えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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旅心がうずいて旅に出る。とりあえず北西に向かう。長野の手前の高速道でチェーン
規制。あぁ、そうですかとおまわりさんに従う。なれないものだから、以外にてまどり、過ぎた時間が三十分。走り初めて数十分。コロコロ車転がすと、車輪から変な音がする。路肩に止めて点検する。チェーンが切れていた! 切れたチェーン外し長野のインターチェンジを出る。出たインターチェンジのすぐにあるコンビニに止めて、もう片方のチェーンを外す。その次入ったガソリンスタンドでチェーンはないかと所望する。ないと言われて、この近くにはオートバックスないかと尋ねれば、イエローハットを教えられ、急いでチェーンを購入す。イエローハットの貼紙にチェーン装着最高五十キロとさとしてる。そういゃ、八十出していた。ホテルによれよれたどりつき駐車場を案内されるが、近くに屋根なし遠くに屋根あり。屋根なしでいいと言ったけど、大雪になりそう長野県。あとで遠くに移動する。不安は雪でうずもれてチェーンがはけない因果かな。屋内ならば大丈夫。車移動のその後に、やっと居酒屋一息つく。天気予報が気になるわい。
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前の夜は友だちの三周忌の集まりが池袋のポルカ・ドッツであったので、がばがば酒を痛飲してしまった。それでも、朝までとはしないで最終電車に乗って家に帰った。

次の日、千葉の飯岡までドライブして日帰りの小さな旅です。「海と大地と民の音楽祭」を見に行った。そこでの出し物で「都市伝説・天保水滸伝! 飯岡助五郎没後150周年記念」がすごく良くて感動した。スミ☆アヤコちゃんが幕末期に飯岡に生きた飯岡助五郎の物語を語り、ジョン・海山・ネプチューンさんが尺八とパーカッションの音楽で応える。演目が終わった時、拍手がさざ波のように広がり、その物語を聞いたお客さんらのひそひそ声が、館内一杯に広がったのだった。

講談などではならず者の博徒として描かれることが多い飯岡助五郎だけど、今日、演じられた物語を作った性さん(ペン・ネームです)は、今日のお祭りに配られた一枚の解説文にこのようにも書いている。

「飯岡まちおこし実行委員会から「助五郎はいい人だった」と何度も聞かされ、また、飯岡助五郎研究家である伊藤實氏から、飯岡助五郎の姿絵に添えられた文に「国事に尽くし」と綴られているのを見せてもらったのがヒントになった」

正史ではなく、もしかしてこれは、飯岡助五郎の真実の外伝の驚きと感動が、聞いていた人たちに広がったさざ波のような拍手とひそひそ声になったようでもあったのだ。

千葉の対岸にある横浜では開港150周年だ。その反対側のなだらかな砂浜の続く小さな町々にもいろんな物語があって、そんな町の一つである飯岡では、150周年を静かに悼んでいる。ぼくは小さな町から発せされる真摯なメッセージのことを思う。そして、150年前に逝ってしまった一人と、3年前に逝ってしまった一人のことを、旅の帰りのドライブをしながら、思い浮かべてしまう。


ポルカ・ドッツのホーム・ページ
http://www.polkadots.jp/index.htm
ボブ・ディランとアメリカのフォーキーなオールド・オールド・ミュージックがかかるいい感じのバーです。

スミ☆アヤコちゃんのホーム・ページ
http://mainitisumi.com/
パンチのあるブルージーでソウルフルな歌を歌ってくれます。

ジョン・海山・ネプチューンさんのホーム・ページ
http://www.awa.or.jp/home/jneptune/index.html
すばらしい尺八の音色にぼくは魅了されました。
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あるものを見に行きたくて旅をするのと、たまたま旅であるものごとに出会って、興味を持ってしまうのと、どちらもあると思うのです。



高知は行ったことがないなぁと思い行ってみたのだが、やはりカツオのたたきは、居酒屋で食べてめちゃくちゃうまかった。醤油ではなくてあら塩でぶつ切りになった切り身を食べるのです。本当にあんなうまいたたきは初めてだった。高知はおいしいものがたくさんあるところだ。




