えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
中川右介さんの著した『昭和20年8月15日 文化人は玉音放送をどう聞いたか』が面白く、一気読みしてしまいました。この本でいう文化人とは、作家、マンガ家、映画人、演劇人、音楽家といった文化・芸能の分野の著名人のことで、数えあげれば135人が取りあげられていて、三島由紀夫に始まり、黒柳徹子のあと、著者による「あとがき」で了となる。「あとがき」にこんな言葉がある。
「同じ日の同じ出来事が何度も繰り返されるループものは、起きるたびに違いが出てくるところに面白さがある。この本も、同じ放送を同じ日に聞いているのに、反応は人さまざまだ。戦時体制ではあるが、人びとの心はひとつではなかった。」
敗戦を泣くものもいれば、喜ぶものもいる。所詮、人の心とはそんなものだ。すると、タイとガンボシアの国境線で戦争を始めたというニュースが入ってきた。兵士ではない住民も亡くなっているという。戦争は人類の犯す罪悪の愚行だ。
昭和20年8月15日 文化人たちは玉音放送をどう聞いたか
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