えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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桜木町の野毛ジャンクにメイちゃんの歌を聴きに行く。すしずめのバーの中でハッピーで愁いをおびた歌を聴いた。

野毛ジャンクに初めて来たのが一年前。開店間もないころで、こんなにたくさんお客さんは、いなかったと思う。すっかり常連客も居着いたもよう。よかったのー。

このあたりの町、横浜あたりは不思議でおもしろい。平岡正明氏のいう中音量主義でいこうというのが、もっともだと思う。お客さんの会話と港の気配が消えぬほどの音量でジャズやリズム・アンド・ブルースが流れる時、もっとも後衛に位置するこれらの音と場所が、なぜか、もったも過激だというのも、なるほどだと思い、平岡氏の文を思い出し、半世紀以上も前のチャーリー・パーカーこそ、最前線の音であるかもしれないとも思う。中心もなく、いろんな音楽スポットが霜降り状態に点々とつづいて、特別な場所としてではなく、あたりまえにある。

近代以降の例えば基地があったように異物によって蹂躙されつづけてきたこの町の記憶がノスタルジーとないまぜとなって、また、新しい何かを引き寄せるのだろうか?

この町のよそ者のぼくは、今度、オリジナルジョーズにでもふらりと入り、スパゲッティとか食べようかなぁ。品川ナンバーの車を駐車したら、ボコボコにされるというのは、ベトナム戦争まっさかりのころ、本当によくあった話らしいけど、ぼくの車は相模ナンバーで、同じ基地と米軍の町だから、大丈夫でしょう。しかし、横浜の人って、何となく、あきっぽくて、まとまりがないんだよなぁ。でも、なんか、いざとなったら、パワーありそうで・・・
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千葉の飯岡での町興しの祭典があって、それに友だちのスミ☆アヤコちゃんが出演すると聴いて、見に行った。海沿いの「ユートピア」という町のイベントホール加藤春江さんとキュー・ナガイさんのタンゴダンス(アジアチャンピオン)やスミ☆ちゃんらの音楽を聴いた。スミ☆ちゃんらレコーディングした「わっしょいタンゴ」はこの町の町興しソングとなって誕生したのです。Joe Powersのタンゴのリズムに乗った演奏はハーモニカの響きを越えてその流麗さはバンドネオンのエレガントさを思わせるほどだし、もう一人のハーモニカ奏者である平松悟さんの演奏する「ダニーボーイ」に胸がじーんとした。スミ☆ちゃんの歌うタンゴやマリアッチのリズムに乗った日本語の歌、深いです。

コンサートを終えて、主催者の人たちの打ち上げに紛れ込む。漁師船の倉庫が会場で、そこに小さなPAがしつらえていて、地元のフォーキーの個性豊かな、しかもガッツもソウルもある弾き語り演奏を聴きながら、地元の普段は漁師などをしているおっちゃん、おばちゃんらとどんちゃん騒ぎの酒盛りとなった。魚料理などのてんこ盛り、次々の出てくるビールとワインをがばがば飲んだ。最後にスミ☆ちゃんの歌ったアカペラの"Rose"に胸がじーん。

打ち上げの後、主催者の性さんと話した。つきないいろんな話。ぼくはそんな会話をしながら、メキシコの今に現れたチェゲバラのようなマルコス福司令官の言葉を思い出した。飯岡こそ世界の中心だという熊野水軍の末裔とも言われるこの町の人たちの思いも聞いて。

「現在のグローバリゼーションの中では、世界は碁盤の目のように仕切られ、その中で従順でないマイノリティーは片隅に追いやられるようになります。世界はそうした存在を隅に置きたがるものです。だが、意外にも地球は丸いのです! そして、球形の特徴のひとつはまさに隅がないことなのです」

飯岡も相模原もきみもぼくも隅でなんかあるもんか。そうか、スミ☆ちゃんが今日のコンサートでも歌ったのは・・・

「大丈夫みたいだね」
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ラシエットのママさんに遅れたもんじぇ祭りの慰労会ということでおごられて、相模大野の大野銀座の鳥清で飲んでいたのだ。
大野銀座も今年一杯でこの地域の再開発でなくなってしまう。ラシエットも今年一杯、一旦、閉店して、で再開店するのは3年後か4年後。歩いていると、既に閉店している店が一杯。