坂本龍馬記念館というところにも行った。どうして、坂本龍馬があんなに人気があるのか今までわからなかったのだが、なるほどと思った。龍馬ってすごく魅力的な人物だったのだ。記念館では「-龍馬の望まなかった戦争- 戊辰戦争展」というテーマ展が開かれていて、変な言い方かもしれないけれど、龍馬ってとてもピースな人だったらしい。それに高知の人は本当に坂本龍馬のことを故郷の誇りとして思っているのをひしひと感じたのです。こういうのを感じたのは、宮沢賢治の花巻を旅してから二度目なのだ。坂本龍馬について書かれた本を何か読んでみたい。推薦本とかないですか? 漫画でもいいよ。



高野山に行った。電車に乗って、ケーブル・カーに乗って、バスに乗って、山を登りつづけると、寺ばかりの町が忽然と姿を現す。神秘的。空海の真言密教の聖地だそうだ。雷すら鳴る雨の中、外国からのツーリストやバック・パッカーもたくさんいて、お遍路さんもいて、寺の見学などをした。寺のあるところに大きな広間の休憩所みたいなところがあって、そこには大きな曼荼羅が飾られていた。お茶とお菓子をさしだされて、いただいていると、女のお坊さんが現れて、お話をしてくれた。曼荼羅の中に描かれている神様には貴賎はなく、どの神様にも偉いとか強いとか高いとかはなくて、それぞれがそれぞぞれの役割があって、仏として輝いているそうだ。その曼荼羅にはさまざまな動物たちも描かれている。そして、誰の中にも生まれた時から仏があって、その仏をいいことをして育てていきましょうみたいな話だった。いいこと言うなぁ。感嘆。ところで、真言宗って、密教って何なんだと思い、家に帰ってきてから調べてみると、もっとも大事にしていて常に読んで唱えているお経が理趣経といい、あるところにこんなことが書かれているそうな。

「妙適淸淨句是菩薩位 - 男女交合の妙なる恍惚は、清浄なる菩薩の境地である
慾箭淸淨句是菩薩位 - 欲望が矢の飛ぶように速く激しく働くのも、清浄なる菩薩の境地である
觸淸淨句是菩薩位 - 男女の触れ合いも、清浄なる菩薩の境地である
愛縛淸淨句是菩薩位 - 異性を愛し、かたく抱き合うのも、清浄なる菩薩の境地である
一切自在主淸淨句是菩薩位 - 男女が抱き合って満足し、すべてに自由、すべての主、天にも登るような心持ちになるのも、清浄なる菩薩の境地である
見淸淨句是菩薩位 - 欲心を持って異性を見ることも、清浄なる菩薩の境地である
適悅淸淨句是菩薩位 - 男女交合して、悦なる快感を味わうことも、清浄なる菩薩の境地である
愛淸淨句是菩薩位 - 男女の愛も、清浄なる菩薩の境地である
慢淸淨句是菩薩位 - 自慢する心も、清浄なる菩薩の境地である
莊嚴淸淨句是菩薩位 - ものを飾って喜ぶのも、清浄なる菩薩の境地である
意滋澤淸淨句是菩薩位 - 思うにまかせて、心が喜ぶことも、清浄なる菩薩の境地である
光明淸淨句是菩薩位 - 満ち足りて、心が輝くことも、清浄なる菩薩の境地である
身樂淸淨句是菩薩位 - 身体の楽も、清浄なる菩薩の境地である
色淸淨句是菩薩位 - 目の当たりにする色も、清浄なる菩薩の境地である
聲淸淨句是菩薩位 - 耳にするもの音も、清浄なる菩薩の境地である
香淸淨句是菩薩位 - この世の香りも、清浄なる菩薩の境地である
味淸淨句是菩薩位 - 口にする味も、清浄なる菩薩の境地である」
(Wikipediaより)

うっ、エロいことはいいことなのか? びっくり。真言宗はもっとも厳しい修行をする宗派であったような記憶があるけれど、こういうことらしい。

「真言密教の自性清浄を端的に表した句偈であり、人間の行動や考え、営み自体は本来は不浄なものではないと述べていることがその肝要である」
(Wikipediaより)

なんだぁ。真言密教について書かれた本を何か読んでみたい。推薦本とかないですか? 漫画でもいいよ。

(ちなみに高野山は和歌山県です)
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青春18きっぷをにぎりしめ、旅に出た。昨日は不採用通知が届いていたし、けれど、半分は想定内なのさ。鈍行列車5日分で列車に乗ってさまようつもり。こんなブルーズがあったっけ。

「あのつづいて行く列車の枕木が ギターのフレットみたく見えないか?
あのつづいて行く列車の枕木が ギターのフレットみたく見えないか?
シカゴに着くころには おまえはキューンと泣きだすのさ」

今、西に向かってやって来た天竜川の駅は晴れた空。もうすぐ愛知県に入るころ。ぼくはどこに着くのだろう?

