えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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きのうの夜はこんなのを聴いて眠りました。今朝も起きて聴いています。

すばらしい音楽はほんものの日本語のソウル・ミュージック。そして、歌詞カードに添えられた作家の太田和彦さんの「41年前のカセットテープ-このアルバムの経緯」の文責に思いがじんわり溢れている。太田さんは三人組のころのRCサクセションのライブにいつも通うほどのファンで、楽屋にお酒を差し入れなどをしていたそうだ。太田さんの文から引かせてもらいます。

「それは清志郎永遠のテーマ<魂の救済>の最初の発露だった」

そして、こうも書いているのに回りを見回しても、ぼくはまったく賛成してしまう。

「清志郎は偉大だった。反体制マインドを片時も失わず、リリカルに心情を歌い上げた真の音楽家だった」




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遅れてやってきたとびきりファンキーなブギ・ブルーズ・マン、ハウンドドッグ・テイラーのライブ・アルバム"Hound Dog Tayler & The House Rockers Beware Of The Dog"を聴くとどうしても踊りださずにはいられないのです。バンドのハウスロッカーズはベースなし編成で、ギターのブリュワー・フィリップスとドラムのテッド・ハービーの鉄壁の二人でそこにハウンド・ドッグ・テイラーの日本製ギター、テスコのスライドのエグミ百点満点のごきげんなサウンドが響きわたる。歌は南部から山だし兄ちゃん丸出しのいなたさで、これまた最高。ブルーズをブギるためにこの三人はこの世に生を授かったに違いないのだ。このアルバムで聞けるハウンド・ドッグのMCでは、「朝の五時までやるぜ、マッポもとめられっこないって」。そして、踊りつかれたあとにラストの"Freddie's Blues"でぼくの胸はジーンとするのでした。










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このライブアルバム"FAIRGROUND ATTRACTION KAWASAKI Live In Japan 02.07.89"を聴いて友だちがよくライブで歌う"Allelijah"がFAIRGROUND ATTRACTIONのナンバーであるのに気づいた。1980年代というとプラスティックなビートばかりのポップミュージックばかりとなって、ほとんどその当時の同時代アルバムは買って聞かなくなってしまい、再発されたり中古レコード屋さんで見つけたブルースやソウル、リズム・アンド・ブルースばかり聴いていたのだが、1980年代の終りの頃に発売されたこのFAIRGROUND ATTRACTIONの残したたった1枚のアルバムにはぐっときて、何度も何度も聴いたと思う。そんな彼らのライブアルバムを聴いて、なんとも芸達者であるソウルフルでイギリスっぽい音楽が永遠の神奈川県の川崎の音楽の夜でもあったと感じ入った。この音楽の幸せに身を浸します。

裏ジャケットの(多分)カワサキの古いバイクがおしゃれですな。おやすみZZZzzz.....

Fairground Attraction

http://www.youtube.com/watch?v=g8zJ6p6sCCc&feature=fvst







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遅い夜まで残業し、やっと家に帰り着き、真夜中かけるのがこのアルバム"RED GARLAND TRIO AT THE PRELUDE"。1959年のライブです。疲れた心がとっても癒され、休まります。スタイリッシュでムーディー。ブルースの曲を演奏しているわけではないのだけど、レッドのピアノにこんなにやさしくて、さりげないブルースの表明の仕方があるのかと、感心してしまう。








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沖縄を旅した時、沖縄の人は「ビーチ・パーティー」とは言わず、「ビーチ・パーリー」と言っていたのは、まったくの余談かもしれないけれど、この"bo-diddley's beach party"を聴くと、いつも胸の鼓動は高まり、熱くなってしまう。

このアルバムはボ・ディドリーの1963年のサウスカロライナのビーチにあるクラブでのライブを録ったもので、ジャケットの写真も雰囲気、あるなぁ。

1963年というと、まだビートルズやローリング・ストーンズが輸入されていなく、ケネディーが暗殺される前で、アメリカがモータウン社長の言う"Young America"であったころ。昔のアナログ盤でのB面1曲目のボのMCとオーディエンスとの熱狂的なやりとりとその後に歌う"I'm All Right"のハッピーさに胸が高まり、眼にうれし涙すら浮かぶころ、ロックンロールのオリジンはブルーズであるけれど、もう一つの根っ子、ゴスペルであるとも感じいった。I'm all right too!







