日の2日間のポーランドのとある町のできごとだけを描いていています。

とにかく、、ポーランドの共産党権委員会書記のシュチューカの暗殺を依頼されたロンドン亡命政府派の青年マチェクを演じるズビグニエフ・チブルスキーがかっこいい。チブルスキーの演じる無残なラストシーンを、1958年の当時の統一労働者党の政府は、反政府運動の無意味さを象徴したものだと評価し、ワイダ監督自身は、ラストシーンを見た観客がマチェクに同情することを期待したという。多分、このラストシーンは後のアメリカン・ニュー・シネマのアンチヒーローたちの死にざまに大きく影響しているとも思える。

マチェクのほんの短い間の恋人、エヴァ・クジジェフスカの美しさ。

各シーンに象徴的に込められた多層性と深さ。

あの大島渚監督はこの映画を見てから、マチェックのようなサングラスをするようになったと、何かのインタビューに答えていた。

そのポーランドのジェームズ・ディーンとも呼ばれたズビグニエフ・チブルスキーは、この映画の後の10年後、不慮の事故で39才の生涯を終え、旅立ってしまう。しかし、フィルムは永遠に残され、輝きを失わない。

「灰とダイヤモンド<デジタルリマスター版>」上映作品詳細 - 午前十時の映画祭9 デジタルで甦る永遠の名作
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樹木希林さんの訃報を知り、以前、映画館で見た川瀬直美監督の「あん」を再びレンタルDVDで見ました。

映画館で見た時は知らなかったのだけれど、今度の悲しい訃報を知り、その中で、樹木希林さんの演じる徳江に、お菓子作りの大好きななモデルともいうべき人がいることを知った。その人は、療養所の外の世界にに結局、出られず、樹木希林さんが映画の中で、私を外の世界に連れ出してくれたと、感謝の言葉を述べておられる。

映画を見ながら、永瀬正敏さんの演じる千太郎が自分に似ているような気がしてしまって、感情移入してしまい、千太郎が泣くときに自分も泣いてしまう。

この静かな名作は、近頃、劇場でも再映されているそうです。劇場の大きなスクリーンで、薄曇りの下で満開に咲く桜の花を、三度目、見たい。

映画『あん』
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赤坂区民センターホールへ映画「普通に生きる」の鑑賞会に行ってまいりました。この「普通に生きる」について、鑑賞会の開催に尽力された、自らも希少難病のお子さんをかかえる秦野ひまわりヨガ道場のゆふがほきららさんが閉会時のご挨拶において二つのことをおっしゃっておられて、それをかえて、この映画の紹介としたいと思いました。

「命は平ら」
「一人じゃない」

重たいテーマのドキュメタリーでありながらも、たくさんの笑顔のある素敵な映画であります。

誰もが普通に生きれる普通の世界を。なんてすばらしいことなんでしょう。

12月8日の13時から秦野ひまわりヨガ道場で、制作者、貞末麻哉子さんを迎えての入場無料の上映会もあるそうです。きららさんの言うように、一人じゃなく、つながりましょう。

ドキュメンタリー映画「普通に生きる」の公式HP - マザーバード

秦野ひまわりヨガ道場
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J・A・バヨナ監督の「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を見ました。この映画にはやはり製作総指揮としてスティーヴン・スピルバーグも関わっています。原題は"Jurassic World: Fallen Kingdom"で訳すと「墜ちた王国」。

アルフレッド・ヒッチコック監督の監督の「鳥」を思いおこさせるパニック映画の王道にスクリーンから目が離せません。クリス・プラットの演じるオーウェン・グレイディは不死身のヒーローで、ブライス・ダラス・ハワード演じる恐竜保護グループのトップ、美しい女性、クレア・ディアリングと恐竜たちを守る冒険の旅が続いていきます。

そして、ヴェロキラプトルのブルー、遺伝子工学によって生まれたとされるインドラプトル、スティギモロクら、恐竜たちもこの映画の主役であることは言うまでもない。映画の中の彼らがリアルすぎます。

熱帯の廃墟趣味やらゴシック建築のお屋敷の舞台。

そして、何にもその心が傷つけられていない小さな少女だけが世界への愛と命の尊厳を救うことができるのか。

おもしろかった。

映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』公式サイト 大ヒット上映中!
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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