・・・

いつの間にか、電車の中で聞こえる言葉が、西の方のお国のイントネーションなのだ。女の子たちのピーチクパーチクが異国の小鳥の音楽のようだよ。

・・・



旅に出るといろいろ思ってしまう。

昔、会社の同僚だった人が言っていた。某国が攻めてきたら、おれは武器を手に取り、戦うと。戦って武器を取り、人を殺し、殺されていく自分がいるならば、余りに可哀想じゃないかと、ぼくは思う。

また、もう一人の別の友だちだったあいつのことを思う。彼の口癖は、何とかなんてクズだぜと言うのだけど、そんなことを言いながら、おれを置いていって、どこかに去ってしまうのなんて、ずるくないかい? 「ジャングル・ブック」に書いてあったジャングルの掟って何だっけ? それすら思い出せないぼくは、すべての雑踏の声が遠ざかるようで、ぬめぬめした緑色をした水の中を泳いでいる魚のような感じなんだ。船はクズをいっぱい乗せているけど、さっさと去ってしまったおまえってずるくない? かっこいいまま、どこか知らないところに行ってしまってさ。誰かが高笑いする声が聞こえた。おまえってお人好しでいいやつだなぁって彼の声が聞こえた。おまえってやっぱずるいよって、ぼくは独りごと。

・・・



昨晩はちょっと呑んで、すぐ酔っぱらってしまった。なのに、宿に戻っても眠れない。頭の中でぐるぐる好きな音楽が螺旋を描く。例えば、Jimi Hendrixの"Hear My Train Comin'"、同じくJimiの"Machin Gun"、John Lennonが歌っていた"To Know Her Is To Love Her"、T-Bone WalkerのHelpless Nightとかって歌うやつ、Otis Reddingの"I've Been Loving You Too Long"、Parliamentの"Mothership Connection"、James Brownの"Cold Sweat"、Burning Spearの"Resting Place"、あげればきりがない。ギターを弾きたくなったけど、そんなもの持って来てねーだ。

なぜか、キューブリックが原案を作って、スピルバーグが監督した"AI"という映画が頭から離れなくなった。あの不可解な結末はハッピー・エンドと言えるんだろうか? 謎だ。

あっ、大きい橋を列車が渡った。ガタンゴトン~~~。

・・・



先頭の座席にすわっていると、電車でGO!みたいだ。しかし、この一両編成のこの列車、揺れがすごいなぁ。止まる時のバキンっていう音はなんだろう? おまけに進行表は手書き。

南に向かって進んでいるよ。いくつもの秘境駅を通りすぎ、昔の日本にタイム・スリップするようで、頭がクラクラするよ。あぁ、南に行くほど気分がいいぜ。陽射しが明るくなってくる。おらぁ、やっぱ九州生まれの髪がちぢれた南方系なんだな。

それに今年の旅には異変がある。同じような鈍行の旅をしている女子をよく見かける。ローカル列車の中で田舎の景色に目をまんまるくしてキャーキャー言っているではないか。巷では鉄ちゃんならぬ鉄子と呼ぶらしい。一昔前は変人男子ばかりだったのに。かく言うぼくも、その一人。

鉄ちゃん、鉄子、万歳。

・・・



海って、でっかい!

いこうぜよ!

