えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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一月七日、浅草演芸ホール 寿で当ル令和七年初席三部を見ました。見た演目を書き出してみます。桂扇生師匠の「たけのこ」、ホームランたにしさんの漫談、林家まめ師匠の小咄、林家はな平師匠の漫談、林家二楽師匠の紙切り、林家しん平師匠の「狛犬の神様」と狛犬のかぶりものの芸、柳家小せん師匠の「黄金の大黒」、柳亭市馬師匠の「かつぎや」、青空一風・千風のお二人の漫才、柳家小里ん師匠の「長者番付」、林家三平師匠の漫談の後、仲入りです。おしどりのお二人の漫才、春風亭三朝師匠の「寄合酒」、柳家小満ん師匠の「馬のす」のホンキートンクのお二人の漫才、三遊亭わん丈師匠のお母さんのことの漫談、古今亭菊丸師匠の「子ほめ」、林家ペーさんの漫談、春風亭一之輔師匠の「手紙無筆」、林家つる子師匠の「片棒」、立花家橘之助・あまねのお二人の三味線弾きの、唄いの音曲、主任は林家正蔵師匠の「新聞記事」でした。

今日はお正月の顔見せ興行で演者が次々と交代していきます。もっともお正月らしいお目出度さで、林家しん平師匠の「狛犬の神様」と狛犬のかぶりものの芸がよかったです。

寄席の前に浅草寺にお参りし、叶屋で天ぷらとうどんを食べたりもしました。浅草寺で御神籤をひくと「吉」。

「浅草寺観音籤

 第九十二 吉

 自幼常為旅
 逢春駿馬驕
 前程宜進歩
 得箭降青霄

 幼ない頃からの旅立ちとは心の落ち着かない、苦労の多いことです。
 春になれば馬も勇み走り回るように、ようやく運が向いてきましょう。
 心のままにどこへ行っても、自分の思うままになるでしょう。
 矢はまっすぐ進む時は、獲物がかかるものです。天より幸運があなたの方へやってくるでしょう。」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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一月四日、新宿末廣亭で令和七年寿正月初席第一部を見ました。見た演目を書き出してみます。前座の浪曲師の玉川き太くんの「鶴」、二つ目の春風亭昇市くんの「ん回し」、おせつときょうたのお二人の漫才、笑福亭和光師匠の「指南書」、D51のお二人のコント、柳亭芝楽師匠の「バスガール」、春風亭鯉枝師匠の漫談、ナオユキさんのスタンダップコメディー、滝川鯉昇師匠の「粗忽の釘」、三遊亭圓遊師匠の「のんちゃん」で仲入りとなりました。桂翔丸師匠の漫談、神田紅師匠の講談「母里太兵衛(黒田節の由来)」、林家今丸師匠の紙切り、春風亭昇乃進師匠の「取り調べ中」、三遊亭円馬師匠の「浮世床」、東京ボーイズのお二人のボーイズものともいわれる音曲漫才、柳家蝠丸師匠の「弥次郎」、笑福亭鶴光師匠の「松鶴物語」、ボンボンブラザースのお二人のジャグリング、主任は春風亭昇太師匠の「鷺とり」でした。

印象に残った演目です。D51のお二人のコントはいつもながらの大爆笑。ナオユキさんのスタンダップコメディーのダークなくすくす笑い。滝川鯉昇師匠の「粗忽の釘」や三遊亭圓遊師匠の「のんちゃん」の可笑しみ。笑福亭鶴光師匠は古典落語を一度、聞いてみたくなります。枕も面白い春風亭昇太師匠の「鷺とり」の奇想天外な大爆笑。寄席はパラダイスですな。
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令和七年となり、大沼神社、大山寺、阿夫利神社と初詣しました。願うは、自身の心身健全と世界の平和。晴れわたる空のように世界にもぼく自身にも幸福が来ることを願い、祈ります。大山寺の御神籤をひくと「大吉」です。

「幸福おみくじ 雨降山大山寺

 第八番 おみくじ

 第八番 大吉

 運勢
 人との出会いが幸運をつかむきっかけとなる。進んで新しい出会いを求める和合の時です。
 ただしよい相手をしっかり見極めることが大切。あとで後悔しそうな人やグループと親しむことのないように。
 競争相手が出てきますので、何事も機先を制して動くこと。」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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東京文化会館でジョージア国立バレーによるバレー『くるみ割り人形』を見ました。観客席には子どもがいっぱいいて、というのも、この公演はたくさんの子どもたちが抽選により、無料で招待されていたからです。楽しいクリスマスの前夜を舞台にした二幕ものでした。

