えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ





あけましておめでとうございます。2014年のお正月に諏訪への旅に参りました。参るというのは詣るでもあり諏訪大社の四社に気まぐれにお詣りしたいなぁ、とも思ったのです。諏訪大社は満願成就の神さまということで、なんでも叶う、ということらしい。ぼくの好きな言葉の一つでもあるそれは「ゆめゆめうたがうことなかれ」で、「努々疑う事なかれ」と書くのです。


ゆるーいハイキングということで、小田急線向ヶ丘遊園駅から歩いて15分のところの日本民家園に行ってみた。ここは昔、遊園地だったあたりで、月日とともに変わりゆき、今では、かなり広い丘というか、もしくは小高い山の中の森に日本各地からの古民家が移築されていて、1時間ほどのハイキング・コースになっている。
昔の日本家屋はけっこう広いんだな、と思った。いくつか、家屋の中も見学できるようになっていて、平日の人の少ない昼間に枕を持ってやってきて、これらの古い家屋の中で昼寝などをしたい、などと思った。どんな、夢をこの古い家たちはぼくに見せてくれるのだろう?
あるイギリス人はイラク戦争に向かうアメリカ人を見て、彼らは敗れ、彼らの牧場に帰っていくだろう、と言ったそうだが、ぼくたちはこれからの100年をかけて、ぼくたちの里山に帰っていくのではなかろうか、そんなことを夢見るように思い浮かべた。アフリカ人ならば、草原に帰っていき、南アメリカではアンデスの湖のほとりに帰っていく。バビロンにはもう戻らない。その時、ぼくたちの水車小屋では蕎麦豆から蕎麦粉にする、かたかたという音が聞こえてきそうな気もしてきて、午後の懐かしい夢が、麦わらの匂いとともにやって来そうだった。


よく朝、小雨の中、下部の温泉の町から本栖湖に向かい、西湖、河口湖、山中湖を抜けて、道志道から相模湖に向かい、帰りました。本栖湖から西湖への道で青木ヶ原の樹海の中を抜けるのですが、紅く色づいた葉が水に光り、その葉っぱたちが冬の前の栄華を競うかのようで、美しい絵の中を車で走っているかのようでした。特別なことはなく、ただ秋なんです。秋は小雨ですな。感動して目がうるみました。これを写真には写せないだろう、と思い、写真はあえて撮りませんでしたが、夢に出てきそうです。と言うより、夢の中にいたみたいです。おしまい。
http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4615.html
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