えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

竹橋の東京国立近代美術館で『コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ』を見る。これだけたくさんの「戦争画」と呼ばれる絵を見たのは初めてだ。気が滅入りながらも、何か懐かしいものを感じるのはどうしてだろう? 藤田嗣治の戦争画はその陰惨さによって、両義的でもあり、ぼくの目をいつまでも惹きつけてやまない。そして、戦時下の進軍喇叭の音に背を向けた松本竣介という画家がいたことが、ぼくに勇気を与えてくれる。
昭和元年から昭和二十年までは、日本人が罪を犯し、悪徳に染った、日本人にとってもっともいまわしい時代であった。それは、アジアを解放するといいながら、アジアを抑圧する欺瞞の日々でもあった。しかし、その時代に復古しようと主張する政治勢力がいて、強くなってしまったことが、ぼくには恐ろしい。記憶も、記録も忘れてしまってはいけないことだ。
靖国史観ではない、図録もあえて制作されないこの展覧会を企画したキュレーターに、ぼくは拍手喝采を送りたい。続投するという石破首相(ぼくは自民党員ではないが、なんと、自民党員の七割が続投を支持しているという)は、愛国者ならば、戦争の方に日本を行かせないためにも、この展覧会を見てほしいとぼくは願うものであります。

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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