相模大野銀座さん、楽しい道草の思い出、いっぱい、ありがとちゃん。
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土曜日



山梨までドライブした。フラフラと気ままなドライブ。葡萄狩りをしようということになり、一の宮付近で車で走らせる。ここらあたりは本当にたくさんの葡萄園。午後4時ぐろいに「勝王園」というところに直感で入った。ぼくの直感は、ある時はするどい。
「まだ葡萄狩り、できますか?」
と車のウィンドウを開け、声をかけた。
「いいよー」というおじさんの声。かたわらに、おじさんのお嫁さんらしき人。この人は本当にお嫁さんであった。
葡萄狩りの前にこの葡萄園から取れた白ワインを試飲しろと言う。飲んでみたら、本当においしい! フルーティな葡萄の果実の甘さと香り! 最高だった。
葡萄を摘みに行き、その後ベンチに座り、ゆっくりしていると、葡萄を一杯摘んだ籠を持った、もう一人のおじさんも現れる。
なんだかんだと酒盛りが始まってしまったのだ。このあたりは、お日様みたいな一緒に来た友だちの明るい人の心のおかげかも。ぼくは、人見知りでシャイだから、こうは行かないです。
酒盛りで、文字通り盛り上がって、楽しかった。ぼくは運転手で飲まなかったけど、釣りの話、ゴルフの話、東京の話、神奈川の話、山梨の話、音楽の話、一杯。「農村ボーイ」とか「ノラリーマン」とか笑わせてくれたりして。野外のつかの間のホームパーティーにお招きされたのだった。
いい思い出とワインと葡萄の香りが一杯の車の中、帰り道、中央高速でアクセルを踏んだ。

日曜日



古友だちのきくちのりゆきの一周忌のパーティ。パーティという言葉が不適切かもしれないが、ご勘弁を。
よくぼくは、年月が過ぎても変わらないと良く言われるのだが、のりゆきに5年前に会った友だちがのりゆきは全然変わっていなかったという。ぼくも変わらない歌を歌ってしまった。そして、同じく変わらないシゲマツくんのセットでは東京ボブディランのシークレット・ギグになってしまった。相変わらず、かっこいいのぅ。
打ち上げで懐かしい昔話ではなく、今の話。ぼくは、昔、あーだったこうだったというのは好きではないのです。けれど、思い出というのが嫌なわけでもない。
今だってそうさ。いつだってそうさ。
変わらないこと、いいことなのかな?
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地元の相模大野の食と音楽の祭り、「もんじぇ祭り」でボランティアをした。みんな、テキパキとよく仕事、できるなぁ。なんか、要領を得なくて、ぼくは戸惑ったり、まごまごしたりする。だめだなぁ。来年もすると、今年の経験が生きて、少しはまともなボランティアになれるかしら?

主な仕事はテントの設営とゴミ袋回収でした。そんなことをしながら大江健三郎の「河馬に噛まれる」という小説があったのを思い出した。話の筋を少しだけ思い出した。それは連合赤軍事件でトイレ係(山中のアジトを転々としながら、多分、仲間のもっとも嫌がる仕事、トイレの設営と始末みたいなこと)をしながら、友だちのリンチによる悲惨な死を目の当たりにし、なぜか生き延び、その青年が刑期を終え、心に深く傷を負いながら、アフリカにボランティアに行き、そこで事故で河馬に噛まれるという話であった。

ぼくは地味な下働きをする人を尊敬する。みんな、偉い。
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きっと二枚あったら、日本国本州を一周できそう。

ぼくはてっちゃんの味方です。
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京都の園部の駅で乗り継ぎの列車を待ちながら思った。

軟弱な恋の歌を聴いたり、歌ったりするのが好きなぼくだが、そこには高邁な理想も社会性もないような気がするけれど、本当だろうか? 友だちの友だちのある本物のブルーズマンは、おれはあたり前の日常しか歌わないと言う。きっとそれでもいいんだ。

恋の歌は愛にその手を差しのべて、とても明るくて強い。軟弱なんかあるもんか。

北西に向かう。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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