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最近めっきりギターでの弾き語りばかりしているぼくなのですが、日本人のギター弾き語りをするミュージシャンに三人ばかり大好きな人がいる。友部正人、高田渡、友川かずきの御三人。この御三人の素晴らしいライブ・アルバムを紹介しながら、語ってしまう。

友部正人のライブ・アルバム「ブルースを発車させよう」はよく聴いた。自伝的な死んだ友だちを歌った「フーテンのノリ」、表題曲の詞が現代詩のような「ブルースを発車させよう」、おもしろおかしな「ゆうれいなんていかしてる」などどれも素晴らしいけれど、このアルバムの中での決定的な歌はアルバムをラストを飾る、なぜか一曲だけ入っているスタジオ録音の「放浪者」です。一回だけ友部さんのライブを生で見たことがるのは、横浜の寿町での夏のフリー・コンサートでもある夏祭りで弾き語りをしていた。その時、ボ・ガンボズとかも見たな。

高田渡の「Best Live」も本当に良く聴いた。このライブ・アルバムに入っている「ブラザー軒」という歌が最高なのです。菅原克己さんという詩人の詩、シンプルなコード進行を付け、語るように高田渡さんは歌っています。ある時から高田渡は自分で作詞をしなくなった。インタビューに答えて曰く、この世界には自分で作る詩や詞よりもいい詩や詞がたくさんあるからということだ。なるほどね。友部正人は、アコースティック・ギターを弾き歌うさすらいのロックンローラーなのだと思い、高田渡は本物のブルースマンだとも思う。今ごろ、やっぱり天国で歌っているのですね。

友川かずきの「ライブ 2005 大阪バナナホール」を聴きながら、いつまでも変わらぬ人だと驚き、その昔に初めて友川の歌をレコードで聴いた時の衝撃の感動が蘇る。この人、歌う時も秋田弁なまりで、絶叫するように歌います。ある雑誌か何かのインタビューでJanis Joplinが好きだとかと答えていた。なるほど。魂の叫びです。それから、彼の歌にあるメランコリーは、詩の心の塊です。中原中也とか村山槐多とか住宅顕信とか、言葉や絵の芸術家のことを、この人の歌をきっかけに知りもしました。友川さん、また生で見てみたいな。

2011年1月29日にスクールオブロック(http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine)でまたぼくも弾き語ります。NAOKIさん、オグリ昌也くんらも出ます。よろしくね。













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DOORS末期の凄まじいライブです。1970年4月10日のボストン・アリーナでの2つのショウを完全キャプチャーしたこのアルバムを聴くと、Jim Morrisonは、自ら"Shaman's Blues"で歌った歌詞にあるように、祈祷師であり、呪術師でもあり、そこで召喚されるのは土地を汚され奪われたアメリカ・インディアンやリンチされ吊るされた黒人でもあり、それ以上に、ベトナムから帰ることのできなかった名も無き若い兵士の霊であるのかもしれない。

永遠と途切れることもなくアドリブ的に演奏され、それは、エイトビートの激しいジャズのようでもあるけれど、Jimによる朗読と歌すらも、さらにアドリブで歌われることによって、コンサートは禍々しい儀式のようになっていく。音と歌が地を這い、天に舞い上がる中、セカンド・ショウの後半ともなると、オーディエンスが静まりかえっているのだ。永遠に続くかのようなこの夜の祭りは、主催者による電源断によって唐突に終り、戸惑う客席の声に混じり、Jimが怒気荒く、捨て台詞に"Cock sucker!"と吐き捨てて終わる。怖えー。






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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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