(旅はまだまだつづけど、日記はこのへんでおしまい。電池がねーだ。チャオ。)


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スミ☆アヤコちゃん(http://mainitisumi.com/)とミカねーさん(http://pocopana.web.fc2.com/index.html)が夏だけの今だけの相模大野のビアガーデンで歌うのだと聞いて行ってみた。再開発の鉄柵にかこまれたその一角はあったのです。歌声は曇り空にとけていく。再開発がいいことなのか、そうではないのか、さっぱりわからなくなる。ぼくは裏通りの祭りを追い求めてさまよっているようなのだ。どこででも、おらぁ、よそ者みたく感じるけど、旅に出たくなるよ。
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今週の木曜日、7月16日(木)が初回の雇用保険の初回の説明会があるかと思うと、無性にどこかに行きたくなった。仕事さがし、仕事さがし・・・。高田渡の「仕事さがし」っていい歌だなぁ。

「乗るんだよ 電車によ
乗るんだよ 電車によ
雨の日も風の日も
仕事にありつきたいから

飲むんだよ にがいコーヒーをよ
飲むんだよ にがいコーヒーをよ
履歴書を書く為に
仕事にありつきたいから

新聞を見たよ 新聞だって見たよ
電話だってかけたよ
仕事にありつきたいから
ずい分 歩いたよ
毎日 毎日ね
いろんな奴にもあったよ
仕事にありつきたいから」

いろんな意見を言われた。しっかりさがせ、保険をもらいきるまでプラプラしていていいじない、じっくりさがせ、やばいっすよ、そのうち見つかるんじゃない、・・・。みなさん、励ましのお言葉、ありがとうございます。それで、二つぐらい呼吸をしなくてはと思ったような気もして、どこかへ行きたくなるのはなぜだ? 高田渡、わたりんはコンサートで楽しそうに、放浪ではないんです、流浪なんですと言っていたけど、ぼくには旅じゃ。やっぱ、どこかに行きたくなる。

写真をよく見てください。この古い町並みはどこでしょう? 車でたどりついたのよ。はい、あなたぁ、九州じゃあありませんです。九州はいいとこだし、ぼくも少なからぬ縁があるんですがね。

答えは岐阜県の飛騨高山です。陸の孤島みたいな町です。温泉付きのホテルに泊まり、夜の小さな繁華街の居酒屋へ行く。「いずみ家」というお店に入り、店内にはジャズやソウルがかかっている。雰囲気いいなぁ。おっ、板前さん、若い。もう一人の注文を聞きにくる女性も若い。飛騨牛とか富山湾でとれた蛸の刺身とか食べていると、もう一人の板前さんが登場。で、この人も若い。けれど、お客はぼく一人、この店は、大丈夫なのか、けっこう料理はおいしいのになぁと思っていると、若い女性のみの4人組が入ってくる。次に若い女性が1人。また、女性連れ3人が入ってくる。ぼく以外はお客さんはみんな女性で、なんかハーレムだ。

いろんな町の居酒屋に入ったことがあるけど、いい店を見分ける簡単な方法に、その店にカップルではなくて女同士のお客、とくに若い女性だけで、のれんをくぐるのを見たら、あとをつけて、そのお店に入っても、失敗はない。もちろん、ストーカーに間違われたりはしないので、ご安心を。若い女の人ってシビアなんだよなぁ。雰囲気、店員、味、すべてを感じていて、気に入らなきゃ、二度と来ないって人は多いのじゃないか?

次の日、高速道路じゃない下道を大好きな古いR&Bなぞをカーステでかけながら、いっぱいドライブした。いい天気。梅雨明けかな?
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高尾山に自転車で行ってきた。往復で40km以上です。薬王院にお参りをしながら、頂上まで登った。山道を登っていると、たくさんの鳥の声が聞こえる。修験道の霊験あらたかなこのお山は、いろんな生き物の暮らす清水と緑豊かなお山であるらしい。このお山に高速道路のトンネルを造るという計画が30年前からあり、着工されつつある。疑問というか反対!

この前、ジョー・ヒルという人の「20世紀の幽霊たち」とい小説集を読んだのだけど、その中に「木だって幽霊になる」という書き出しで始まる「死樹」という小説があって、本当に短いその物語に感動した。庭の大木を伐った主人公が、その庭で急に風が吹き、何かがむせび泣く気配を感じるという話だった。

ぼくは、この高尾山でも自然が蹂躙された草木や生き物の泣き声を聞くことになるのだろうかと思い、さらに、ぼくの住んでいる相模原も子どものころは、森も深く、カブトムシやクワガタもたくさんいて、雑草ばかりの原っぱが続いていて、その景色が幽霊みたく今でもここにあって、幻みたく見えたりもするのです。

高尾山の自然をまもる市民の会のホームページ
http://www.naturetakao.com/
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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