えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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淵野辺の公民館で開催されている「アフリカ・ヘリテイジ・フェスティバル」というのにぶらっと行ってみた。多分、これは淵野辺近くのアフリカっぽいお店が集まってのイベントだと思う。そこで、アフリカの人がパーカッションを叩いていた。すばらしいリズム。こういうのを聞いてると、世界はリズムで動いているのだと確信すらするのだった。そこで、観客として見ていたアフリカの人が奇妙な声を発した。高い笛のような声はぼくには真似ができない。ああ、そうか、これが、John Coltraneで有名な"Afro Blue"の詞の中に出てくるCocoa hueとはこのことかと思った。暑い晩夏のアスファルトの向こうに蜃気楼があって、そこは夢の国で、アフリカかもしれない。詞の冒頭の意訳です。

「夢の国、
私の魂はそこからやってきた
ドラムを連打する
輝ける影が舞い
COCOA HUE
夜のように豊かな
AFRO BLUE」

(パーカッションをする友だちに見せてあげたかったな)


第一回アフリカ・ヘリテイジ・フェスティバル公式ホームページ
http://africah.web.fc2.com/index.html
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いつも思い出したように行ってしまう温泉宿がある。山梨県の下部温泉の湯元ホテル。武田信玄の隠し湯といわれたここの温泉町は秘湯の名にふさわしい。普通のあったかい湯と30度ぐらいのあったかくない湯に交互に入るこの温泉のしきたりにあわせて入っていると、身も心もすっきりするようだ。それから、この温泉町自体が、時間がゆっくり、もしくは止まっているみたいで、なんか、異世界に来たようなのでもる。最寄りの身延線は1時間に1回しか動いていない。都会から3時間とか4時間のところに不思議な湯のいづる不思議な村があるのです。


湯元ホテルのページ
http://www.shimobeonsen.com/
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長野県小布施の岩松院で鳳凰図を見た。この曹洞宗のお寺の本堂の二十畳もある天井を飾る鳳凰図は北斎の生涯のもっとも終りの名画であるという。この鳳凰は八方を睨んでいるというのだが、人によっていろんな風に見えるという。ぼくが天井を見上げて、寺院の空の方角の天井にいまします鳳凰さまは、やっているねという謎のような言葉をぼくの耳元で囁きかけ、ぼくを励まし、応援し、微笑しているようなのだった。その眼差しは何もかもを見通す仏陀の一瞥のようでもあった。ひまわり咲き誇る暑い夏の日のできごと、鳳凰は不死鳥であり、何度でもやってきて復活し、空を天翔るというのです。
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武田信玄の隠し湯と謳われるとある温泉町、とある温泉旅館のとある部屋の夜の三時過ぎだった。深夜に温泉に浸かり、少しテレビを見て、テレビを消し、寝入ろうとすると、ひとりでにテレビの電源が入り、CCRの「雨を見たかい」が鳴り、ブラウン管にはローカル列車とどこかの日本の田園風景が写しだされる。どうして? 隣の部屋のリモコンで作動した? それとも?

(友部正人の「ゆうれいなんていかしてる」って歌を思い出したのだった)
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この前、小さな旅をした。その宿に着いたのは午後の三時ごろなのであった。千葉の鴨川の方から山に車で登っていくと清澄寺という寺があって、さらに山を登っていくと、木更津市とのちょうど境に「秘湯の宿 白岩館」はあったのです。そのお宿は七十歳過ぎの元気なおばあさんと三十代か四十代の男の人の営む十二畳が二部屋のみの硫黄温泉の宿であった。宿の男の人に温泉の入り方などを案内してもらい、その男の人は、さっき、鹿が猟で仕留められた、解体する現場を初めて見た、すごかったなどと語る。今夜は鹿肉が食べられるかもしれないなどと思う。このあたりは、鹿や猪、猿などがたくさん出没するらしい。宿で飼っている一歳になる柴犬が夜中に吠えるのは、そのせいらしい。そんな中、今夜の泊まり客はぼく一人らしい。

夕食前にひなびた温泉に入っていると、硫黄の湯のあの独特のゆで卵みたいな匂いの立ち込める中、天気雨ならぬ、天気雪が降ってきた。ほとんど雲のない暮れかかる空を見渡して、どこから降ってくるのだろうと不思議に思う。はらはらと雪が硫黄の湯に溶けていく。いい湯だなぁ。

夕食になり、猪鍋や焼き物を炉ばたで箸でつつく。どれもおいしくて、しかも量もいっぱいで、ビールやお酒もすすみます。炉ばたというのが何とも風情があるし、しかもおいしくて、たくさん。さっき猟をされたという鹿の肉も出てきた。焼いて塩で食べてみると、牛肉のさっぱりした赤肉のような味。さっきまで野山を駈けていたものを食べているのかと思うと、すこしどきどきする。

夕食の後、再び、風呂に入る。露天の夜空の星がはっきり輝いていてきれい。部屋に戻りうだうだしているうちに夜もふけ、十一時前にふとんに入る。夜の三時ごろ目が覚めて、テレビを付けてみる。俳優の林隆三さんがNHKのアナウンサーとともに宮澤賢治の童話「鹿踊り(ししおどり)のはじまり」を朗読しているのだった。その童話の主人公は動物たちの声を聞けるようになり、自分の落としていった手ぬぐいを鹿がなんだろうと不思議に思い、踊っているのを見るのだった。いのちをいただくというようなことを思った。明日からぼくも生きものたちの声がはっきりと聞こえるのではないか?

旅から帰り、こたつに入っていると、うちにいる犬のレオが暖かくともっている石油ストーブの前まで歩いていき、ぺたんと腹ばいになった。レオのこんな声が聞こえた。

「ここあったかいな。これのせいかな?」

あの湯宿にまた、今度は誰かと訪れたいなと、思い出す。


秘湯の宿『白岩館』館主さんのブログ
http://ameblo.jp/shiraiwakan/
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謹賀新年。

善光寺に詣でました。

ふと思った言葉・・・

「ゆめゆめうたがうことなかれ」
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旅心がうずいて旅に出る。とりあえず北西に向かう。長野の手前の高速道でチェーン
規制。あぁ、そうですかとおまわりさんに従う。なれないものだから、以外にてまどり、過ぎた時間が三十分。走り初めて数十分。コロコロ車転がすと、車輪から変な音がする。路肩に止めて点検する。チェーンが切れていた! 切れたチェーン外し長野のインターチェンジを出る。出たインターチェンジのすぐにあるコンビニに止めて、もう片方のチェーンを外す。その次入ったガソリンスタンドでチェーンはないかと所望する。ないと言われて、この近くにはオートバックスないかと尋ねれば、イエローハットを教えられ、急いでチェーンを購入す。イエローハットの貼紙にチェーン装着最高五十キロとさとしてる。そういゃ、八十出していた。ホテルによれよれたどりつき駐車場を案内されるが、近くに屋根なし遠くに屋根あり。屋根なしでいいと言ったけど、大雪になりそう長野県。あとで遠くに移動する。不安は雪でうずもれてチェーンがはけない因果かな。屋内ならば大丈夫。車移動のその後に、やっと居酒屋一息つく。天気予報が気になるわい。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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