ジョージア国立バレーのジョージアはロシアと国境を接する国で、『くるみ割り人形』の作曲はロシア人のチャイコフスキー。チャイコフスキー、偉大なり。ぼくにも耳なじみのメロディーもたくさん出てきます。ストーリーの中にくるみ割り人形の兵士たちとねずみの軍隊との戦争も描かれ、その戦争は子どもが投げた靴だかスリッパで終わるということもあるのです。子どものクララが、あんたたち何やってんんのよ、といったとか、いわなかったとか。今の時代になんと意味深なことでしょう。

バレー『くるみ割り人形』では、その後、傷ついたくるみ割り人形が変身し、王様となり、子どものクララは女王様となり、楽しいお菓子の国に旅をするのだけれど、今、ヨーロッパや中東で暗い雲がおおい、子どもたちが殺されていくことに、涙せざるえないぼくたちもいて、実際の戦争が一刻も早く終わることを祈るばかりなのです。ぼくは感動し、カーテンコールに何度も何度も、拍手をしていました。そして、繰り返すも、世界よ、平和なれ。
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国立能楽堂で能楽を鑑賞しました。見た狂言は「川上」で、能は「正尊 起請文 翔入」。

「川上」は狂言にしては珍しく滑稽話でなはく、夫婦の愛とそれにまつわる悲劇的な成り行きを描いたもので、真の幸福とは何かを問う名作でございます。シテの夫が人間国宝であらせられる野村万作さんで、アドの妻が万作さんの息子の野村萬斎さん。圧巻の狂言でございました。演者が舞台から引くと、後ろの方から、何やら、女の人のひそひそ声が聞こえます。すごいねぇ、野村万作は人間国宝だよ、ずっと見てきているけれど、九十を越えた今が一番いいよ、八十代はまだひよっこだよ、などと囁いておられます。芸の道は限りなしです。みんな、どうか長生きしてくださいませ。

能の「正尊」で初めて能面をかぶらない能を見ました。剣の舞いがダイナミックで素晴らしい。シテの土佐坊正尊の起請文の日本の神々を称える起請文も素晴らしく、それに応える子方の静御前の真っすぐな哀切さが心に残ります。武蔵坊弁慶の悪いもの退治の二幕ものに心がすーっとしました。
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上野の鈴本演芸場で令和六年十二月下席昼の部です。見た演目を書き出してみます。前座の柳家しろ八くんの「転失気」、二つ目の柳亭一童くんの「子ほめ」、ストレート松浦さんのジャグリング、古今亭文菊師匠の「初天神」、桃月庵白酒師匠の「権助提灯」、風藤松原のお二人の漫才、弁財天和泉師匠の「女の鞄」、古今亭菊之丞師匠の「ふぐ鍋」で仲入りとなりました。柳家小菊師匠の三味線弾きの唄いの粋曲、林家さく麿師匠の「歯ンデレラ」、林家二楽師匠の紙切り、主任は柳亭こみち師匠の「音曲噺 文七もっとい」でした。

古今亭文菊師匠の「初天神」、桃月庵白酒師匠の「権助提灯」、古今亭菊之丞師匠の「ふぐ鍋」がとてもよくて、おおいに笑いました。主任の柳亭こみち師匠の「音曲噺 文七もっとい」は「文七元結」の元型をとどめていないような噺で、おおいに笑いましたが、元の「文七元結」も聴きたくなるのが人情というものでしょう。

ところで寄席に入る前に、不忍池辯天堂でお参りをし、御神籤をひくと「大吉」であった。

「運勢 大吉

 思うようにみえて心にまかせないことがある。思わぬ幸福があるようですが、よく気をつけないとあとになって損をすることがあります。女難あり、女性は金難あり。気をつけることです。

 第42番

 おみくじ

「言」
 天の時は地の利に如かず。
 地の利は人の和に如かず。」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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中田秀夫監督の『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』を見ました。お客さんの半分ほどが小学生で、あたりにお菓子を食べている音がどことなく響いておりますが、大人が見ても何か感じるところのあるようないいような内容の映画でございました。

食べると夢がかなうという駄菓子屋の「銭天堂」に猫の霊力か何かで、たまに招待される人がいて、騒動となります。ばかばかしい話が面白い。落語の噺みたいでもあります。

銭天堂の女主人の紅子を特殊メイクをして演ずる天海祐希さんが面白い。「銭天堂」の紋をちりばめた美しい着物を着て、なぜか「ござんす」とかのの怪しげな吉原の花魁言葉をしゃべります。「ヤマ缶詰」とか「もてもてもち」とかの駄菓子屋で売られている駄菓子のネーミングも洒落ていて、面白い。動き始めた黄金色の招き猫がかわいい。招き猫は特殊な駄菓子を作る職人のようなのです。

いろいろと見どころのたくさんな『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』ですが、そこでの駄菓子を食べた人が幸せになれるか否かは、食べた人の心次第のようなのです。

面白かった。

映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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